分子の持つ光・電子機能をエレクトロニクスへ応用する目的で研究開発を行っている。機能性分子薄膜の作製から、太陽電池、分子センサー、光メモリーなどの有機分子の応用について取り組んでいる。また、光学的方法や電気物性的方法による、高感度で高精度の新規分析計測装置の開発も行っている。

　最近の主な研究内容

　① 低分子有機電子デバイス用薄膜の作製と評価
　② 光吸収性薄膜の光学応答の解析・評価
　③ 導電性薄膜の光学・電気的評価
　④ 生体高分子(タンパク質)結晶の作製と評価
　⑤ 低周波極微小振動のレーザ光計測 である。

　当研究室の主な設備

　・ 抵抗加熱式真空蒸着装置
　・ レーザ光源(ブルーArイオンレーザ,グリーンDPSSレーザ,レッドHe-Neレーザ)
　・ 可視透過吸収測定装置(自作)
　・ 可視全反射減衰(ATR)測定装置(自作)
　・ 薄膜電気伝導度測定装置(自作)

図１　薄膜作製装置(真空蒸着装置)

図２　作製した有機半導体薄膜 (銅フタロシアニン,厚さ約20nm)