目的・教育目標
教育理念
自律と創造
科学技術の進歩は我々に豊かな社会を提供する一方、
社会との関わりをますます深化・多様化させる中で、
これまで我々が経験したことのないような新たな課題をもたらしています。
このような中で、豊かで持続可能な社会を実現するためには、
自律的にこれらの課題に取り組み、これらを解決すると共に、
新しい知識を生み出すことのできる創造性あふれる技術者を育成することが、
本校における教育の根幹と考え、「自律と創造」を本校の教育理念として掲げています。
目的
茨城工業高等専門学校
本校は教育基本法の精神及び学校教育法に基づき、深く専門の学芸を教授し、職業に必要な能力を養い、有為の人材を育成することを目的とする。また前述の目的を実現するための教育を行い、その成果を広く社会に提供することにより社会の発展に寄与するものとする。
国際創造工学科(本科)
国際創造工学科は、社会人として必要な教養と技術者として必要な工学の専門知識を身に付け、国際社会で幅広い課題に意欲的に取り組むことの出来る、創造性豊かでたくましい人材を育成することを目的とする。
産業技術システムデザイン工学専攻(専攻科)
令和3年度入学生
専門工学(機械工学,電気電子工学,情報工学及び応用化学)の深い知識を修得すると共に他の分野の知識も修得し、専門及び複合領域において自ら問題を発見・展開し解決に向けて取り組むことができる実践的・創造的技術者を育成する。
令和4年度入学生
専門工学(機械工学、電気電子工学、情報工学及び応用化学)の深い知識及び研究遂行能力を修得すると共に、他分野を専攻する学生など多様な人々と協働して問題を発見・展開し、解決に向けて取り組むことができる実践的・創造的技術者を育成する。
育成する人物像
国際創造工学科(本科)
機械・制御系
従来の機械に加えて、AI機能を搭載したロボットのような高度に知能化・システム化された機械システムの開発から生産にいたる幅広い分野で活躍できる技術者を育成する。
電気・電子系
電気・電子系の技術は、電力や電機メーカだけでなく、自動車、医療、鉄鋼、食品さらには化学産業でも必要とされている。これに対応するため、電気・電子系の基礎科目に加え、コンピュータやネットワークなど情報・通信技術、電気自動車などで使われるパワーエレクトロニクスや制御技術、太陽光発電などに関する再生可能エネルギー技術を学び、幅広い分野で活躍する電気・電子系技術者を育成する。
情報系
コンピュータやインターネットは私たちの生活にもはや欠かせないものとなっており、近年では、日常生活の中で使用する身近なものをインターネットに接続するIoT技術を利用したサービスやインターネット上に分散したビックデータの活用技術などが注目を集めている。情報系では、この様なコンピュータや情報ネットワークを用いた新たなサービスやシステムを創り出せる情報系技術者を育成する。
化学・生物・環境系
環境破壊やエネルギー問題、地球温暖化、人口増加などの問題に対して、地球にやさしい化学技術の創造及び、社会の持続可能な発展のための技術の創造が求められている。これらの問題解決に取り組めるように、化学・生物・環境系では新しい化合物の合成、機能性材料や化合物の物性評価、バイオテクノロジー、環境保護技術などを学ぶ総合化学系技術者を育成する。
学習・教育目標
国際創造工学科(本科)
- 工学の理念に基づいて、専門工学の基礎知識を修得できる能力
- 専門工学と人文・社会科学の知識・技術を総合的に活用し、自らが立てた課題を解決できる能力
- 国際的な視野に立って他者と協働しながら社会的課題に取り組むことのできる、姿勢と行動力およびコミュニケーション能力
産業技術システムデザイン工学専攻(専攻科)
- 工学の基礎知識力
- 融合・複合的な工学専門知識の修得及びシステムデザイン能力
- 産業活動に関する基礎知識力
- 社会人としての健全な価値観と自然理解に基づく技術者倫理観
- 豊かな教養に基づく国際理解力
- コミュニケーション能力及びプレゼンテーション能力