ACコース 分子分光学特論 1年・前期・選択・学修2単位
担当教員 佐藤 稔 連絡先 
講義の概要 分子分光学は機器分析の基礎である。紫外・可視吸収スペクトル、赤外吸収スペクトル、核磁気共鳴スペクトル、電子スピン共鳴スペクトル等の分光スペクトルが分子のどのような性質に基づくものかを学び、これらのスペクトルの解析により、分子の電子状態や分子構造を推定する。
到達目標 各種スペクトルが分子のどのような性質に基づいているか理解できること。
日程授業項目理解すべき内容 理解度
(1~4)
前期 第1週 各種スペクトルの原理 量子化学の復習、電磁波とエネルギー  
第2週 ボルツマン分布、Lambert-Beerの法則 ボルツマン分布、Lambert-Beerの法則  
第3週 電子スペクトル許容遷移と禁制遷移 許容遷移と禁制遷移、Franck-Condonの原理  
第4週 可視紫外吸収スペクトル 各種遷移、溶媒効果  
第5週 d-d吸収、発光スペクトル d-d分裂とd-d吸収、蛍光とリン光の違い  
第6週 回転スペクトル 直線分子の回転スペクトル  
第7週 振動スペクトル 直線分子の振動スペクトル  
第8週 (中間試験)  
第9週 群論とは何か 群論とは何か  
第10週 点群 分子の対称性  
第11週 軌道の対称性 軌道の対称性  
第12週 群論から見た許容遷移と禁制遷移 遷移モーメント  
第13週 基準振動 振動の対称性  
第14週 赤外活性、ラマン活性 赤外活性、ラマン活性  
第15週 (期末試験)  
第16週 総復習  
履修上の注意 本科目は隔年開講となりますので、2年生の受講も可能です。
開講される年度については、授業時間割で確認してください。
学習教育目標 Bに対応 達成項目専攻科ロ),ハ)に対応 JABEE
認定基準
(B-1),(B-2),(d)-(1)に対応
教科書・参考書 教科書:崎山博史ら訳 「分子の対称性と群論入門」丸善出版
参考書:Barrow, G.M.,「Introduction to Molecular Spectroscopy」 McGraw-Hill Book Company
    藤代亮一訳 「バーロー物理化学(下)」東京化学同人
    中田 宗隆著「量子化学〈2〉分光学理解のための20章」東京化学同人
評価方法及び
合格基準
成績の評価は、定期試験の成績80%、小テストの成績20%で行い、合計の成績が60点以上の者を合格とする。
学生へのメッセージ、
予習・復習について
小テストを行うので講義中に理解し、質問があればその場で聞くこと。講義ノートの内容を見直し、講義に関係する例題・演習問題を解いておくこと。次回予定の部分を予習しておくこと。また、積分を復習すること。電卓の使用可。