校長メッセージ
茨城高専のウェブサイトにようこそ!
「茨城高専」という選択
本校は、1964年に国立の高等教育機関として創設され、2024年で60周年を迎えました。そして、現在まで9,000名を超える卒業生が世に出て、日本だけでなく世界の多方面で活躍しています。
茨城高専の特徴となる学科構成は現在、国際創造工学科1学科4系(機械・制御系、電気・電子系、情報系、化学・生物・環境系)からなり、5年間の本科(準学士課程)とさらにその上に2年間の専攻科課程から構成されています。特に本校専攻科への進学は、大学評価・学位授与機構の審査による学士取得も可能であり、大学院進学、経済的な理由からも検討に値する選択だと思います。
日本で生み出されたこの15歳からスタートする5年間あるいは7年間の一貫した専門教育システムは、国際的にみてもユニークで独創的であり、その優れた教育・研究実績から、海外でもKOSENモデルとして展開されています。
中学生の皆様へ
高専は、自然科学系専門科目を学ぶだけでなく、一般教養、基礎科学系科目も根本からしっかり学びます。実験・実習科目が多いのも高専教育の特徴です。座学で学んだことを実験・実習で確認する、身体に染みこませるイメージです。
そして、茨城高専の特長である“国際交流・グローバル化対応教育”では、1年生からGlobal Life Science(生命科学)とGlobal Awareness(国際政治経済)などを英語で学びます。さらに、学内では留学生(マレーシア、インドネシア、モンゴル、タイ、ラオス、インド、ベナン)と教室、学生寮などで一緒に学習・生活しながら、お互いの文化、言語、思想を尊重し合い、真の国際感覚を身につけることができます。最初は“何となく海外に興味がある”でも大丈夫です、キャリア支援室とグローバル教育センターがしっかり海外とのパイプを繋ぎます。
保護者の皆様へ
高専教育の目的は、社会や産業構造の変化に伴い、「実践的で創造的な技術者の育成」へと高度化しました。今後も工学分野は社会の要請を受けて柔軟に変化していく必要があります。本校はその変化を恐れず、現在進めている国際的に活躍する人財開発プログラムと並行して技術分野においても地球規模の課題に挑戦できる人財を育成していきます。
卒業生・修了生の進路は、就職、進学(専攻科、編入学、大学院)様々ですが、その中身である求人数の多さ、受験の機会など選択の幅が広いのも利点です。特に本校専攻科への進学は、特例適用制度による学士取得も可能であり、大学院進学、経済的な理由からも検討に値する選択だと思います。
企業の皆様へ
茨城高専の卒業生、修了生に対しいつも高い評価と関心をお寄せいただき感謝申し上げます。高専生は、座学に加え実験・実習、課外活動、ボランティア活動、さらには地域・社会の課題解決などに取り組み、学びを机上の空論ではなく、実践に結びつけるスキルを身に付けています。インターンシップから就職までこれまで以上に茨城高専の学生たちに注目していただければ幸いです。
茨城高専では教育・研究の質保証、向上、そして、社会の変化に敏感に対応した教育改革、地域連携強化を教職員が一丸となって進めております。今後ともご支援とご協力をよろしくお願い申し上げます。