「中級バイオ技術者認定試験」に茨城高専生2名が合格
令和6年12月15日(日)に行われた「2024年度 第33回中級バイオ技術者認定試験」に、根本 彩耶さん、龍﨑 創平さん(共に化学・生物・環境系 5年)が見事合格しました。
バイオテクノロジーは、医療、食料、環境、資源などの、地球規模の問題を解決する技術として期待されています。バイオ技術者認定試験は1994年にスタートした、日本で最も歴史の長いバイオ技術関連の資格試験です。中級バイオ技術者認定試験は、遺伝子工学技術や細胞工学技術などのバイオ技術分野の基盤となる生化学、微生物学、分子生物学、遺伝子工学の知識を持ち、指導者の指示のもとでバイオ関連実験を適切かつ安全に実行しうる能力を認定します。
同試験は、高等専門学校のバイオ技術に関する課程等を卒業した者または卒業見込みの者が受験資格を持ちます。本校化学・生物・環境系で学ぶバイオ系科目(生物化学、応用微生物工学、細胞工学、生物資源工学、生物工学実験)の内容が網羅されており、根本さんと龍﨑さんはこれまでの学習の集大成として試験に臨み、合格を手にしました。茨城高専では今後もバイオ技術者認定試験への挑戦を積極的にサポートするとともに、持続可能な社会の形成に貢献できるバイオ技術者の育成に努めていきます。

バイオ技術者認定試験について
NPO法人日本バイオ技術教育学会(Japan Association of Biotechnology Education)が実施している認定試験。初級・中級・上級の3種類あり、日本では数少ないバイオテクノロジーに関する民間資格。