物質 物質工学実験Ⅰ(物理化学実験)  4年・通年・必修・履修4単位
担当教員 佐藤 稔、依田 英介 連絡先 
講義の概要 これまでに物理化学の授業等で学んできた理論や諸法則について実験を通じて理解を深めるとともに,化学物質の性質を測定する方法や測定器具の取り扱いを体得することを目的とする。また,測定に際して起こる実験誤差の取り扱いについても学ぶ。
到達目標 1.実験装置・器具・情報機器等を利用して目的を達成する手法を理解・習得する。
2.実験・演習を通じて工学の基礎に係わる知識を理解する。
3.実験から得られたデータや演習内容について工学的に考察し説明・説得できる。
4.コンピュータを用い、情報を収集したり、データを分析したりすることができる。
5.与えられた制約の下で、自主的に問題解決に取り組むことができる。
6.自らの考えを論理的に記述することができる。
7.討議やコミュニケーションすることができる。
実験テーマ理解すべき内容 担当者
前期 ガイダンス、
実験の解説、安全指導(2週)
日程、評価法、実験レポートの書き方
実験内容、実験上の諸注意
佐藤、依田
液体の密度および粘度(2週) 密度および粘度の測定原理、実験誤差の処理法 依田
1次反応(2週) 1次反応の反応解析法、旋光度測定
(コンピュータによる解析を含む)
依田
分解電圧(2週) 分解電圧、溶液の電気分解 佐藤
液体の蒸気圧(2週) 蒸気圧曲線、クラウジウス-クラペイロンの式
(コンピュータによる解析を含む)
佐藤
溶解熱(2週) 熱量計の使用法、Beckmann温度計の調整法 依田
液体の相互溶解度(2週) ギブスの相律、自由度 佐藤
ディスカッション(3週) 実験内容に関する質疑応答 佐藤、依田
後期 前期と同じ 前期と同じ
履修上の注意 クラスを2つのグループに分けて「物質工学実験I(機器分析実験)」と本実験とに配属し、前期と後期で入れ替わって両方の実験を履修する。 物質工学実験Ⅰ(機器分析)と併せて4単位。
学習教育目標 A,B,Fに対応
達成項目本科イ)、ロ)、ニ)、チ)に対応
JABEE
認定基準
(A-3),(B-1),(B-5),(F-1),(d)-(1),(e),(f),(g),(h),(i)に対応
教科書・参考書 教科書:茨城高専物質工学科編「物質工学実験Ⅰ 物理化学実験 テキスト」配布
参考書:山本,北出,楠見「基本物理化学実験」(産業図書)、浅田誠一「図解とフローチャートによる新物理化学実験」(技報堂)
評価方法及び
合格基準
成績の評価は、実験への取り組み状況50%、レポートの内容50%で評価し、機器分析実験と合計して平均点60点以上の者を合格とする。ただし、提出すべきレポートのうち1通でも未提出のものがある場合には不合格とする。なお、定められた期限内にレポートが提出されなかった場合は減点する。
学生へのメッセージ、
予習・復習について
学生実験での目標の1つは,与えられた実験器具で如何に文献値に近い値を出すかである。しかし,結果がたとえ文献値と一致しなかったとしても,なぜ一致しなかったかを考察することは極めて重要なことであり、優れた考察については大いに評価する。本実験は2人1班で行い、各班上記の実験テーマの内5テーマを実施する。実験室はいずれも物質工学科棟1階、学生実験室1を使用する。事前に実験テキストを熟読し、各実験テーマの目的と内容を十分理解して、実験に臨むこと。