2年進級時に専攻を決定

主専攻」で専門分野の理解を深めるだけでなく、「副専攻」で他分野についても学びます。

1年生で共通の専門科目を学んでから、第2学年進級時に自分が学びたい専門分野を主専攻・副専攻として決定します。

※出願時に主専攻を志望して、第2学年進級時に優先的に志望した主専攻に配属される受験方法もあります。

主専攻とは?

 茨城高専に入学した学生が、主に学ぶ専門分野のことを主専攻と呼びます。国際創造工学科には、主専攻として、機械・制御系、電気・電子系、情報系、化学・生物・環境系の4つの系があります。これまでの5学科(機械システム工学科、電子制御工学科、電気電子システム工学科、電子情報工学科、物質工学科)で学べる内容はいずれかの系で学ぶことができます。

主専攻で何を学べるの?

機械・制御系

 これまでの機械システム工学科と電子制御工学科で学んでいた機械設計・機械制御などの内容を統合した主専攻です。近年の機械製品は情報通信技術や人工知能など他工学分野の技術が不可欠なものとなっています。機械・制御系では次世代の知能機械や機械システムの開発から生産に係る幅広い分野で活躍する機械・制御系エンジニアを育成します。

電気・電子系

 これまでの電子制御工学科、電気電子システム工学科、電子情報工学科で学んでいた電気電子工学に係る内容を統合した主専攻です。電気・電子系の技術は、電力や電機メーカだけでなく、自動車、医療、鉄鋼、食品さらには化学産業でも必要とされています。これに対応するため、電気電子系の基礎科目に加え、コンピュータやネットワークなど情報・通信技術、電気自動車などで使われるパワーエレクトロニクスや制御技術、太陽光発電などの再生可能エネルギー技術を学び、幅広い分野で活躍する電気・電子系エンジニアを育成します。

情報系

 これまでの電子情報工学科で学んでいた、情報分野に係る内容を学ぶ主専攻です。コンピュータやインターネットはもはや私たちの生活に欠かせない存在です。近年では、日常生活で使用する身近なものをインターネットに接続するIoT技術を利用したサービス、インターネット上に分散したビッグデータの活用技術が注目を集めています。情報系ではコンピュータやインターネットから新たなサービスを創り出せる情報系エンジニアを育成します。

化学・生物・環境系

 これまでの物質工学科で学んでいた主要な化学分野の内容に生物科学や環境科学を加えた主専攻です。現在、環境破壊やエネルギー問題、地球温暖化、人口増加などの問題に対して、地球にやさしい化学技術の創造及び、社会の持続可能な発展のための技術の創造が求められています。これらの問題解決に取り組めるように、化学・生物・環境系では新しい化合物の合成、機能性材料や化合物の物性評価、バイオテクノロジー、環境保護技術などを総合的に学んだ総合化学系エンジニアを育成します。

副専攻とは?

 副専攻では主専攻と異なる分野の基礎的内容を学ぶことができます。幅広い分野を学ぶことで、学生が卒業後に新たな分野への挑戦を可能とするための素養を身につけてもらうことが目的です。副専攻として機械・制御系、電気・電子系、情報系、化学・生物・環境系、グローバル系の5つの系があります。

 例えば、大量の遺伝情報を解析して、ある病気の原因となる遺伝子を特定することで、新しい薬の開発につなげる仕事に就きたいと思っている学生がいるとします。この人には、将来、生物分野に関する知識と情報科学分野に関する知識の両方が必要となるでしょう。このように複数の分野にわたる仕事に挑戦したい人には、複数の専門分野の知識を活用し、技術を融合させる力が必要となります。その基礎を養うために、副専攻として主専攻とは異なる分野を学びます。たとえば上の例で挙げたような学生の場合、主専攻として化学・生物・環境系(あるいは情報系)、副専攻として情報系(あるいは化学・生物・環境系)を選ぶのがよいでしょう。

 また、グローバル系では、様々な国籍や文化的背景の人たちと協力して仕事をし、リーダーシップも発揮できるようなエンジニアの育成を目指します。そのため、それぞれの主専攻に共通な基礎となる分野について英語で学び、考え、理解し、また、論文作成やプレゼンテーションなど、英語で情報発信するための力を養います。高学年では、実際に外国籍学生と一緒に課題解決に向けた方策を討議するなどの経験を通して、グローバルな視点に立った問題解決能力やリーダーシップを養います。

主専攻副専攻

主専攻・副専攻への配属の流れ

 国際創造工学科の1年生はグローバル化に対応した教育のもと、全ての系の基本的な内容について学びます。その後、第2学年進級時に、学生がさらに専門的な知識を深めたいと希望する系を機械・制御系、電気・電子系、情報系、化学・生物・環境系から選択し、配属の希望を出します

 また、同時期に副専攻の配属希望も出します。副専攻の分野には、機械・制御系、電気・電子系、情報系、化学・生物・環境系、グローバル系の5つがあり、この中から主専攻とは異なる分野を一つ選択してもらいます。

※主専攻・副専攻にはそれぞれ定員がありますので、配属の希望が通らない場合があります。

※基本的に、主専攻・副専攻は入学後第2学年進級時に配属希望を出しますが、入試出願時に主専攻を志望して、第2学年進級時には優先的に希望主専攻に配属される受験方法もあります。詳しくは、入試制度についての説明をご覧ください。