専攻科
産業技術システムデザイン工学専攻

専攻科は本科5年間の学びを基礎に、更なる高度な教育を行うことを目的としています。
実践的な研究開発ができる技術者、創造性に優れた技術者、広い視野をもった人間性豊かな技術者を育てます。また、工学に関して深く、より高度な専門的な知識や技術を教授し、創造性豊かで時代に即応できる総合力のある技術者を育成します。
2年間の課程を終えて学位(学士)を取得すれば、企業への就職だけでなく大学院への進学の道も開けます。茨城高専専攻科で自分の可能性を拡げよう。
コースのご紹介
機械工学コース(AMコース)

機械システム工学科及び電子制御工学科で修得した基礎知識を基盤にして、より高度な機械工学、制御工学及び電子工学などの知識を修得できます。
機械工学の研究開発能力を自ら深化させながら先端レベルの知識・技術を理解できる創造的な技術者を育成します。
電気電子工学コース(AEコース)

電子制御工学科、電気電子システム工学科及び電子情報工学科で修得した基礎知識を基盤にして、より高度な電気工学、電子工学、情報工学及び制御工学などの知識を修得できます。
電気電子工学の研究開発能力を自ら深化させながら先端レベルの知識・技術を理解できる創造的な技術者を育成します。
情報工学コース(AIコース)

電子制御工学科及び電子情報工学科で修得した基礎知識を基盤にして、より高度な情報工学、電子工学及び制御工学などの知識を修得できます。
情報工学の研究開発能力を自ら深化させながら先端レベルの知識・技術を理解できる創造的な技術者を育成します。
応用化学コース(ACコース)

物質工学科において修得した基礎知識を基盤にして、より高度な精密合成、材料工学、生命工学、及び環境工学などの知識を修得できます。
応用化学の研究開発能力を自ら深化させながら先端レベルの知識・技術を理解できる創造的な技術者を育成します。
専攻科生インタビュー
機械工学コース2年 仲村 翼冴さん

私が進学先に専攻科を選んだ理由は、本科からさらに2年間にわたって研究に取り組める点に魅力を感じたからです。
現在は、「視覚障碍者支援のための装着型ナビゲーションロボット」の開発をテーマに研究活動を行っています。研究は試行錯誤の連続ですが、学会やSEMICON® JAPANに研究成果を発表することができました。
発表の場では緊張もありますが、前向きなコメントやアドバイスをいただくことで、自分にはなかった新たな視点や気づきを得ることができ、大変貴重な経験となりました。今後も実用化に向けて、より一層研究・開発を進めていきたいと考えています。
情報工学コース2年 川崎 丹瑚さん

専攻科では、本科と同じ研究を2年間にわたって同じ先生のもとでじっくり続けることができ、より専門的な知識や技術を深められます。先生との距離が近く、研究や進路についても気軽に相談しやすい環境です。
さらに、専攻科生だけが参加できる海外研修の機会もあり、国際的な視野を広げる貴重な経験ができます。学びと成長のチャンスが多いのが専攻科の魅力です。
修了後の進路

主な就職先
(2022〜2024年度実績)
- エーザイ(株)
- (株)サイバーエージェント
- JX金属(株)
- ソフトバンク(株)
- (国研)日本原子力研究開発機構
- (株)日立製作所
- ファナック(株)
- 富士通(株)
- 富士フイルム(株)
- 本田技研工業(株)
主な進学先
(2022〜2024年度実績)
- 東北大学大学院
- 福島大学大学院
- 東京大学大学院
- 茨城大学大学院
- 筑波大学大学院
- 横浜国立大学大学院
- 長岡技術科学大学大学院
- 奈良先端科学技術大学院大学
- 東京都立大学大学院
専攻科最優秀研究発表賞
専攻科最優秀研究発表賞とは、日頃の研究への取り組みや特別研究発表会での
発表についてコース毎に審査し、研究面において最も優秀な学生を選出し表彰するものです。
受賞者には賞状を授与し、功績をウェブサイト上に掲載しています。