本科1年生がWorld Scholar’s Cup世界大会に出場しました

 本校の野口 結衣さん(国際創造工学科 1年)が、World Scholar’s Cup(ワールド・スカラーズ・カップ 以下「WSC」)の東京ラウンドで優秀な成績を収め、8月下旬にタイのバンコクで開催されたWSC世界大会に出場しました。

 WSCは英語を使った中高生の総合的な教養を競う大会で、ディベート、エッセイ、ペーパーテスト、クイズの4種目の総得点を競います。同時に世界約40の国と地域の中高生との交流を通じ、国際理解を深める貴重な機会です。国内大会で上位に入賞すると世界大会に参加する権利が付与され、世界大会で上位に入るとアメリカのYale大学で開催される決勝大会に参加することができます。

 野口さんは、茨城県が行っている次世代グローバルリーダー育成プログラム(Next Generation Global Leader Program 以下「NGGL」)に2022年度から参加し、オンライン英会話や研修会などを通して英語力や教養を磨いてきました。今回のWSC世界大会には、NGGLで同期の他校の高校1・2年生(下館第一高等学校、古河中等教育学校)と3人グループで臨みました。

野口さんに世界大会での体験をお聞きしました

 WSCバンコク大会は、世界中から集まった学生たちと交流することができるとても貴重な機会でした。この大会に参加するために茨城高専に在籍している留学生の方と放課後や休日を使いディベートの練習などをしました。そのため自信をもって大会に臨むことができました。

 WSCのチームディベートでは、知識の幅を広げると同時に自分の意見を述べる力を鍛えることができました。チームメイトと共に問題に取り組む中で、インターネットの情報から自分のチームに有益なものを探し出し、相手の主張に対して効果的な反論を考えることがとても難しかったです。

 WSCのイベントの一つであるスカベンジャーハントでは、世界各国の学生11人が一つのチームになり様々なミッションをクリアしていきます。例えば遊園地の中で全員が背の順に並んで写真を撮ったり、自分のチームの名前を使ったラップを作り動画を撮ったりしました。仲間と協力しミッションをクリアすることはとても難しかったのですが、それぞれの経験や知識を生かし話し合いを重ねながらチャレンジすることで、チームの仲を深めることができました。

 残念ながら決勝大会への出場権を得ることはできませんでしたが、世界大会で世界中の参加者たちと交流し、異なる経験や知識、考えをもつ仲間と一緒に課題に取り組むことで様々な視点から物事を考えることができるようになりました。世界大会ではメダルを一つ獲得することができたのでとても嬉しかったです。この貴重な経験を今後の活動に役立てていきたいです。

 茨城高専では学生の海外留学、将来的な海外就業を積極的にサポートしています。今後も学生のWorld Scholar’s Cupなどへの挑戦を支援していきます。

【参考リンク】https://www.wscjapan.org/blog

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