よくあるご質問
高専について
- 中学校卒業の段階で進路を工業系に決めてしまうのが不安です。
- 高専への入学、編入学を考えているみなさんは、理科や数学が好きな人や技術や化学に興味がある方々が多いと思います。しかし、多少理科や数学が不得意な人でも工業を志すことに何ら問題はありません。
理科や数学が得意な人でも高専在学中に文系の勉強に興味を持ち、進路を変更したいと考える人もいます。最近では、文系の大学・学部でも高専生のための編入枠を設けているところがあり、理系以外の分野に進む人もいます。
最近、経済や社会科学の分野でも数学やコンピュータに関する知識が要求されるようになってきており、将来どのような分野に進んでも高専で学んだ経験は、大いに役立ち、みなさんの心の支えとなることでしょう。
- 高等専門学校(高専)は専門学校や高等専修学校とどう違うのですか?
- 高専は専門学校や高等専修学校と名前が似ていますが、制度上はっきりと区別され、高専は大学や短大と同じ文部科学省が定めた高等教育機関です。高専を卒業すると「準学士」と称されます。また4年制大学への編入学受験資格が与えられます。
高専では高度な学問や専門技術を教え、優秀な技術者を育てることを目指していますが、専門科目と同様に外国語、人文科学、社会科学、体育などの一般科目も重視しています。
- 茨城高専はグローバル高専校だと聞きました。授業は全て英語で行われるのですか?英語の授業についていけるかどうか不安です。
- 本校では、グローバル教育の一環として、英語を交えた授業を実施します。ですが、入学後、必要なスキルを徐々に習得できるような授業を行いますので心配しないでください。低学年から徐々に英語によるコミュニケーションに慣れてもらう予定です。エンジニアとして必要な知識を、日本語でも英語でも正しく理解し応用できるような授業を行っていきます。
入試全体について
- 入学者選抜について教えてください。
- 入学者の選抜には、「推薦による選抜(推薦入試)」、「学力検査による選抜(学力入試)」、「帰国子女特別選抜」及び「外国人特別選抜」があります。詳細は、募集要項・関連様式をご覧ください。
- 高専と県立高校に同時に出願できますか?
- できます。本校の推薦入試と学力試験は、それぞれ1月と2月にあり、県立高校にも同時に出願できます。ただし、入学の意思を示す確約書の提出期限は、県立高校の入試日よりも前にあります。
- 入学試験の出題状況や合格者情報をすぐに知りたいのですが、どのようにすればよいですか?
- 茨城高専では出願期間中に、毎日の出願状況をホームページに掲載しています。また合格者についても、合格発表日に受験番号をホームページに掲載しますのでご覧ください。
- 入試倍率の情報はどこを見ればよいですか?
- 過去の入試情報については、本校ホームページより、過去3年間の入学試験情報をご覧いただけます。詳細については、過去の入試状況をご覧ください。
特例適用制度について
- 特例適用制度は私立高校の単願と同じように受験で有利になりますか?
- いいえ、特例適用制度による出願をしても、合格基準は変わりません。ただし、特例適用制度での合格者は入学後、主専攻を選択する際に出願時に志望した系に優先的に配属されます。
推薦選抜について
- 推薦入試の倍率はどのくらいですか?
- 入試倍率は年度によって変わります。過去の入試倍率については、ホームページの過去の入試状況から確認できます。
- 推薦の出願資格の118以上というのは、どのように算出される数字ですか?
- 中学1年、2年の成績と、3年の出願時までの成績を足し合わせたものです。推薦の出願資格は、中学校で習う9教科(国語、数学、理科、社会、外国語、音楽、技術・家庭、保健体育、美術)の成績(5段階評価)を足し合わせた数が118以上です。この出願資格は推薦選抜のみ必要です。
- 適性検査とはどのよう問題が出ますか、難しいのですか?
- 非常に基本的な問題で、数学・理科の基礎力を確かめるための検査です。学力入試の問題は、全国で統一されていますが、適性検査は本校独自の問題です。下記ページで推薦選抜で実施する適性検査の問題サンプルを公開しています。
⇒ 過去の入試状況
学力選抜について
- 学力での3つの受験方法は、やはり併願が一番おすすめでしょうか?
- お勧めする出願方法は、受験生の希望によって変わります。学びたい専門分野が決まっていて、その分野以外を希望しない場合は“特例適用制度”、学びたい専門分野はあるけれど、茨城高専への入学を優先したい場合は“特例適用制度と通常学力入試制度の併願”、 学びたい専門分野に関してそれほど強い希望はなく、茨城高専への入学を優先したい場合は“通常学力入試制度”での受験をお勧めします。
- 内申点が低くても、学力で点数が取れれば入学できますか?
