高専だより
令和5年10月掲載号
学校長挨拶
新校長としての思い
令和5年5月8日に新型コロナウイルス感染症が2類から5類へ移行し、これまでの行動制限なども無くなり以前の生活・社会に徐々に変化している事を皆さんも感じているのではないでしょうか。主な感染症の分類を見ると、1類はエボラ出血熱やペスト、2類は結核、3類はコレラ、4類は狂犬病などです。そして、「5類」は季節性インフルエンザなどが指定されており、新型コロナウイルス感染症を社会がいかに脅威と感じていたかをうかがい知る事が出来ます。
5類に移行し行動制限が無くなりましたが、新たに病原性が異なる変異株による大流行など、心配は絶えません。私たちは、これまでの経験を元に、個人の判断が基本となりますが、マスクの着用、換気や手指消毒、手洗いなど臨機応変な対応が今後も必要なのだと思います。
加えて、諸説ありますが、 “笑顔”のある活動が免疫力アップにも影響するといわれます。生活の中で“スマイル”を実践してみてください。学校生活そのものも楽しくなると思います。
皆さんは、中学校からの進学先に“茨城高専”を選んで入学してくれました。茨城高専の特長は、グローバルとキャリア教育支援プログラムといわれることが多くなりました。それらの内容は学校から皆さんへの提案プログラムが多くを占めます。プログラムを取るかどうかは、皆さんの判断・決断によります。長いようで短い高専生活(5年or7年)、どんどん新しい事にチャレンジしてください。自分の予想を超えるマッチング・化学反応が生まれるかもしれません。先ず“やってMIPPE”。
茨城高専は、“国際創造工学科”1学科で、2年時に4つの系配属が決まります。さらに、副専攻が選択できます。また、専攻科でもコース選択が可能となっています。この系選択がこれまでは、人生の分岐点のように感じていた人もいるかもしれませんが、社会の変化と共に、その主専攻+αだった副専攻の重みが増してきています。この系選択だけが、皆さんの将来を決めるわけではありません、社会に出るときの切っ掛けになるだけです。自分の将来・夢・目標に向かって、一途に進んでも、変化してもOKです!自分の興味と共に進んでください。
最後に、科学の進歩は急速で止まる事がありません。” ChatGPT”、“Bard”のような生成AIの普及がもたらす社会への影響は予測すら不可能です。ただ、規制・普及・活用するにしても、技術に使われる事無く、技術を使う・利活用する事が重要です。そのためにも、学校から飛び出し、社会の仕組みを体験する事も大切です。インターンシップ、アルバイトなどその方法もいろいろあります。そして、科学の進歩を恐れることなく、社会性・倫理観・道徳心をもって科学の進歩に貢献できる人財に成長して欲しいと思います。我々茨城高専の教職員は、学生の皆さんの気持ちを感じ取り、一緒に成長していきたいと考えています。いつでもどこでも、どんどん話しかけ・相談に来てください。
新任の挨拶
一般教養部 横山 俊一郎
一緒に楽しんでみませんか?
