設備
旋盤
旋盤エリアでは普通旋盤9台とCNC旋盤1台を所有しています。下記に機械の紹介をしています。
普通旋盤
特徴
一般に四尺旋盤と言われ、その大きさから扱いやすく教育用から熟練作業までをこなす万能旋盤です。
AMADA LR-55A
ベッド上の振り | φ360(mm) |
---|---|
往復台上の振り | φ210(mm) |
センター間距離 | 550(mm) |
主軸貫通穴 | φ40(mm) |
回転速度変換数 | 6段 |
用途
2年次実習・実験、3年次実習、選択授業、その他研究(卒業・特別・教員)支援や講習会・製作依頼等で使用しています。
CNC旋盤
特徴
カスタム旋盤と呼ばれ、汎用(普通)六尺旋盤にCNC機能を搭載した旋盤です。汎用旋盤の操作感覚と、対話型機能による数値制御入力方式の加工が可能です。
AMADA C-3D
ベッド上の振り | φ500(mm) |
---|---|
往復台上の振り | φ340(mm) |
センター間距離 | 800(mm) |
主軸貫通穴 | φ70(mm) |
回転速度変換数 | 手動16段 |
用途
研究(卒業・特別・教員)支援や製作依頼等で使用しています。
旋盤ギャラリー
フライス盤
フライスエリアでは汎用フライス盤3台と簡易NCフライス盤1台と平面研削盤1台を所有しています。下記に機械の紹介をしています。
汎用フライス盤
特徴
教育用として最も標準的な大きさの立フライス盤(2番)で扱いやすく、工具交換をしやすいベッド型(主軸頭移動型)フライス盤です。
OKK MH-2V
各軸移動量(X×Y×Z) | 720×260×450(mm) |
---|---|
テーブル寸法 | 1310×300(mm) |
主軸回転速度 | 60~1800(rpm) |
回転速度変換数 | 12段 |
用途
2年次実習・実験、3年次実習、選択授業、その他研究(卒業・特別・教員)支援や製作依頼等で使用しています。
簡易NCフライス盤
特徴
簡易NCフライス盤は、汎用フライス盤にGコードによるプログラム作成を要さず簡単なNC加工ができるフライス盤です。
ベースは立フライス盤(2番・ベッド型)で、同一円周上への穴あけ(フランジ穴加工)、ポケット加工、側面R加工などが加工できます。
山崎技研 YZ-8WR
ストロークX・Y | 850×400(mm) |
---|---|
ストロークZ | 520(mm) ※720(mm) |
主軸回転速度 | 55~2000(rpm) |
主軸変速 | 16段手動変速 |
切削速度(49段) | 1~4000(mm/min) |
※ハイコラム仕様機
用途
研究(卒業・特別・教員)支援や製作依頼等で使用しています。
標準仕様機をフライスショップ、ハイコラム仕様機(タップ加工機能付き)を仕上げショップで使用しています。
平面研削盤
特徴
一般的な砥石径であるφ355、φ305mmに対応した平面研削盤で、自動切り込み量が最小0.1μmまで設定可能です。
岡本工作機械製作所 PSG-63DX
テーブル作業面の大きさ | 605×300(mm) |
---|---|
テーブル上面から砥石下面までの距離 | 322.5(mm) |
標準チャックの寸法(長さ×幅×高さ) | 600×300×80(mm) |
砥石寸法(外径×幅×内径) | φ355/φ305×38×φ127(mm) |
用途
2年次実習、その他研究(卒業・特別・教員)支援や製作依頼等で使用しています。
フライス盤ギャラリー
NC
NCエリアでは5軸割出マシニングセンタ、CAMシステム、CNC旋盤、NCフライス盤を所有しています。下記に機械の紹介をしています。
5軸マシニングセンタ
特徴
マシニングセンタは、フライス・中ぐり・穴あけ・ねじ立てなど種々な加工が1台で行うことができる数値制御工作機械です。
また工具交換機能も備えているので、プログラムによって一連の加工を自動的に行うことができます。5軸マシニングセンタでは、テーブルの回転・傾斜も制御できます。
DMG MORI DMU50 ecoline
ストロークX・Y・Z | 500×450×400(mm) |
---|---|
テーブルサイズ | φ630(mm) |
テーブル傾斜範囲 | -5~+110(mm) |
