物質 | 化学ゼミナール | 3年・通年・必修・履修1単位 | |
担当教員 | 須田 猛、鈴木 康司、ルイス グスマン、岩浪 克之、宮下 美晴、小松崎 秀人、石村 豊穂、依田 英介、小林 みさと | 連絡先 | |
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講義の概要 | 前期:2年次の化学ゼミナールに引き続いて、3年次でも少人数のグループで各教員の指導のもと、やや長文の科学に関する英語を読みながら、科学的な英文に慣れ親しんで英語力を身につける。 後期:2年次の分析化学の復習と演習を行う。 | ||
到達目標 | 1.科学英文の単語力、読解力をつける。 2.英語学習を通して各教員とのコミュニケーションを図り、物質工学科を理解する。 3.分析化学の体系と知識を修得する。 |
日程 | 授業項目 | 理解すべき内容 | 理解度 (1~4) | |
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前期 | 第1週 | ガイダンス | 本授業の目的、日程、および予習法について。 | |
第2週 | 1. Is an astronaut really weightless in space? | 1.長文においても主語(主部)と動詞(述部)を意識して訳せるようにする。2.動詞については、自動詞と他動詞を区別して訳せるようにする。3.科学英文法(テキストp1-16)を理解する。上記の3つについて特に留意しながら、科学英文の読み方を理解する。 | ||
第3週 | 〃 | 同上 | ||
第4週 | 〃 | 同上 | ||
第5週 | 2. Is the earth slowing down? | 同上 | ||
第6週 | 〃 | 同上 | ||
第7週 | (中間試験) | |||
第8週 | Is the earth slowing down?の続き | 同上 | ||
第9週 | 3. How does a thermometer work? | 同上 | ||
第10週 | 〃 | 同上 | ||
第11週 | 〃 | 同上 | ||
第12週 | 4. Can tides be used to generate electricity? | 同上 | ||
第13週 | 〃 | 同上 | ||
第14週 | 〃 | 同上 | ||
第15週 | (期末試験) | |||
第16週 | 総復習 | 学習した内容の総復習 | ||
後期 | 第1週 | 1.分析化学の体系 | 定性、定量の観点からの化学分析、機器定量分析の体系化 | |
第2週 | 2.定性分析 2-1)陽イオン分析の理論 |
硫化水素法による陽イオン分析法の体系 | ||
第3週 | 2-2)溶解度積と沈殿平衡計算 2-3)陰イオン分析 |
溶解度積の応用と沈殿生成の関係 陰イオン分析法のポイント |
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第4週 | 3.定量分析 3-1)重量分析 |
重量分析法の原理と応用例 | ||
第5週 | 3-2)容量分析 A)pH滴定 | 一次標準、pH滴定法の理論、滴定曲線、指示薬、応用例 | ||
第6週 | (その2) | 塩基混合物の同時定量、pH計算 | ||
第7週 | (中間試験) | |||
第8週 | B)沈殿滴定 | 沈殿滴定の理論と応用、Mohr法、Volhard法 | ||
第9週 | C)酸化還元滴定 | 半電池式、過マンガン酸滴定法 | ||
第10週 | (その2) | ヨウ素滴定法、酸化還元滴定の計算 | ||
第11週 | D)キレート滴定 | キレート剤、キレート滴定指示薬、エントロピー効果 | ||
第12週 | 4.機器定量分析 4-1)機器定量分析の一般論 |
物質量と機器の出力量、検量線法 | ||
第13週 | 4-2)吸光光度法 4-3)原子吸光法 |
吸光光度法の定量原理と応用、原子吸光法の定量原理と応用、標準添加法 | ||
第14週 | 4-4)クロマトグラフ法 | クロマトグラフの定量原理と応用、内部標準法 | ||
第15週 | (期末試験) | |||
第16週 | 総復習 | 本授業の総復習 | ||
学習教育目標 | A,Fに対応 | 達成項目 | 本科イ)、チ)に対応 | JABEE認定基準 | |
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教科書・参考書 | テキスト:「化学ゼミナールテキスト」(茨城高専・物質工学科 編集) 「分析化学のまとめ」(茨城高専・物質工学科 編集) | ||||
評価方法及び 合格基準 |
前期の科学英語の成績評価は、定期試験の成績80%、英単語の小テストの成績20%で行う。 後期の成績の評価は、定期試験の成績で行う。前期および後期の平均の成績が60点以上の者を合格とする。 | ||||
学生へのメッセージ、 予習・復習について |
前期の授業は,小グループに分かれ,各教員の部屋で行います。これは2つの大きな目的があります。1つ目は、少人数で科学英語を学習しながら英語力を養うことで、2つ目は、物質工学科の各教員室で授業を行うことにより、教員とのコミュニケーションを図り、物質工学科のより一層の理解に役立てることです。今年度は英単語の小テストもあるので、しっかり予習して下さい。後期の授業は、分析化学の総復習を行うので、2年生でやった分析化学をしっかり予習しておいて下さい。 |