ブラジル人講師によるグローバル特別講演会を実施しました
令和7年1月14日(火)、グローバル副専攻2年生を対象とした「Global Science」の授業の一環で、グローバル特別講演「Introducing Brazil ~from the eyes of a nikkei~」を開催しました。
講師には筑波大学大学院システム情報工学研究群エンパワーメント情報学のNonose Helioさんをお招きし、ブラジルの文化、生活、教育、移民国家であること、ブラジルから見た日本などについてのご講演をしていただきました。Nonoseさんは日本にルーツを持ちながらブラジルで生まれ育った日系3世で、ご自身の経験を通じて、ブラジルの文化や生活、教育、移民国家としての歴史、そしてブラジルから見た日本について講演してくださいました。

講演では、来日前の日本のイメージや、日本への留学中に感じたことについて、「コンビニ最強!」といったユーモアを交えながら終始楽しい雰囲気でお話しいただきました。また、ブラジルの豊かな文化や美味しい食生活、発展した都市の魅力に加え、深刻な治安問題や経済格差といった課題についても具体的に説明されました。特に、普段あまり知る機会のないブラジルの高校生の生活についての話は学生たちにとって非常に興味深く、多くの気づきがあったようです。講演の最後には、「日系人の視点から見ると、ブラジルは高いポテンシャルを持ちながらも多くの課題を抱える国であり、ブラジルと日本は互いに高め合い成長していける関係です」と締めくくられました。
その後の質問コーナーでは学生たちから多くの質問が寄せられ、また、持参されたブラジルのお菓子をいただくなど、和やかな交流が行われました。この講演を通じて、ブラジルについての新しい知識や視点を得るとともにグローバルな視野を広げる貴重な機会を得ることができました。

★参加した学生の感想
「ブラジルという国は知っていたけど、どんなところでどんなものが有名など知るきっかけになった」「ブラジルには地震や津波がないこと、アサイーボウルはブラジルの食べ物だということ、治安や格差など日本との違いが分かりました」「自分が知らない他の国の情報を聞けて人生の役に立ったと思う」といった感想が寄せられました。
ご講演いただきましたNonoseさん、この度は大変貴重なお話をありがとうございました。茨城高専では今後も外国人講師による講演や交流を通じてグローバルな視点を学ぶ機会を作るよう努めてまいります。