地元小学校で理科教室を実施

小学生の学習に対する意欲・関心を高め、科学の世界への興味・関心を持ってもらおうと、茨城高専とひたちなか市は、ひたちなか市立長堀小学校で昨年の9月30日から12月23日までの3か月間に全7回の理科教室を実施しました。 

これは、茨城高専が、公益財団法人ちゅうでん教育振興財団のちゅうでん教育振興助成(高等専門学校の部)の採択を受け、ひたちなか市が行っている「放課後子ども教室」事業の一環として、高専が得意とする理工学分野の実験や観察を経験する理科教室「長堀小-茨城高専ラボ」を実施したものです。 

「長堀小-茨城高専ラボ」では、久保木祐生 助教、服部綾佳 助教、小林みさと 准教授を中心とした茨城高専の教員と学生が講師となり、小学2年~6年生の児童32名が参加して、段ボールで作った空気砲の実験をしたり、LEDを光らせる回路を作成したりするなど、毎回異なるテーマの実験等を行いました。 

最終回となる12月23日は、茨城高専天文部の協力のもと、小学校のグラウンドに天体望遠鏡を設置して、木星と土星の2つの惑星が約400年ぶりに大接近し、天体望遠鏡で同時に捉えることができる様子を観察し、天体望遠鏡を真剣に覗き込んだり、土星の輪を見つけて喜びの声をあげたりする児童の姿が見られました。 

茨城高専とひたちなか市では、来年度もこの取り組みを続けていくことにしています。 

天体望遠鏡で観察する様子