本校専攻科生の論文が査読付き国際学術誌に掲載

 本校専攻科応用化学コースを2026年3月に修了した塙未桜さんと、同コース2年の松本実優さんを著者とする学術論文が、査読付き国際学術誌『Journal of Non-Crystalline Solids』に掲載されました。塙さんにとっては、本校在籍中に取り組んだ研究成果によるもので、査読付き国際学術誌への掲載としては2報目となります。また、松本さんは本研究において高品質な実験データの取得に貢献しました。

 本論文では、有害な物質を閉じ込めて環境への放出を防ぎ、人の健康を守る鉱物が、無機材料中でどのような成分からできているのかを調べました。これまで有力な説が2つありましたが、リン酸の組成を変えたモデル試料を合成して検証した結果、1種類のリン酸だけでなく、オルソリン酸とピロリン酸が混ざった構造であることを明らかにしました。これにより、従来の仮説の一つに対して新たな知見を示すことができました。

題名

Insight into phosphate components of amorphous hydroxyapatite precursors in calcium aluminate cement modified with sodium polyphosphate

掲載誌

Journal of Non-Crystalline Solids, 690 (2026) 124265
DOI: https://doi.org/10.1016/j.jnoncrysol.2026.124265

著者

塙 未桜(産業技術システムデザイン工学専攻 応用化学コース2026年3月修了)
松本 実優(産業技術システムデザイン工学専攻 応用化学コース2年)
入澤 啓太(化学・生物・環境系 准教授)

学生のコメント: 松本 実優 さん
(産業技術システムデザイン工学専攻 応用化学コース2年)

「査読付き国際学術誌に論文が掲載され、読んでいた論文の中に自身の名前を残せたこと、そして科学の発展に少しでも貢献出来たことを大変うれしく思います。良質なデータを得るまでには試行錯誤の連続でしたが、粘り強く実験に向き合い、取得したデータが公表されたことは自信となりました。今回の経験を糧に、今後もより一層研究に励んでいきたいです。」

指導教員のコメント: 入澤 啓太
(国際創造工学科 化学・生物・環境系 准教授)

「本校における研究教育活動を通じて、学生が主体となって取り組んだ成果を2報の論文にまとめられたことは大変意義深いものです。塙さん、松本さんともに大きく成長してくれたと感じています。今後さらに飛躍されることを期待しています。」


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