キャリア支援室
茨城高専のキャリア教育とは
なぜ学び、どう生きるのか?
高専5年間をどのように過ごすのか?何を学び、どんな社会人になりたいか?
皆さんの未来に向けた「生き抜く力」を育むのが、本校のキャリア教育の特色です。社会や産業を知り、自分を理解するためのプログラムが準備されています。茨城高専で、勉強も課外活動も思う存分楽しんで、未来を生き抜く力を育んでください。
校長メッセージ
自分の可能性を自分で考えよう
キャリア支援室があり、そこに専任の教員がいる高専は全国的にも珍しく、赴任してきたとき「ここの学生は恵まれているなあ」と思ったものです。
今、高専の卒業生は社会から引く手あまたです。しかし、この売り手市場に踊らされて何となく就職・進学してしまうと、将来的に「自分の力に見合った評価がなされない」「自分のポジションに納得できない」といったことが起こります。それを防ぐために、キャリア教育・キャリア支援が重要なのです。
高専の大きな強みは、15歳からの5年間あるいは7年間で、自分で考えて、自分で手を動かして、自分の本当にやりたいことを見極めて、社会に出ていくことができるところです。
本校のキャリア支援体制は、大学の模倣ではなく、高専の特色を踏まえて、低学年から高学年まで学生の段階に合わせた教育・サポートが行えるものになっています。
本校は自分の本当にやりたいことを見つけられる時間をもっている学校であること、そしてそれを支援するシステムが整っている学校であることを、ぜひ知っていただければと思います。
茨城高専キャリア教育体系図
5年間で積み上げる、質の高い
キャリア教育
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1年生
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基礎教育
自分と社会について知り、2年次に向けた系選択につなげる
主に2年次に向けた系選択のためのサポートを行います。専門分野や大学進学といった進路についての情報を提供したり、自分と他者について理解を深めるためのコミュニケーションスキルを学んだりします。また学びと産業のつながりを意識することにより、系選択の方向性を探ります。
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2・3年生
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基盤教育
自分の価値観を意識し、自己理解を進めてライフプランを見据える
ボランティア活動やオープンキャンパスへの参加を行い、職業観や勤労観、倫理観といった自分の価値観を意識し、自己理解を深めるようにします。自己理解が進むと、進路選択の心構えや就職・進学に関する考え方を定めることができます。
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4年生
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実践教育
企業・大学研究で知識を蓄えて、インターンシップで実践力を鍛える
実際の就職・進学を見据えて情報収集をし、企業・業界・大学研究を行います。理解が進んだ段階で、大学や企業訪問、インターンシップに参加して現場のリアリティを体感します。これにより、実践的なスキルを身につけたり、専門分野での知識の応用を学ぶことができます。
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5年生
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発展教育
就職先・進学先の選定、試験対策を身につけてめざす未来へ!
就職・進学先となる企業や大学の選択方法から、面接・試験対策に至るまで個別指導を実施します。学生の強みや個性を引き出し、人柄や意欲がきちんと伝わるものになるようにサポートします。
7つの支援プログラム
海外留学・就職のグローバル支援
海外留学・インターンシップ・就職に関する個別相談に対応。文部科学省が官民協働で実施している海外留学支援制度、「トビタテ!留学JAPAN」の応募支援も行っています。
⇒ 本校学生3名が「トビタテ!留学JAPAN」高校生コースに採択
学内キャリア講演会
大手企業を中心に、高専生から関心の高い企業の人事担当者や技術者をお招きして、講演会を開催。働く上で大切なこと、専門知識の必要性といった貴重な話を直接聞ける機会があります。
⇒ ソフトバンク株式会社による特別講演会を開催しました
課題解決型インターンシップ
iR-MIPPEは地域連携で行う課題解決型インターンシップです。学生は企業の魅力や強みを分析する力、そして企業担当者との協働経験からキャリア意識や社会性を身につけます。
⇒ iR-MIPPEのプログラム内容
企業研究会
本科4年生・専攻科1年生及びその保護者を対象に、参加企業の事業内容、社会が求める人材や活躍できる人物像等について理解を深めることを目的としています。
⇒ 第2回企業研究会を開催しました!
大学・大学院の説明会
本校を会場として実施する説明会があります。研究科説明からカリキュラム、修了要件、学費、教授紹介といった基本情報から入試案内まで聞けることもあります。
保護者向け進路ガイダンス
就職・進学の理解を得る機会として、3年生の保護者を対象に、毎年秋に懇談会を開催しています。キャリア支援室の目的から就職・進学におけるサポート内容まで、丁寧に解説しています。
⇒ 令和5年度 保護者懇談会
就職対策講座
外部講師をお招きして、就活の不安や疑問を解消できる、さまざまな講座を開催しています。就職活動において必要な知識や方法、コツを基礎から丁寧にアドバイスします。
相談体制・担当教員紹介
毎週火曜日に個別相談を実施しています
4人の担当教員による個別相談は完全予約制となっております。毎週火曜に実施していますが、ご都合のつかない方には個別調整も可能ですので、ご相談ください。
就職・進学に関することに限らず、インターンシップやボランティアといった社会体験に関することや、留学や英語の勉強に関すること、卒業生(社会人や大学進学した先輩など)の紹介といった、ご相談も受け付けていますので、お気軽にご利用ください。
担当教員紹介
進学相談担当
迷いながらいい方向を考える姿勢は、
卒業後に必ず力になってくれるはずです
多くの情報が簡単に手に入る、入ってきてしまうなかで、「自分が何をしたいのか」を整理するのは大変でしょう。
迷っていい、むしろ迷うことが大事だと思うんです。自問自答しながら、将来やりたいことを見つけるきっかけになりますから。
迷いながら、いい方向を考える姿勢は、卒業後の進学先・就職先で困ったことがあったとき必ず力になってくれるはずです。
就職・インターンシップ相談担当
たくましくしなやかに生きる力
他人に惑わされず自分の道を進んでください
本校のキャリア教育は、5年間積み上げ型のプログラムです。皆さんには、5年という貴重な時間を存分に活用し、自らの成長を実感しながら、次なる挑戦に果敢に取り組んで欲しいと願っています。
私たちは、挑戦する皆さんを全力でサポートします!大手企業から地元企業まで、たくさんのパートナー企業が皆さんの成功を応援してくれています。
入学後は、低学年のうちから企業との交流の場を数多く用意していますので、専門性だけでなく社会性や主体性を磨いてください。
グローバル担当
若いうちの海外経験は英語力を向上させ、
視野を広げて意識を変えます
海外留学を希望する学生は多くいます。若いうちの海外経験は科学技術の標準語となっている英語力を向上させますし、何より異なった文化の人々と出会い、外国人として異国で生活する体験は、視野を広げて意識を変えます。
目的意識をもって1年から学べる高専ですから、ぜひ海外にも目を向けて、世界の産業界で活躍する人になってもらいたいと思います。
卒業生紹介担当
卒業生の声は在校生にとって、
大きな刺激になります
長い勤続年数と体育で全学生を担当しているというポジションを活かし、在校生と卒業生の間を結んでいます。
卒業生の生の声は在校生にとって大きな刺激になります。高専にいる15〜20歳は、勉強でも私が担当するスポーツでも人間が最も成長する時期。その大切な5年間のなかで学生がよく考え、決断する手助けができればと思っています。
進学・就職活動スケジュール
利用案内
開室時間:平日 8:30~17:00
就職、進学活動をサポートする書籍や、インターンシップ・説明会といった関係資料の閲覧ができます。
事務スタッフが常駐していますので、わからないことがあれば、お声がけください。
⇒ キャリア支援室の場所を確認する