最高主軸回転速度 | 8000(rpm) |
工具収納本数 | 16本 |
用途
3年次実習や製作依頼品加工等で使用しています。
CAMシステム
特徴
CNC Software Mastercam
CAM(キャム)は、コンピューター上でNC工作機械の加工プログラム(NCデータ)を作成するソフトウェアです。
作業者が 加工プログラムを工作機械に直接入力することもできますが、加工方法や形状が複雑な場合は膨大な時間を要します。そこで作業労力を少なくするために、コンピューター上でプログラムを作成するツールとしてCAMを使うと大変便利になります。
CAMでは、CAD(キャド)で作成された図形データに対して、工具や加工条件・動かし方などの情報を設定し「ツールパス(工具の軌跡情報)」を作成します。またコンピューター上で加工プログラムをシミュレーションすることができるため、工具がワークや機械へ干渉しないかなどの検証ができます。
用途
3年次実習で使用しています。
CNC旋盤
特徴
CNC旋盤は普通旋盤の手動による操作の部分が、コンピュータ化されたNC(数値制御)に変わったものであり、手動と自動(プログラムによる)の両方の動作(作業)をおこなうことができます。 基本原理・構成は普通旋盤と同様であるが、各工作機械メーカは主軸台・刃物台・骨格構造・構成及びCNC部分などに様々な特徴を持たせています。
DMG MORI NLX2500MC/700
チャッキングサイズ | 10(inch) |
---|---|
X-Y移動量 | 260-795(mm) |
主軸Max | 4000(rpm) |
MAPPSⅣ | ミーリング機能付き |
最大加工径 | φ366(mm) |
最大加工長さ | 705(mm) |
NCフライス盤
特徴
NCフライス盤は、数値制御装置の付いているフライス盤です。
手動のハンドルによって操作する事もできますが、NCプログラムにより自動運転する事が可能な工作機械です。2軸以上を同時に制御できるため、汎用フライス盤では加工できない曲線を切削することができます。また、穴あけ・ねじ立てなどの加工も行うことができます。
山崎技研YZ-400NCR
テーブル面積 | 1400×400(mm) |
---|---|
ストロークX・Y | 850・400(mm) |
ストロークZ | 600(mm) |
主軸回転速度 | 55-2000(mm) |
用途
2年次実習・実験、3年次実習、選択授業、製作依頼品加工等で使用しています。
ギャラリー
仕上げ
仕上げエリアではコンターマシン、ボール盤を所有しています。下記に機械の紹介をしています。
コンターマシン
特徴
縦型バンドソー・コンターマシンで切断幅懐は約400mmあります。直線、曲線の切断をすることができ、直線自動切断装置が装備されており、重切削にも対応しています。付属の溶接機で鋸刃の溶接・焼鈍をすることが可能です。
ニコテック NCC-400LE
切断能力 | 高さ300×奥行き395(mm) |
---|---|
最大直線ストローク | 420(mm) |
鋸刃速度 | 10~150(m/min)無段変速 |
鋸刃寸法 | 鋸幅×長さ 2~19×3350(mm) |
テーブル寸法 | 700×700(mm) |
溶接機 | AC200V単相2kVA |
用途
5年次実験、その他研究(卒業・特別・教員)支援や製作依頼等で使用しています。
卓上ボール盤
特徴
鉄工φ13mmまでの穴あけ加工が可能な、ごく一般的な卓上ボール盤です。仕上げショップでは、小物加工がしやすい丸テーブルの卓上ボール盤を使用しています。
日立工機 B13R
テーブルタイプ | 丸テーブル |
---|---|
スピンドル回転数 | 50Hz:3000、2000、1420、800、500(min-1[r.p.m]) |
スイング(振り) | 360(mm) |
錐の最大送り | 80(mm) |
最大加工能力 | 13(φmm) |
用途
2年次実習・実験、3年次実習、その他研究(卒業・特別・教員)支援や製作依頼等で使用しています。
溶接
溶接エリアでは交流アーク溶接機9台、半自動アーク溶接機、スポット溶接機、TIG溶接機、ベンディングマシンを所有しています。下記に機械の紹介をしています。
