AMコース 燃焼工学 1年・前期・選択・学修2単位
担当教員 小堀 繁治 連絡先 
講義の概要 燃焼は燃料を急激に酸化させ,相当の発熱を生じさせる現象である.工業的にはこの熱を利用して熱機関の駆動や物体加熱が行われる.一方で大量の熱が燃焼により生成されると,排気ガスも莫大となるので,環境汚染物質も多くなる.上述の背景のもと,本講義では燃焼の基礎を学び,有害燃焼生成物の低減について理解することを目的とする.
到達目標 1. 予混合燃焼と拡散燃焼の違いについて理解する.
2. 気体燃料,液体燃料および固体燃料の燃焼機構を理解する.
3. 燃焼による化学発光現象および有害物質の生成機構とその防止法を理解する.
日程授業項目理解すべき内容 理解度
(1~4)
前期 第1週 1)燃焼とエネルギー 燃焼とエネルギーについて理解する.  
第2週 2)火炎伝播1 燃焼の種類,火炎形態および火炎伝播について理解する.  
第3週 2)火炎伝播2 火炎面について理解する.  
第4週 3)バーナー拡散火炎 拡散火炎の構造について理解する.  
第5週 4)液滴燃焼 液体燃料の燃焼形態,微粒化および油滴の蒸発・燃焼について理解する.  
第6週 5)固体燃料の燃焼 固体燃料の燃焼形態,着火および消炎について理解する.  
第7週 6)予混合燃焼の混合比と燃焼温度1 混合比と発熱量について理解する.  
第8週 6)予混合燃焼の混合比と燃焼温度2 燃焼温度および断熱火炎温度について理解する.  
第9週 7)点火と燃焼限界1 点火,消炎および着火遅れについて理解する.  
第10週 7)点火と燃焼限界2 燃焼限界について理解する.  
第11週 8)燃焼速度の計測1 燃焼速度について理解する.  
第12週 8)燃焼速度の計測2 燃焼速度の計測の原理について理解する.  
第13週 9)燃焼火炎画像1 燃焼火炎の撮影方法について理解する.  
第14週 9)燃焼火炎画像2 燃焼火炎の画像について理解する.  
第15週 (期末試験)  
第16週 総復習  
学習教育目標 Bに対応 達成項目専攻科ハ)に対応 JABEE
認定基準
(B-2),(d)-(1)に対応
教科書・参考書 教科書:田坂英紀「燃焼工学」(森北出版)
参考書:大竹一友,藤原俊隆「燃焼工学」(コロナ社)、平野敏右「燃焼学」(海文堂)、水谷幸夫「燃焼工学」(森北出版)
評価方法及び
合格基準
成績の評価は、定期試験の成績で評価し、平均の成績が60点以上の者を合格とする。ただし小テストやレポートを課した場合、成績の評価は、定期試験の成績を80%、小テストやレポートの成績を20%で行い、合計の成績が60点以上の者を合格とする。
学生へのメッセージ、
予習・復習について
燃焼工学は流体力学,熱力学,伝熱工学,化学および物理など多くの学問の境界領域に存在するので,これまで理解が非常に困難でした.しかし近年エネルギー消費の増大と国際情勢の複雑化,環境汚染の面から,燃焼工学の重要性が増してきました.できるだけ理解し易く説明するので,受講者は燃焼工学を習得するよう心がけて下さい.