「ミラタンカフェ」で茨城高専の学生団体みらいゲイザーが特別イベントを開催!
2024年3月19日(土)、勝田中等教育学校で開催された「ミラタンカフェ」において、茨城高専の学生団体 「みらいゲイザー」 が特別イベントを実施しました。本イベントは、「理系の魅力を知り、進路や職業選択について考えるきっかけを作る」 ことを目的に開催され、みらいゲイザーが企画立案・準備から実施まですべて主体となって行いました。
また、半導体メーカーのルネサス エレクトロニクス株式会社 (ルネサス) の協力のもと、半導体業界の最前線について知る機会も提供され、参加者にとって将来の選択肢を広げる貴重な場となりました。
▶みらいゲイザーとは?
みらいゲイザー は、茨城高専の学生が主体となって活動する団体で、「未来(みらい)を見据える人(gazer)の育成」 を目的に、進路やキャリアに関するイベントを企画・運営しています。2023年5月頃に結成され、企業研究会の司会をきっかけに本格的に活動を開始しました。
▶活動の軸
- 理系に興味を持ってもらいたい!
- 理系人材が適職で活躍できる場を創りたい!
▶主な活動
- 高専生と企業をつなぐキャリアイベントの開催
- 中学生向けのキャリア教室や科学教室の企画・運営
- コンテスト(KOSEN GCONなど)への挑戦
- 学校の各種イベント運営補助や地域企業との交流
これらの活動を通じて、「理系の進路やキャリアをより身近に感じてもらうこと」を目指しています。
▶イベントの詳細
イベントは「仕事を知ろう!」と「実験して理解を深めよう!」の二部構成で実施されました。
第一部:「仕事を知ろう!」
前半では、みらいゲイザーのメンバーが「業界・職種・メーカー」の違いについて解説し、理系の進路選択やキャリアの幅広さについて説明しました。その後、ルネサスの社員の方々による特別講演が行われ、半導体とは何か、ルネサスの技術がどのように社会を支えているのか、理系文系の人が活躍できる仕事、といったトピックに触れながら、実際の働き方や業界の魅力についてお話しいただきました。
第二部:「実験して理解を深めよう!」
後半は、実際に技術に触れる体験型プログラムが実施されました。
「マイコンカー体験」 では、マイコン(マイクロコントローラ)を搭載した自動車を実際に動かしながら、半導体技術がどのように活用されているのかを学びました。参加者はプログラムを変更しながら、動作の違いを試し、制御技術の面白さを実感しました。みらいゲイザーのメンバーも、「マイコンカー体験をしている時の中学生のキラキラした目が印象的でした!」と、参加者の熱心な姿勢に感銘を受けていました。その後、ワールドカフェ形式でのディスカッションが行われ、参加者同士が学んだことを振り返り、理系の進路や職業について意見交換をしました。また、みらいゲイザーのメンバーやルネサスの社員の方々との座談会も実施され、理系分野への進学やキャリア選択について自由に質問できる機会となりました。
今回のイベントは、1年ほど前からみらいゲイザーのメンバーがアイディアを出し、コンテストを通じて多くの企業の方からアドバイスを受けながら実現した企画でした。「大変なことは多かったですが、たくさんの方のご協力のおかげで、中高生が楽しく学んでくれたことがとても嬉しかったです!」と、メンバーたちは達成感をにじませました。また、「将来に悩む学生さんたちに、選択肢がたくさんあることを知ってもらうため、今後も活動を頑張っていきたいです!」と、今後の活動への意欲を語っていました。
▶参加者の声
イベントに参加した生徒たちからは、次のような感想が寄せられました。
- 「理系には研究職以外でも活躍の場があることがわかった!」
- 「会社は文系と理系が分かれていると思っていたけど、ルネサスの方の話を聞いて、文系も理系もそれぞれ活躍できる仕事があることがわかった!」
- 「理系の幅が広く、選択肢が多いことにびっくりした!」
- 「マイコンカーを動かすのが楽しくて、機械や化学等の職業に興味が出た!」
▶今後の展望
みらいゲイザーは、今後も地域の学校・行政・企業と交流しながら、理系の進路選択をサポートする活動を続けていく予定です。企業訪問企画も検討しており、より多くの学生が自分の未来を考えるきっかけを提供していきます。
茨城高専では、こうした学生主体の活動を積極的に支援し、地域の教育機関との連携を深めてまいります。