- 学力入試の場合、学力検査の点数を80%、調査書の内容を20%とした評価をしますので、調査書に不安があっても学力検査で挽回することは可能です。
- 高専の入学試験はどのような問題が出題されるのですか?
- 試験問題は中学校学習指導要領に基づいて作られており、基礎学力や思考力を重視したもので、中学校で学ぶ内容から出題されます。
最近3年間の入学試験問題は、下記の国立高等専門学校機構ウェブサイトの入試情報よりダウンロードできます。
⇒ 国立高等専門学校機構
主(副)専攻について
- どのような方法で主専攻を決めるのですか?
- 第1学年の成績や学校生活の様子等を考慮して決定します。
- 行きたい主専攻の系に入れないときはどうなりますか?
- 基本的には1年生の学年成績順に配属される主専攻(系)を決めます。定員に達した系にはそれ以上配属することはできませんので、その場合は、第2希望、第3希望の系に回ることになります。特例適用制度で入学した学生は、出願時に志望した系を入学後に変えなければ、志望した系に優先的に配属されます。しかし、通常学力入試で入学した学生は、必ずしも希望どおりに配属されずに他の系に配属される場合があります。もし、特定の系への配属を希望し、それ以外の系を希望しないのであれば、特例適用制度での受験をお勧めします。
- 2年生以降に主(副)専攻の系を変えることはできますか?
- 2年生進級時に配属が決まった後に、主(副)専攻の系を変えることはできません。1年生には共通の専門科目の授業を受けながら、主(副)専攻の各系の概要等を理解してもらいます。主(副)専攻の系を選ぶまでにじっくり考える時間があります。
- 副専攻の定員はありますか?
- 定員はあります。グローバル副専攻は28名、それ以外の副専攻は46名としています。副専攻の定員は若干変更になることもあります。
化学・生物・環境系の内容について
- 化学・生物・環境系は、“生物だけ・環境だけ”の勉強もできますか?
- いいえ、化学の知識を基礎にして、生物・環境に関する学修をするので、基本的には化学中心です。
学校生活について
- 入学時に準備しなければいけないのは、タブレットですか?それともノートPCですか?
- 仕様を満たしていれば、タブレット、ノートPCのどちらでもよいです。授業で使うのに必要な仕様は、入学手続の際にお伝えします。
- 車やバイクの免許が取れたときは、車やバイクでの通学は可能ですか?
- 免許を取ることはできますが、通学には制限があります。1~3年生には車やバイクによる通学を原則として認めていません。ただし、特別な事情がある場合は認める場合があります。4、5年生、専攻科生でも車やバイクによる通学には許可が必要となります。
- アルバイトはできますか?
- 学生は学業に専念しなければなりません。しかし、事情によりアルバイトをしたい場合は、アルバイト届を提出した後、原則、健康を保ち学業に支障がないならば認められます。ただし、学生の本分は学業にありますので、日常生活に乱れが生じた場合や学業に支障があると判断された場合は、保護者と相談し、アルバイトをやめるよう指導します。
その他
- 高専のことをいろいろ知りたいです。
- 中学生を対象として、毎年「一日体験入学」と「学校説明会」を開催しています。また、小中学生向けに科学の楽しさが体験できる「おもしろ科学セミナー」を開催し、高専に親しんでもらう機会を設けています。小中学生や社会人を対象とした「公開講座」も開催しています。
日程など詳しくは、「一日体験入学」、「学校説明会」は学校見学・説明会ページ、「おもしろ科学セミナー」、「公開講座」は各種講座案内ページをご覧ください。
なお、各種イベントは事前に申し込みが必要です。
- 女子学生が少ないのではと心配です。
- 全国51高専で11,000人ほどの女子学生が学んでいます。本校にも、令和6年度現在、218名の女子学生が在籍しています。女子学生のための施設も整っており、女子学生が快適に学生生活を送ることができるように配慮しています。運動部や文化部に所属している女子学生も多く、いろいろな大会や発表の場で活躍しています。また、卒業生も各方面でエンジニアとして活躍しています。
- 第4学生編入について教えてください。
- 高等学校等を卒業した方または卒業見込みの方は、本校のいずれの専攻にも志望することができます。各専攻とも募集人員は若干名で、選抜は学力検査、面接および調査書を総合して判定します。
最近3年間の編入学試験状況等は下記ページの「第4学年編入学」をご確認ください。
⇒ 入試情報【編入学】
- 学校見学や進路相談をしたいです。
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