本校本科生が2022年度先進的技術シンポジウム(ATS2022)で優秀講演賞を受賞しました!

(▲写真上段左から奥出教授、伊藤講師、安細教授、写真下段左から小松﨑さん、カモンパットさん、山田さん)

 
 令和5年3月8日(水)にオンラインで開催された2022年度先進的技術シンポジウム(ATS2022)において、本校のカモンパット インタウォンさん(情報系5年)、山田 海音さん(機械・制御系5年)が、「結び目クロスキャップ数の計算の自動化・絡み数理論の認証技術への応用(課題名:量子トポロジーの応用による量子計算の新しい効率化〔課題番号2309〕)」の発表者として登壇し、内容及び工夫された講演に贈られる優秀講演賞 を受賞しました。なお、山田さんは昨年度の同シンポジウム 優秀学術賞 に続き2年連続の受賞となりました。
 成果報告書には同チームの小松﨑武士さん(情報系5年)の研究も記載され公表されました。与えられた15分の前半を山田さんが「結び目クロスキャップ数の計算の自動化」、後半をカモンパットさんが「絡み数理論の認証技術への応用」について、自身の成果をそれぞれ図表を駆使してわかりやすく発表しました。山田さんは、結び目を縁とする曲面の形の決定が、数学の歴史においても応用科学においても重要であることを示し、今回は特に「それがどれくらいの計算時間がかかるのか?」ということに焦点を当てて論じました。一方、カモンパットさんは、絡み目という2本以上の紐に対する新しい不変量(紐のもつれを判別する良い関数)の発見と、それを認証に応用するという意欲的な展開を公表しました。いずれも視覚的に説得力をもたせ多分野・異分野を意識した工夫がなされており、アクセントが効いた明解な講演となりました。なお、同チームは3月28日にも岡山理科大学でのオンライン講演を予定しています。


参考:豊橋技術科学大学 高専連携推進センター 先進的技術シンポジウム:令和4年度(外部サイト)

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