制御	制御工学I	4年・前期・選択・学修2単位
担当教員	菊池 誠	連絡先
講義の概要	自動制御技術はあらゆる産業分野に導入され重要な役割を担っている。ここでは古典制御理論の基礎を学ぶ。
到達目標	１．システムの伝達関数表現を理解する。 ２．安定性の基礎を理解する。

日程		授業項目	理解すべき内容	理解度 (1～4)
前期	第1週	制御系について	制御系の基礎概念を理解する。複素数の基礎を復習する。
	第2週	ラプラス変換（１）	基本的な関数のラプラス変換を理解する。
	第3週	ラプラス変換（２）	ラプラス変換の性質を理解する。
	第4週	制御要素と伝達関数（１）	基本要素の伝達関数を理解する。
	第5週	制御要素と伝達関数（２）	主な伝達関数を理解する。
	第6週	伝達関数とブロック線図	ブロック線図によるシステムの表現方法と等価変換を理解する。
	第7週	（中間試験）
	第8週	過度応答（１）	基本要素の過度応答を理解する。
	第9週	過度応答（２）	１次遅れ要素と２次遅れ要素の過度応答を理解する。
	第10週	周波数応答（１）	周波数領域での系の表現方法について理解する。
	第11週	周波数応答（２）	ベクトル軌跡やボード線図の作成方法を理解する。
	第12週	制御系の安定判別（１）	特性根とフルビッツの安定判別法を理解する。
	第13週	制御系の安定判別（２）	ゲイン余裕、位相余裕を理解する。
	第14週	制御系の特性評価（１）	定常偏差を理解する。
	第15週	（期末試験）
	第16週	総復習

学習教育目標	Ａ，Ｂに対応	達成項目	本科イ），ロ）に対応	JABEE 認定基準	(A-2),(B-1),(d)-(1)に対応
教科書・参考書	教科書：今井弘之ほか「やさしく学べる制御工学」（森北出版）
評価方法及び 合格基準	成績の評価は、定期試験の成績７０％、レポートの成績３０％で行い、合計の成績が６０点以上の者を合格とする。
学生へのメッセージ、 予習・復習について	講義ノートの内容を見直し、講義に関する例題・演習問題を解いておくこと。講義で示した次回予定の部分を予習しておくこと。