令和5年4月に日本史教員として着任しました横山俊一郎と申します。専門は日本思想史という分野で、古代中国を起源とする儒教がいかに日本社会に浸透したのか、というテーマを研究しています。
ところで、エンジニアを目指す学生の皆さんにとって教科としての日本史はどのような存在でしょうか?将来の職業生活に直接生かせないというイメージを抱く人もいるかと思います。しかし、新しい課題が次々と出てくる現代社会では、そういった「一見役に立たないもの」にこそ課題解決のヒントが隠されているのかもしれません。この際、二十年後、三十年後の自分を見据えて日本史を楽しんでみてはいかがでしょうか。
私自身も皆さんが授業の中でワクワクできるよう努めて参りますので、どうぞよろしくお願いいたします。
専門共通教育部 石田 唯之
世界を創る皆さんとともに
4月に専門共通教育部教員に着任した、石田唯之と申します。よろしくお願いいたします。
これまで、中学校から高校、高専、専門学校、大学と、さまざまな教育機関で教えてきました。女子校、男子校、共学の学校、通信教育の学校など形式もさまざまです。学校の外でも、国立研究所や教育委員会の委員、学会の外国主任など貴重な経験をさせていただきました。
高専は東京高専で数学を担当して以来10年ぶりですが、知的好奇心や探求心にあふれる皆さんとまたご一緒できることをうれしく思っています。
留学生の学習や生活の支援とグローバル事業の推進が主な仕事ですが、図書館1階の学習サポートプログラムにも時折お邪魔しています。見かけたら、気軽に声をかけてください。各種の相談ごとも歓迎です。
機械・制御系 安藤 亮
❝困難❞に隠された❝楽しさ❞を見つけたい
4月より、機械・制御系に着任しました安藤亮と申します。
少しだけ研究を紹介させて下さい。私は、熱から電気を生み出す熱電材料の研究開発を行ってきました。熱電材料は、熱を直接電気に変換できる画期的な材料であるため、世界中の研究者が優れた発電能力を示す材料開発に懸命に取り組んでいます。しかし、材料開発には多くの労力と時間が必要であるため、優れた材料の開発は容易ではありません。
そこで、材料開発の効率をUPさせるための性能評価システムや材料作製装置に関する研究を高専での研究テーマの柱にしたいと考えています。研究に興味がある人は気軽に研究室に遊びに来て下さい。
教員としては未熟者ですが、学生の皆さんと楽しみ、悩みながら共に成長していきたいと考えています。最後に、最近は子供の影響でオオクワガタの採取・飼育にハマっています。茨城県では中々出会えない天然のオオクワガタを見つけることも私の大きな目標の一つです。
化学・生物・環境系 山川 智子
着任の挨拶
2023年4月に化学・生物・環境系の助教に着任いたしました、山川智子と申します。
東京理科大学で博士号を取得した後、大阪大学にて助教として研究や教育に従事してまいりました。専門は細胞生物学で、ショウジョウバエや培養細胞を用いて、細胞分化について研究しております。
これまで研究を中心とした生活を送ってまいりましたが、もともとは研究者を目指していたわけではありませんでした。特に理系科目には苦手意識を持っており、大学へ進学してからは周りの友人たちの優秀さに気後れしていたことを覚えています。あまりにも苦手科目が多かったために自信を失いかけ、勉強以外にも意欲が失われてしまいました。このままでは人生さえ悪い方向へ向かってしまうのではないかと危機感を抱き、どうにかして苦手意識を克服しようと悪戦苦闘しました。
まず行ったことは、ノートに書かれた単語や数式の意味を完全に理解することでした。自分なりの言葉で説明できるまで理解を深めたところ、応用問題にも対応できるようになりました。そして、最も効果を感じたのは実習でした。実際の作業を行うことで、これまでの授業の意義を実感することができ、非常に楽しかったです。
この経験をもっとしたいと、気がつけば博士課程へと進んで現在に至ります。完全に理解した時の納得感はクセになります。私が担当する生物系の授業において、1回でも皆さんに「なるほど!」と思ってもらえることを目指したいと思います。
新入生挨拶
1年1組 島田 明星
親元を離れて
高専に入学して2ヶ月が経ちました。優しく個性豊かな人に囲まれて充実した毎日を送っています。寮でも助けてくださる先輩方や、相談にのってくれる友達がいます。
私が高専にきて1番感じたことは、自由度の高さです。自分を律し、考えて行動できるからこそ、服装や髪色などの自由が保たれていると思います。部・同好会をみても、高専は学生ひとりひとりの個性や特技を存分に生かすことの出来る学校だと感じました。
