【令和5年度電気学会東京支部茨城支所研究発表会】本校学生が、優秀発表賞を受賞!

 令和5年12月2日(土)、日立シビックセンター(茨城県日立市)で開催された「令和5年度電気学会東京支部茨城支所研究発表会」において、本校の鈴木 龍生さん(情報工学コース2年)が優秀発表賞を受賞しました。
 同発表会は電気学会東京支部茨城支所が主催するもので、5つの研究分野(①基礎・材料・共通 ②電力・エネルギー ③電子・情報・システム ④産業応用 ⑤センサー・マイクロマシン)の中から、関連する研究結果の発表を行うものです。第31回目となる今回は、オーラルセッションとポスターセッションを対面形式で開催しました。(発表者・発表プログラムはこちらから。)

受賞者

情報工学コース2年 鈴木 龍生

指導教員

岡本 修 教授 (国際創造工学科 機械・制御系)

受賞題目

「工作機械に装着されたツールの自動判別」

発表内容

自動工具交換装置(Automatic Tool Changer:以下 ATC)が備えられたマシニングセンタは、加工する製品によって複数の工具を使い分ける必要がある。プログラマはATCの工具格納部に格納された工具の形状等を把握する必要があるが、プログラマが作業する建屋とマシニングセンタがある建屋の距離が離れていると、工具の確認に時間を費やし生産性低下に結びつく。そこで本研究では、パターン認識の一種である画像識別技術を用いて、遠隔から工具の自動判別を可能とする手法を検証した。画像識別技術を用いることで、9種類の工具を撮影した画像から自動判別するシステムを構築した結果、CNNモデルの精度は99%と高い精度が得られた。

受賞学生コメント

 私は専攻科在籍中の2年間で、既存の問題(発表内容に記載)を解決すべく日々研究に取り組んで参りました。地道な努力を積み重ねた結果、本研究において画像識別技術の有用性を証明することができ、自分自身としても満足のいく結果を得られたと感じております。実用化に向けてはまだまだ問題は山積みですが、残された時間で研究をより良いものに仕上げたいと考えております。最後になりますが、ここまで支えてくださった皆様に改めて御礼を申し上げます。本当にありがとうございました。

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