本校専攻科生が筆頭著者として執筆した査読付き論文が学会誌に掲載されました
本校専攻科生のジュイジョンラック スナンターさん(応用化学コース2年)が筆頭著者として執筆した査読付き論文が、令和6年8月1日(木)発刊の「銅と銅合金(日本銅学会発行)」第63巻に掲載されました。
スナンターさんは、本科1年次にプリンセスチュラポーン・サイエンスハイスクール・ペッチャブリー校(タイ王国ペッチャブリー県)から留学してきた学生です。地域企業との共同研究に取り組み、得られた成果を日本語で論文にまとめました。今後も更なるご活躍を期待しています!
著者
ジュイジョンラック スナンター(応用化学コース2年)、神長 七海(同1年)、髙杉 主浩(日本アトマイズ加工株式会社)、武田 賢樹(同)、澤井 光(茨城高専 化学・生物・環境系 准教授)
題名
アミノポリカルボン酸系キレート剤を適用した湿式抽出による金属スラッジ中銅の選択的回収
掲載誌
「銅と銅合金」第63巻 pp.305-309
論文概要
今回の論文は日本アトマイズ加工株式会社様との共同研究に関するもので、さまざまな金属成分が混ざり合った廃棄物から価値のある銅を選択的に抽出、分離する方法について報告しています。
私は本科5年生からこの研究に取り組んでおり、薬品の酸性度や濃度などの抽出条件を調整して銅を効果的に分離する方法を突き止めました。
現在は論文の成果に基づいてさらに銅の純度を上げる方法の開発に取り組んでいます。

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