私の夢は、化粧品を開発することです。競争率が高く人気のある業界で即戦力になるため、早いうちから専門的な知識を学べる高専を選びました。
これからの5年間で、専門的な知識を身につけ、将来に向かって成長できるよう頑張りたいです。
1年2組 スックリー・ニパーダー(スーガス)
高専に来て、いちばんよかったこと
日本にきて一番楽しいことは、友だちと話すことです。
初めて体育でソフトボールをしたとき、友だちがソフトボールのやり方を教えてくれました。クラスメートはみんなやさしいです。大津先生がクラスのTシャツ作りについて話したとき、先生の言うことを友だちがGoogleでタイ語に翻訳して教えてくれました。寮の友だちもみんな親切です。会うたびにいつも「高専は楽しい?」「高専が好き?」と聞いてくれます。みんなと話すとうれしくなります。
今は来た時よりも、日本語をもっと聞いて理解できるようになりました。でも話すのはまだむずかしいです。みんなともっと話したいから、もっと日本語が上手になるといいなと思います。
1年2組 チャイティーラパット・ワリンラター(ノディ)
日本に来たら…
日本に来て、いろいろなことを学びました。日本とタイの文化はとても違いますから、慣れるのが難しかったです。まだ日本語が上手じゃなかったとき、話すことを考えるのに時間がかかりましたが、よくなりました。
もうひとつ、まだ困っていることがあります。それは友だちがまだできていないことです。みんなとどうやって話せばいのかわかりません。だから、今はちょっとさみしいです。
いつか友だちと一緒に旅行がしたいです。どこへ最初に行けばいいでしょうか。雪を見たことがないので、北海道に行きたいです。茨城にも雪がふったらもっと嬉しいです。友だちと雪だるまが作れるし、一緒に写真が取れるし。もしそうなったらいいなあと思います。
1年4組 大津 悠叶
私の高専生活での抱負
私はこの5年間の高専生活で「自立と自律」を大切にし、特に2つの事で意識したいと思っています。
1つ目は、勉強面です。高専は、赤点や留年が厳しく、日々の授業だけでなく、予習復習も大切です。そのため、学校の自習スペースを有効的に利用し、家でも自主的に勉強に取りくみたいです。また、スマホをつい触ってしまい、時間を無駄にすることがあるので、勉強する時は自分を律するルールを決めようと思います。
2つ目は、部活動です。私は学生会に所属しており、現在、1年生企画を通し、立案からプレゼン、実行まで同じグループのメンバーと協力しています。この活動を通して自分なりの意見や案をたくさん出していきたいです。
以上のことを意識してこれから過ごしていきたいと思います。
電気・電子系3年 ガウ・アクセル・プライベート・オノラー・マウニョン
新入生の挨拶
はじめまして、3年生のアクセルです。西アフリカのベナン共和国出身です。11歳の頃から、私は日本に常に興味を持っていました。だからこそ、今年の4月の初旬から、高専での日々を楽しく過ごしています。
ここに来て、寮生と友達になるのに時間はかかりませんでした。特に、同じシェアルームに住んでいるチューターは私にとても親切で、私が必要なときは助けてくれます。私は彼を兄弟のように思っています。また、寮内のどの館でも、私は常に手を振って顔見知りの皆さんに挨拶をしています。
ベナンでは、家でよく電子機器に関わってきましたが、頻繁に故障してしまいました。これが私を電気電子の道へと向かわせました。
さらに、電気システムの機能を理解し、それに取り組むために、私は電気電子を勉強しています。しかし、日本語でその概念を直接習得するのは初めてで、ちょっと 難しいです。でも、何となく上手になれるはずと自分に言い聞かせています。幸いなことに、同級生たちは私に手を差し伸べてくれます。将来皆さんと一緒に働いてみたいです。
情報系3年 ムハンマド・イルファン・ナジュミ・ビン・アブドゥル・アジズ
新入生の挨拶
マレーシアから来たムハンマド・イルファン・ナジュミ・ビン・アブドゥル・アジズです。今年の4月から茨城工業高等専門学校で勉強しています。
私はマレーシアの予備教育機関で勉強してから、茨城高専に編入学しました。日本語はもう2年間勉強していたのですが、こちらに来て初めて日本語の勉強がまだまだ足りないと感じています。高専での最初の授業は、私にとって大変チャレンジングなもので、先生が授業で何を言っているのかほとんど理解できませんでした。