交流アーク溶接機
特徴
交流電源を用いた溶接機です。自動電撃防止装置付きで、被覆溶接棒を用いた一般的な手動溶で使用します。
日立 AT-SSP6型
定格出力電流範囲 | 40~150(A) |
---|---|
定格負荷電圧 | 22(V) |
用途
2年次・3年次実習で使用しています。
半自動アーク溶接機
特徴
被覆溶接棒の代わりに、長いワイヤ(ソリッドワイヤ)と被覆材の代わりとなるシールドガス(Co2やアルゴン)を用いた溶接機で、手溶接と比べ作業効率と能率は圧倒的に高いです。但し、シールドガスを用いるため、風対策が必要です。
ダイヘン DM350
定格出力電流範囲 | 30~350(A) |
---|---|
定格出力電圧範囲 | 12~36(A) |
用途
3年次実習、製作依頼品加工等で使用しています。
TIG溶接機
特徴
タングステン電極を用いた溶接機で、シールドガスに不活性ガス(アルゴン、ヘリウム等)を使用します。 また、溶加棒を用いる必要もある。ステンレスやアルミの溶接に用いられている。
ダイヘン DA300P
TIG | DC | AC | AC-DC |
---|---|---|---|
定格出力電流範囲 | 4~300(A) | 10~300(A) | |
定格出力電流範囲 | 20(V) | 22(V) |
用途
製作依頼品加工等に使用しています。
ベンディングマシン
特徴
薄板の鋼板やアルミ板などの曲げ加工に用いられる機械です。プレスブレーキとも呼ばれます。高性能ACサーボモータ制御となっており油圧機能を有していないためメンテナンス性に優れています。
アマダ FMBⅡ-3613NT
加圧能力 | 352.8(KN) |
---|---|
曲げ長さ | 1300(mm) |
ストローク長さ | 150(mm) |
急閉じ速度 | 100(mm/s) |
用途
製作依頼品加工等に使用しています。
鍛造
鍛造エリアでは空気ハンマ、回転加熱炉、シャーリングマシン、帯鋸盤を所有しています。下記に機械の紹介をしています。
空気ハンマ
特徴
大谷式空気ハンマと呼ばれ、ハンマをペダルの踏み加減で叩くことができ、 加熱した鋼材を叩いて伸ばしたりすることが可能です。
大谷機械製作所 OT2型
称呼容量 | 1/16(ton) |
---|---|
最大行程 | 345(mm) |
毎分打数 | 200(回) |
電動機 | 5.5(KW) |
重量 | 3200(g) |
用途
3年次実習、その他研究(卒業・特別・教員)支援で使用しています。
回転加熱炉
特徴
YS型回転加熱炉と呼ばれ、上部の炉の部分が回転できる加熱炉です。下部のレバーやつまみなどで空気と重油の量を調整し、炉内で材料を加熱することができます。
YS-1
最大燃焼油糧()は最小 | (3)~8(kg/h) |
---|---|
油圧 | 0.4(kg/cm2) |
空気圧 | 0.4(kg/cm2) |
最大油量に対する1次空気量 | 0.15(m3/min) |
用途
3年次実習、その他研究(卒業・特別・教員)支援で使用しています。
シャーリングマシン
特徴
シャーリングマシンに数値入力機能が搭載され,材質、厚さを入力することにより、クリアランスが自動で調整され、バックゲージの位置も入力できます。
AMADA DCT-2065
切断板厚 | SS:0.6~6.5(mm) SUS:0.6~5.0(mm) |
---|---|
バックゲージ側長 | 5~1000(mm) |
用途
研究(卒研・特別・教員)支援や製作依頼等で使用しています。
帯鋸盤
特徴
オートマチックカットバンドソーマシンとも呼ばれ、バイスに材料を固定し、回転した鋸刃により材料を切断します。 材料の長さ、切削回数、切削圧力、鋸刃下降速度などが設定が可能です。
AMADA HA-250
切断能力 | 丸材(径)φ250角材(幅×高さ)300×250 415×415(mm) |
---|---|
ブレード寸法(幅×厚さ×長さ) | 27×0.9×3505 34×1.1×4570(mm) |
ブレード速度 | 20~80(50Hz) 24~80(60Hz)(mm) |
用途
研究(卒研・特別・教員)支援や製作依頼等で使用しています。