氏名 | 三宅 晶子 (MIYAKE Shoko) |
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職名 | 講師 |
学位 | 博士(理学) |
担当科目 | 電気基礎学,応用数学演習,電気工学総合演習Ⅰ,電気工学基礎演習 |
研究分野 | 宇宙線物理学、放射線物理学、医用画像工学 |
H26年度 卒業研究テーマ |
・医用ディジタルX線画像における画質の物理特性評価ソフトウェアの開発 |
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本研究室では、以下の研究を進めています。
自然界に元々存在する放射線(自然放射線)の中には「宇宙線」と呼ばれる宇宙由来の高エネルギー粒子が存在します。本研究テーマでは、コンピュータ上に疑似宇宙空間を再現して宇宙線の挙動を追う数値計算を行うことにより、宇宙線の伝播過程やその起源、宇宙環境に関する研究を進めています。この他、国際宇宙ステーションの日本実験棟「きぼう」に設置予定の高エネルギー宇宙線観測装置(CALET)の研究開発にも携わっています。
ディジタルX線撮影システムにおけるX線検出器の画質特性を評価する際に用いられる指標として「DQE(量子検出効率)」があります。これはディジタル画像のSNR(信号対雑音比)を表す重要な画質指標である一方、算出に手間がかかります。そこで本研究テーマでは、DQEを半自動的に算出するソフトウェアを開発しています。
がん(悪性腫瘍)を治療するひとつの手段として、身体にX線や高エネルギー粒子の放射線を当てて悪い細胞を死滅させる治療法(放射線療法)があります。本研究テーマでは、医療従事者がこの治療法に関する基礎知識を修得するのに役立つ教材(放射線治療計画のシミュレーションソフトウェア教材)を開発しています。