専共通 | 現代歴史学 | 2年・前期・選択・学修2単位 | |
担当教員 | 並木 克央 | 連絡先 | |
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講義の概要 | 現代を理解するためには正しい歴史認識が必要となる。そこでまず、歴史の研究がどのような方法でおこなわれてきたかを概観する。また歴史学が何を課題としてきたかを理解する。その上で自国史と世界史の相違点・共通点を理解して相互の歴史を尊重する一助とする。 | ||
到達目標 | 1.歴史認識の方法について理解する。 2.歴史学の方法論について理解する。 3.アジアの中での日本について理解する。 |
日程 | 授業項目 | 理解すべき内容 | 理解度 (1~4) | |
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前期 | 第1週 | 歴史学と諸分野 | 歴史学とは何か、歴史学にはどのような分野があるかを理解する。 | |
第2週 | 発展段階論に関わる議論 | 発展段階論の概要とそれをめぐる議論について概観する。 | ||
第3週 | 比較史の方法 | マルク・ブロックなどの比較史の方法を概観する。 | ||
第4週 | 社会史の方法 | 網野義彦などによる社会史の方法を概観する。 | ||
第5週 | 史料と史料学 | 何を史料として用いて来たか。何が史料として用いられるようになるかを理解する。 | ||
第6週 | 地方史・地域史の方法 | 前後における地方史運動などの概要を理解する。 | ||
第7週 | (中間試験) | |||
第8週 | 為政者と英雄 | 歴史上、日本ではどのような人が英雄として扱われてきたかを探る(Ⅰ) | ||
第9週 | 民衆と英雄 | 歴史上、日本ではどのような人が英雄として扱われてきたかを探る(Ⅱ) | ||
第10週 | 支配する人びと | 日本における為政者の特色を探る。 | ||
第11週 | 支配された人びと | 日本における民衆のありようを探る。 | ||
第12週 | 差別された人びと | 日本における差別とそれへの闘いの概要を理解する。 | ||
第13週 | 歴史上の常陸・茨城とはⅠ | 常陸・茨城の国政上にしける位置について概観する。 | ||
第14週 | 歴史上の常陸・茨城とはⅡ | 常陸・茨城の歴史的特殊性を探る。 | ||
第15週 | (期末試験) | |||
第16週 | 総復習 | |||
履修上の注意 | JABEE認定のためには、「現代歴史学」または「現代思想」のどちらかを履修する必要があります。 この授業は前期にのみ開講する半期終了科目です。 | ||||
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学習教育目標 | Eに対応 | 達成項目 | 専攻科チ)に対応 |
JABEE 認定基準 |
(E-1),(a)に対応 |
教科書・参考書 | 教科書は使用しない。必要に応じてプリントを配布する。 | ||||
評価方法及び 合格基準 |
2回の定期試験の平均点を成績とし、60点以上を合格とする。 | ||||
学生へのメッセージ、 予習・復習について |
正確にノートをとること。 専門的用語などについては図書館等で調べてほしい。 シラバスによって次週の授業テーマを把握し、書物等で予習しておくこと。また授業終了後はノート等を見直し、復習すること。 |