【第33回全国高等専門学校プログラミングコンテスト】敢闘賞受賞

令和4年10月15日(土)・16日(日)、Gメッセ群馬にて「第33回全国高等専門学校プログラミングコンテスト ”ここだんべ!日本一熱きITの戦場”」が開催され、本校情報系5年の石川 大樹さん、佐藤 舜亮さん、田嶋 悠哉さんのチームが【課題部門】敢闘賞を受賞しました。このコンテストは略してプロコンと呼ばれ、課題部門・自由部門・競技部門の3部門で構成されています。今回は高専制度創立60周年記念のコンテストとして、群馬工業高等専門学校が主管校となり開催されました。全国の高専から3部門合わせて128チームの応募があり、課題部門では20チームが予選を突破し本選出場を果たしました。課題部門のテーマは「オンラインで生み出す新しい楽しみ」。本校のチームは「TSU-WA -会話スキル向上アプリ-」と題し、ビデオチャットの内容から表情・声を分析し、改善点を提示するシステムを提案しました。

▲会場のGメッセ群馬にて(写真左:石川 大樹さん、中央:佐藤 舜亮さん、右:田嶋 悠哉さん)

コンテストの様子

本選では、プレゼンテーション審査、デモンストレーション審査、マニュアル審査が行われました。

敢闘賞を受賞した学生の皆さんへ、アプリ開発のきっかけや今後の目標などについて、インタビューを行いましたのでご紹介いたします。
調査結果によると、日本人の58%の方がコミュニケーションに苦手意識を持っているとのことでしたが、このアプリを開発することになったきっかけ(またはこのテーマを選んだ理由など)を教えてください。

もともとは面接に活かせるように面接対策のためのアプリを作ろうとしていました。そこから面接を含むコミュニケーション全般について考察した結果、会話を苦手だと感じている理由の一つに、「相手からどう思われているか」ということを考えすぎてしまうあまり、自然にふるまうことができなくなるということがあると考え、コミュニケーションの改善を目指したいと思ったことがきっかけです。

開発にあたって苦労した点、工夫した点を教えてください。

複数人での開発は経験が少なく、すべてが大変でした。開発をどうやって進めるのか又まとめていくのか、そもそも誰がまとめるかなどの役割分担についても試行錯誤を繰り返しました。最終的には、大枠の役割分担を決め、互いの自主性を尊重してプロジェクトを進めました。今回のプロジェクトを通して、複数人で開発するためにはどういった行動、スキルが必要なのかを学ぶことができました。

このアプリをさらに良いプロダクトにするために必要なこと、課題などはありますか?

「TSU-WA」を用いることで、相手が抱いたであろう感情と、自分の感情のより良い伝え方を知ることができます。これにより、コミュニケーション能力の向上が期待されます。本選会場ではいろいろな方の意見を直接聞くことができました。そこで多かったのは精度の話です。なので今後進めていく場合は精度面の向上を図りたいです。

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