高専に来てから、日本人だけでなく、他の国から来た留学生の仲間など、たくさんの素敵な人に出会いました。これからもどうぞよろしくお願いします。
情報系3年 シャミン・ヌル・アイン・ビンティ・サルッディン
新入生の挨拶
はじめまして、今年4月に茨城工業高等専門学校に編入学しました。マレーシア出身のシャミン・ヌル・アイン・ビンティ・サルッディンです。
編入学する前、マレーシアで2年間日本語の授業をうけましたが、日本の文化など、まだまだ勉強することがたくさんあります。茨城高専へ来てもう2ヶ月が過ぎました。私にとっては、2ヶ月という期間は、いろいろなことを学ぶにはまだまだ短い期間です。しかし、この間に、同じクラス新しい友人ができ、先生や先輩とも知り合うことができました。私はもっと新しい環境に適応し、高専で勉強しながらいい成績を収めるために最善を尽くしたいと考えています。
私はいつも、新しい友人を作って、みんなとよい関係を作るのは面白いことだと思っていますが、今はまだ高い言葉の壁があります。茨城高専でいろいろな経験をするためにも、もっと日本語が上手になりたいです。私は茨城高専の学生になることができて、とてもうれしく思っています。
情報系3年 ハッサン・カーミル・ムバラク
新入生の挨拶
ご挨拶申し上げます。私はインド南部ケララ州出身の留学生で、茨城高専の情報系で勉強しています。ハッサン・カーミル・ムバラクです。この素晴らしい異文化交流の旅に参加できることを大変嬉しく思っています。
美しい風景の私の故郷から活気ある日本のテックハブへ来てみれば、まさに毎日は刺激的です。私は日本の豊かな伝統と技術開発を感じながら、茨城高専とひたちなか市のコミュニティとの交流を楽しみにしています。
新たな経験を積み重ね、生涯の友情を築き、学問と文化の探求を広げることを楽しみにしています。一緒に国境を越えて、エンジニアリングのエキサイティングな世界に貢献しましょう。
化学・生物・環境系3年 シャイカン・ジャイヤン
はじめまして!
はじめまして、3年生の化学・生物・環境系のジャイです。名前はシャイカン・ジャイヤンです。ラオスから来ました。私は去年の6月に東京日本語教育センターで日本語を勉強するために日本に来ました。
日本に来たときはひらがなしか書けませんでした。ほぼ1年間東京日本語教育センターで勉強していました。今年度4月に茨城工業高等専門学校に入りました。
高校生の時は、日本のアニメを初めて見ました。アニメを見てから、日本のことについて興味がわき、将来日本で勉強したいと思いました。ラオスにいた時は、バレーボールは私の趣味でしたが、日本に来てから、あまりしていません。最近は日本の映画を見ることが私の趣味になりました。
私は恥ずかしがり屋で、無口な性格ですが、優しいです。高専に入って2ヶ月経ちましたが、まだ知らないことがたくさんあります。これからもっと多くの人と知り合いになりたいです。よろしくお願いいします。
電気・電子系4年 高土 拓也
茨城高専に編入して
私は水戸工業高等学校で学んだことをさらに深く知り、さらに発展させていきたいと思い、茨城高専の電気・電子系に編入しました。初めの1週間は、授業や課題の内容で分からないことが多く、苦戦を強いられました。また、クラスにうまく馴染めるかという心配もあり、不安の気持ちが強かったです。しかし、クラスのみんなは私に優しく接してくれたこと、授業や課題で分からないことを教えてもらえたこともあり、この不安な気持ちは少しずつ消えていき、無事にクラスに馴染むことができました。
高専の授業は高校の時と比べて、教科数が多いことや内容のレベルが高いこと、授業のスタイルの違いなどもあり、現在でもついていくことに必死です。しかし、茨城高専に入った時の初心を忘れずにして勉学に励み、2年間という短い時間ではありますが、一日一日を大切にして日々精進していきたいと思います。
情報系4年 根本 悠也
茨城高専に編入して
私は水戸工業高等学校情報技術科から茨城工業高等専門学校国際創造工学科情報系に編入しました。高校の三年間で学んだことからさらに進化して、実践的な講義が多く、最初は授業についていくのが大変だった。まずは、授業で使うための実行環境を構築し、それに慣れるまでが大変だった。それを克服するために、放課後に教員室で特別指導を受けることができた。
とても得難い経験だったと思う。そして今年から始まった、PBL実習(電気・電子系と情報系が合同で共同作業する)がとても刺激的である。同じ課題に取り組んでいても、自分と違う視点からのアイデアや解決策が出るので、自分の考え方の引き出しが増えてきているのを感じる。毎日をとても楽しく過ごしている。あとは試験を頑張るだけだ。
