茨城高専生4名が「トビタテ!留学JAPAN」2025年度(高校第10期)に採択

 文部科学省が官民協働で実施している海外留学支援制度、「トビタテ!留学JAPAN」新・日本代表プログラム【高校生等対象2025年度(第10期)】に、茨城高専の学生4名が採択されました。グローバルに活躍できる技術者の育成と輩出を目指している茨城高専では、学生のトビタテへの応募を支援しています。本校からは2023年度(第8期)3名、2024年度(第9期)3名に引き続いての採択となりました。特に本年は応募した4名全員が合格、また初めて新1年生が挑戦し合格することができました。

 トビタテ!留学JAPANとは 「トビタテ!留学JAPAN」は、意欲と能力ある全ての日本の若者が、海外留学に自ら一歩を踏み出す機運を醸成することを目的として、2013年10月に文部科学省が開始した留学促進キャンペーンです。政府だけでなく、社会総掛かりで取り組むことにより大きな効果が得られるものと考え、民間企業からの御支援や御寄附などにより、官民協働で「グローバル人材育成コミュティ」を形成し、将来世界で活躍できるグローバル人材を育成しています。

【参考リンク】:【文部科学省】トビタテ!留学JAPAN


派遣留学生紹介

 2025年度、高校生コースには全国から1886人の応募があり、717人が採択されました。本校から採択された4人は今後語学力や専門分野の知識をさらに向上させ、日本代表として留学先での活動に励みます。派遣留学生を以下に紹介します。

(文部科学省で行われた壮行会・事前研修にて。左から野口 結衣さん、橋口 日南さん)

野口 結衣さん(3年機械・制御系) 留学先: ドイツ

 私は来年の3月から約1か月間、AIと医療の関係を探求するためにドイツに留学します。医療用機器やAI技術で世界をリードするドイツで研究機関や企業、大学を訪問し、現地の技術者や研究者の話を直接聞きながらAIが医療用機器にどのように応用できるのか学びたいと考えています。今回の訪問先との調整や連絡は自分で行っており大変ですが、それも貴重な経験だと感じています。AIと医療の融合はこれからも社会において重要なテーマであり、高専で学んだ技術を将来どう生かすかを考えるきっかけにもなっています。
 トビタテ留学への応募を通して、先生方や家族など多くの方に支えられながら、自分の関心や将来像を言葉にする大切さを学びました。事前研修で出会った、異なる分野で挑戦する仲間との交流も大きな刺激となり、一歩踏み出して本当に良かったと思っています。

橋口 日南さん(2年情報系) 留学先:オーストラリア

 私は来年の2月から5週間、環境先進国として知られるオーストラリアのシドニーに留学し、環境保全活動について現地調査を行います。調査には、今回の留学をきっかけに開発を始めた環境意識向上アプリも活用する予定です。現地での取り組みに直接触れることで、国際的な視点から環境保全について考えられる力を養い、将来的には高専で学んだ情報技術と組み合わせて地域や社会に還元していきたいです。
 今回のトビタテへの応募を通して、先生方や先輩トビタテ生の方々にたくさんのアドバイスをいただき、自分自身を深く見つめ直す良い機会になりました。また、事前研修などを通じて自分とは異なる分野で目標を持つトビタテ生と交流する機会があり、互いに刺激を受けながら学びを深められるとてもよい機会となっています。少しでも海外に興味がある方はぜひ挑戦してみてください。

(左から黒澤 朱理さん、藤原 颯真さん)

黒澤 朱理さん(3年電気・電子系) 留学先:英国

 私は来年の春休みに1ヶ月間、音響機器や音と環境の関係について研究するため、イギリス・エディンバラに留学します。現地では、建物や温度・湿度による音の聞こえ方の違いや、音響機器の特徴を学ぶため、企業や楽団を見学する予定です。将来は、入院中の方や小さなお子さんがいる家庭でもライブ体験が楽しめるような音響機器の開発に取り組みたいと考えています。
また、私の大好きな音楽を、より多くの人に届けられる機器の開発を目指しています。
 私は最初トビタテに合格するとは思っていませんでした。ですが先生や先輩トビタテ生の支えのおかげで無事合格することができ、とても感謝しています。また、2次面接前に産総研の音波振動標準研究グループを見学し、相談させていただいたことも大きな学びとなりました。私は締切ギリギリに応募を決めたため準備がとても大変でした。トビタテに興味がある方は、ぜひ早めの行動をおすすめします…!

藤原 颯真さん(1年) 留学先:マレーシア

私は今年の夏休みの約1ヶ月、「昆虫の適応能力と製品開発」について探究するためにマレーシアに留学します。私は今回のトビタテを新高校1年生枠で受けていたのですが、締切が4月だったこともあり、推薦入試が終わった後すぐに横山先生を初めとする学生支援室の先生方と連絡を取らせていただき、合格することが出来ました。時間も少なかったため準備がすごく大変でしたが、その時間も貴重な経験となりました。
 現地では、キナバル自然公園という世界遺産の熱帯雨林での現地調査やFRIMという森林保全技術を研究している研究所、バタフライパークという昆虫館に訪問し、探究活動を進めていきます。また、今回独立行政法人国際協力機構JICAさんとも連携させていただくことが決まり、JICA協力隊員の方に密着させていただくことを通して、自分の探究活動をより深めてきたいと思います。

 茨城高専では学生に複数の海外研修の機会を提供、将来的な海外就業を可能にするキャリア教育を行っています。今後も学生の「トビタテ!留学JAPAN」新・日本代表プログラムへの挑戦を支援していきます。トビタテに興味がある学生は、学生課学生支援・寮務係の窓口もしくはメール(gakusei@ibaraki-ct.ac.jp)にお気軽にお問い合わせ下さい。

                          茨城高専 学生課学生支援・寮務係         キャリア支援室
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