【出前授業】筑西市立村田小学校でプログラミング教室を実施

令和4年11月30日(水)、筑西市立村田小学校において、岡本修 教授・柏昴希 助教・棚井 雅信 技術職員によるプログラミング教室「マイクロビットの活用」(5年生対象)、「ドローンを飛ばそう」(6年生対象)の出前授業を行いました。同授業は、科学分野やプログラミング分野に興味・関心をもち、身の回りの科学技術上の課題を見つけ、試行錯誤しながら解決する態度を身に付けることを目的に、本校の教員が講師となって、児童を対象に出前授業を行うものです。

5年生対象「マイクロビットの活用」

2校時・3校時は、5年生を対象に「マイクロビットの活用」と題して、センサで「もの」を動かす制御の授業を行いました。児童たちは始めに「もの」を思い通りに動かすための要素や、「もの」を制御することで役立つことなどを考え学びました。続いてマイコンであるmicro:bit v2をじっくりと観察し、実際にmicro:bit v2をWeb上の開発環境である「MakeCode」を使ってプログラミングしました。さらにマイコンに内蔵するセンサを使って、サーボモータを動かすことで制御を体験しました。実際にコードがmicro:bit v2上で動いた際には「動いた!」と歓声をあげる児童がいたり、高い集中力を持って楽しみながら授業に参加している様子がみられました。

6年生対象「ドローンを飛ばそう」

4校時・5校時は、6年生を対象とした「ドローンを飛ばそう」の授業を行いました。まずドローンをよく観察し、なぜドローンは浮かぶのか、羽はどのように回転するのか、なぜ空中で静止できるのか等の様々な疑問について考え、危険性や法律についても学びました。ドローンについての理解が深まったところで、児童たちはグループに分かれてソフトウェアTello EDUを使い、離着陸や飛行速度、前後左右の動きや旋回などのブロックモーションを並べてプログラミングを行いました。また制御・繰り返しを使った課題にもチャレンジしました。昼食をはさんで体育館に移動し、完成したプログラムを使ってドローンの操縦をし、児童たちは、自分たちのプログラム通りの飛行をするドローンに感動した様子で、グループ毎に歓声があがっていました。

どちらの授業も、多くの児童が興味を持って、意欲的に参加する様子がうかがえました。今後も最初に感じた「なぜ?どうして?」の気持ちを大切に、いろいろなことに興味をもって思いをめぐらして欲しいと思います。理科への興味、関心、考える力を養うように工夫した今回の出前授業を通して、児童たちが楽しく学び、科学への興味・関心を高めるきっかけになることを期待します。
本校は、これからも小学生の理科教育の充実に貢献していきます。