情報系4年 森嶋 美優
茨城高専に編入学して
私は茗溪学園高等学校から茨城高専情報系に編入学しました。編入してから3ケ月が経ちましたが、普通科からの編入でプログラミングを一つもやったことがなかったため専門科目の遅れを強く感じています。
初めの一ケ月は専門科目の授業やクラス内の会話が何を言っているのか全く分からず課題にも取り組めない状態でした。また4Iの男女比もあってかクラスでも話すことができる友達ができずに不安でいっぱいでした。しかし、少しずつクラスにも馴染めるようになりクラスメイトが声をかけ助けてくれました。おかげで授業内容も理解できるようになり、初めての定期テストも乗り越えることができました。まだまだ課題をやっていると行き詰ってしまい、クラスメイトの助けを借りることも多いですがいつも親切に教えてくれて本当に感謝しています。
今では他系にも友達ができ、優しい4Iの皆に支えられて毎日楽しく学校に通うことができています。これからもお世話になることの方が多いとは思いますが、今までの恩を忘れずに努力していきたいと思います。よろしくお願いします。
情報系4年 桑島 大翔
茨城高専に入学して
私は水戸工業高等学校の情報技術科から茨城高専の国際創造工学科情報系に編入しました。
入学したばかりの頃は、わからないことばかりで、クラスになじめるのかとても不安でした。しかし、クラスのみんなが優しく接してくれたおかげで、すぐになじむことができました。また、水戸工業高校でも情報の分野を学んできましたが、茨城高専の授業はレベルが高く、課題も多いのでついていくだけで精一杯でした。それでも、先生方やクラスメイトに丁寧に教えていただいたおかげで、今では楽しく学校生活を送ることができています。
茨城高専に編入して3か月が経ちましたが、まだわからないことが多くあり、勉強面でも後れを取っていると実感しています。その差を埋めるだけでもかなりの努力が必要だと思いますが、将来のためにも、茨城高専に編入してよかったと思えるような二年間にしていけるよう努力していきたいと思います。
電気電子工学コース1年 熊谷 愛美
価値のある2年間を
AEコース1年の熊谷愛美(くまがいまなみ)です。学年としては1年生ですが、高専生活では6年目が始まって2か月が経過しました。
私は、本科に加えて2年も多い高専生活を過ごす中で、どのように過ごせば価値のある2年間になるかを考えることが専攻科生の醍醐味だと思っています。自由な時間が比較的多く取れるなかで、新しい技術を習得したり、研究に没頭したり、インターンに多く参加したりと、選択肢が多く、むしろ自由に縛られている気にもなってしまいます。
価値のある2年間の過ごし方において答えはまだ出ていませんが、なにもしなかったことによる後悔だけはしないように日々励んでいこうと思います。
情報工学コース1年 近藤 岬希
学生最後の2年
今年、5年間お世話になった本科を卒業し、桜とともに専攻科の情報工学コースに入学しました。特別研究や普段の授業課題に取り組みながら、地域企業のご協力の元、動画作成を行うMIPPEプログラム、小学校でのプログラミング教室のTA(ティーチングアシスタント)、インターンや短期留学の準備など、目まぐるしい毎日を送っています。
最近は新たな経験に飛び込む機会に多く恵まれ、必ずものにするべく、挑戦する力が養われていると感じています。
私にとって、学生としての生活はこの2年間が最後になります。2年後には社会人となり、人生の新たなステージに移行するのです。その最後の準備期間として与えられたこの2年間で、情報工学の分野から社会に貢献できる人材になるため、日々の経験を活用することで、技術力、人間力ともに成長したいと思います。
応用科学コース1年 大島 広夢
主体性が問われる専攻科
2023年4月に専攻科応用化学コースに入学した大島広夢です。
私は、高専専攻科2年間という短く限られた時間をうまく使って楽しみつつ自分の能力を向上させられるような有意義なものにしたいと考えています。
私は現在、本科のときに行っていた研究を引き続き行っています。本科から続けて研究できるメリットを活かして研究分野についてより理解を深め、良い結果を残せるように頑張りたいと思います。専攻科ではインターンシップを経験する必要があります。
私は正直、強制されないと進んで物事に取り組まない性質があるので、インターンシップが専攻科で必修となっていることは社会経験を積むためのとてもいい機会であると考えているので頑張りたいです。