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先輩インタビュー

本校卒業生のご紹介

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INTERVIEW 04

川又 美穂さん

2022年3月
国際創造工学科 化学・生物・環境系卒業

富士フイルム株式会社
解析技術センター

今はどんな仕事をしていますか?

社内部門からの開発上の課題等について表面分析技術を用いて解析を行い、原因究明や開発指針の決定などに貢献するためのデータの提示をしています。

仕事のやりがい・仕事をしていて良かったことはなんですか?

課題に対して解析結果を提示した際に、依頼者から感謝される時が最も仕事のやりがいを感じます。

高専で学んだことや頑張ったことが、今の自分にどう活かされていますか?

高専5年間を通して実験を行う時間がたくさんありました。その時間で基礎的な器具等の使い方について実践を通して学んだことが、今の自分が抵抗なく実験できていることに繋がっていると思います。

学生のうちに「もっとやっておけば良かったな」と思うことはなんですか?

学生時代は実験して結果を出すことで満足してしまっていましたが、得られた結果から何がいえるかにまで目を向けて、考察する力をもっと養うべきだったと思います。

高専を目指す中学生へのアドバイス・メッセージをお願いします。

高専は自ら望めばたくさんのことに挑戦できる恵まれた環境です。ぜひ自分の意志を強く持って頑張ってください。

高専在学中の学生へのアドバイス・メッセージをお願いします。

失敗を恐れずにたくさんの挑戦をして、限りある高専での学生生活を有意義なものにしてください。

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INTERVIEW 03

青木 ニイナさん

2022年3月
専攻科産業技術システムデザイン工学専攻 情報工学コース卒業

ソフトウェア開発会社

<略歴>
本科電子情報工学科を卒業後、専攻科に進学。コロナ禍のオンラインによるインターンを経て今の会社に就職。

お仕事の内容を教えてください

テレビ放送に使用するデータを管理するためのシステムを開発・点検しています。放送中にシステムを止めることはできないため、緊張感を持って日々の業務に取り組んでいます。刻々と変化する情報に対応し、安定した稼働システムを構築するため、システムを効率化しています。

仕事のやりがい・仕事をしていて良かったことなどがあれば教えてください

日常生活でテレビやアプリの動画を観ると、この映像に自分が携わっているんだなあ、と感慨深くなります。

高専で学んだことや頑張ったことが、今の自分にどう活かされているか教えてください

電子情報工学実験で学んだオシロスコープの使い方や、PBLで習得したシーケンス図の読み方は、システム開発を行う上で重要な設計書を理解するために役に立ちました。また、部活動で培われたコミュニケーション能力、同じ目的に向かって切磋琢磨するという連帯感を意識した協調性は、日々の業務に欠かせない大切な力になっています。

学生のうちにもっとやっておけば良かったな、と思うことはありますか

特にありません。

高専を目指す中学生へのアドバイス・メッセージをお願いします

好きなこと、得意なことを根気強く、自信を持って地道に続けられる方にはぴったりな場所だと思います。人生のかなり早い段階で工学の進路を決めることは、大きな決断と勇気が要りますが、自分の軸を持って行動できる方は、絶対に素敵な仲間と先生方に巡り会えると思うので、ぜひいらしてください。

高専在学中の学生へのアドバイス・メッセージをお願いします

高専生活で出会う友達は、かけがえのない存在だと思います。楽しい時は一緒に笑い、苦しい時は痛みを分かち合いながら、今後も仲間を大切にしてください。

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INTERVIEW 02

荘司 涼佳さん

2017年3月 物質工学科卒業

製造業(化学)
研究開発職技術課

<略歴>
東京農工大学工学部 有機材料化学科に3年次編入
同大学の大学院(東京農工大学大学院 生物システム応用科学府 生物機能システム科学専攻)に進み、今の会社に就職。

今はどんな仕事をしているの?

私達の会社では、油脂や石油化学の原料をベースとした種々の機能性材料・素材を開発しています。私の所属する部署では、石油化学原料をヘルスケア分野へ応用するため、新規機能を持つ材料の開発や、機能性材料のより効率的な合成ルートの探索を行っています。

仕事のやりがい・仕事をしていて良かったことは?

自社の原料が日頃使用している製品に使われているのを見たときに、今後自分が開発した製品も同じように商品化されると思うとやりがいを感じます。

高専で学んだことや頑張ったことが、今の自分にどう活かされている?

高専では、入学から卒業まで実験をする機会がたくさんあります。そのため、様々な器具や機器を基礎的なところから学び、扱えるようになりました。化学系の会社にいると、急な測定依頼も多々あります。そのようなときに直ぐに対応できるのは、高専での学びのおかげだと思っています。

学生のうちに「もっとやっておけば良かったな」と思うことは?

様々な分野の人と関わりを持っておけば良かったと思っています。物質工学科を出て、その後化学系の道に進んでしまったので、自分の中で視野が狭くなっていると感じることがあります。

高専を目指す中学生へのアドバイス・メッセージをお願いします。

高専は5年制という特殊な環境です。普通高校に行った友達と比べて、自由度が高い傾向にあります。そのため、自分で何を学んで、何をしたいのかをはっきりさせる必要があると思います。やりたいことに挑戦できる環境なので、自分の意志を大切に頑張ってください。

高専在学中の学生へのアドバイス・メッセージをお願いします。

高専の4、5年生は、周りの友達が大学に入学し、取り残されたような焦りを感じることもあると思います(私はそうでした)。ただ、高専だからこそできることもたくさんあります。その一つが卒研だと私は思います。妥協することなく納得いくまで成し遂げてください。

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INTERVIEW 01

佐藤 玖莉さん

2015年3月 機械システム工学科卒業

国立研究開発法人 日本原子力研究開発機構
原子力科学研究所放射線管理部 放射線計測技術課

<略歴>
お茶の水女子大学理学部数学科へ編入学し、その後、同大学の大学院へ進学。
大学院では、原因と結果の関係を記述する因果推論について学び、放射線計測にそれが利用できるのではないか、と考え、原子力機構への就職。

今はどんな仕事をしているの?

放射能を測定するための測定装置の校正や不具合対応といった、測定装置のお世話がかりをしています。また、測定装置の改良や測定結果の分析方法の検討などの放射能測定システムの高度化にも携わっています。

仕事のやりがい・仕事をしていて良かったことは?

規格書をもとに、自分が定式化した分析法を、実際の測定結果に対して使用してもらえた時は嬉しかったです。

高専で学んだことや頑張ったことが、今の自分にどう活かされている?

測定に使用する試料台の作成時などに、製図で学んだことが活かされています。また、放射能測定の原理を理解するために、学んだことが活かされています。

高専を目指す中学生へのアドバイス・メッセージをお願いします。

分野は絞られますが、技術・知識が欲しい、と思う方には、有意義な5年間になると思います。がんばってください。

高専在学中の学生へのアドバイス・メッセージをお願いします。

学んだことは、たとえ専攻している分野に進まなかったとしても、役立ちます。せっかくなので、思いっきり学んでみてください。