女子中学生向け理系体験イベント「Mirai Girls Lab」を開催しました

 2025年10月5日(日)、茨城高専にて女子中学生を対象とした理系体験イベント 「Mirai Girls Lab ~未来をのぞく理系体験~」 を開催しました。
 このイベントは、女子生徒が理系分野に親しみ、将来の進路選択において理系を前向きに考えられるよう、高専の研究室や学生生活に触れる機会を提供することを目的としています。
 企画・運営は学生団体 「みらいゲイザー」 が担当し、冒頭では代表の専攻科応用化学コース1年 根本 彩耶さんが挨拶を行いました。
 受付後、まずは緊張をほぐすために「全会一致ゲーム」を実施しました。このゲームでは、チーム全員が同じ答えを出すことを目指し、好きな教科や実験器具、学校の怪談で思い浮かぶ理科室のアイテム、好きな元素記号など、ユニークで理系らしいテーマが次々と出題されました。笑顔と笑い声が絶えず、参加者同士の距離が一気に縮まった時間でした。このアイスブレイクの企画・進行は化学・生物・環境系4年 瀬戸山莉羽さんが担当しました。
 続いて、化学・生物・環境系3年 真田 彩葉さんによる学校紹介があり、学びの特徴や施設、進路の多様性についてわかりやすく説明しました。各系の学生が語った「良かったこと」「大変だったこと」をリアルに紹介し、実験の楽しさや課題の多さなど、現役ならではの声を届けました。


 その後、2つの研究室で実験体験を行いました。
 一つ目は、情報系学生の研究指導を行う奥出 真理子教授の研究室。「見えない世界が音になって語りかける。量子のリズムにあなたの感性を重ねてみよう。」スリット実験を入り口に、量子の振る舞いを“音”として感じる先端研究を紹介。量子が奏でる音を実際に聴き、科学と感性の融合を体験しました。説明と進行は専攻科情報工学コース2年 畠山 彩音さん、小林 純輝さんが担当しました。
 次に、化学・生物・環境系の小林みさと准教授の研究室で、テーマは「有機合成、有機溶媒ってなに?」。有機溶媒の役割や特徴を紹介した後、ベンゼンの分子模型を組み立て、さらにレジンでベンゼンアクセサリーを作る実習を実施。科学とデザインが融合した体験に、参加者は夢中になっていました。説明とサポートは化学・生物・環境系5年 掛川 倖至さん、正光 将一朗さんが担当。エタノールやアセトンなど身近な溶媒の性質から、ベンゼン構造の美しさまで、スライドを使ったわかりやすい解説で、化学の奥深さを感じる時間となりました。

 研究室体験の後は、お茶とお菓子を囲みながら在校生と楽しくトークを行いました。進路や学校生活、部活動など、気になることを気軽に質問できる時間で、参加者からは「在校生のリアルな話が聞けてよかった」という声が多く寄せられました。この時間を盛り上げてくれたのは、機械・制御系3年 山本 夏寧さんと電気・電子系5年 山田 凉楓さん。山本さんは、質問が出なかったときのために質問リストを事前に準備し、会話が途切れないよう工夫してくれました。山田さんは、見学に来ていた保護者とも積極的に話し、イベント全体をさらに和やかにしてくれました。

 最後に、イベントで学んだことや楽しかったことを自由に書き込むフィードバックセッションを実施しました。付箋には「現役で研究をしている人の話や研究内容を聞けて良かった」など、ポジティブな感想が並びました。
 イベント終了後のアンケートでは、満足度や理系・高専への興味関心が高まったことが確認できました。

▪理系への興味関心:参加前平均4.67 → 参加後4.92
▪高専への興味関心:参加前平均4.67 → 参加後4.83
▪満足度:平均4.75、満足率100%

参加者からは、「高専ってすごく充実していて楽しそうだと思った」「在校生とたくさん話せてよかった。将来のイメージが具体的になった」「分子モデルを作ったり、研究の話を聞けて楽しかった」などの声が寄せられました。

 本校では、今後も女子生徒の理系進路選択を応援するイベントを企画してまいります。次回もぜひご期待ください。

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