共通 | 解析学 | 3年・通年・必修・履修4単位 | |
担当教員 | 長本 良夫、櫻井 みぎ和、五十嵐 浩、 坂内 真三、今田 充洋 |
連絡先 | |
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講義の概要 | 1変数関数の微分積分法について学習する。次に、これまでに修得した1変数関数の微分積分法を基礎として、多変数関数の微分法、積分法とその応用を学習する。 | ||
到達目標 | 1.1変数関数の微分積分法に習熟し、その応用を理解する。 2.多変数関数の偏微分法に習熟し、その応用を理解する。 3.多変数関数、特に2変数関数の重積分の計算法に習熟し、その応用を理解する。 |
日程 | 授業項目 | 理解すべき内容 | 理解度 (1~4) | |
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前期 | 第1週 | 不定積分 | 微積分の基本定理2、不定積分の公式と線形性 | |
第2週 | 不定積分の置換積分法 | 1次式との合成関数の不定積分、有理関数の不定積分 | ||
第3週 | 不定積分の部分積分法 | 対数関数・逆三角関数の積分 | ||
第4週 | 曲線の媒介変数表示 | 曲線の媒介変数表示 | ||
第5週 | 媒介変数表示と微分法 | 媒介変数表示による曲線の導関数 | ||
第6週 | 媒介変数表示と積分法 | 媒介変数表示された曲線と面積・長さ | ||
第7週 | (中間試験) | |||
第8週 | 極座標 | 極座標による図形、極方程式と面積 | ||
第9週 | 極方程式と積分法 | 極方程式と面積 | ||
第10週 | 広義積分 | 広義積分の収束と例 | ||
第11週 | 高次導関数 | 第n次導関数 | ||
第12週 | 関数の展開(1) | べき級数、収束半径、べき級数展開、項別微分・積分 | ||
第13週 | 関数の展開(2) | マクローリン級数と多項式 | ||
第14週 | 関数の展開(3) | マクローリン展開、オイラーの公式、テイラー展開、関数の近似 | ||
第15週 | (期末試験) | |||
第16週 | 総復習 | |||
後期 | 第1週 | 2変数関数 | 2変数関数とそのグラフ、極限値、連続性 | |
第2週 | 偏微分と偏導関数 | 偏微分係数、偏導関数の計算 | ||
第3週 | 合成関数の導関数と偏導関数 | 2変数関数の合成関数とその導関数および偏導関数 | ||
第4週 | 接平面と全微分 | 接平面の方程式、全微分の意味 | ||
第5週 | 偏導関数の応用(1) | 2変数関数の極値と極値の判定法 | ||
第6週 | 偏導関数の応用(2) | 陰関数の微分法、条件付き極値問題とラグランジュの乗数法 | ||
第7週 | (中間試験) | |||
第8週 | 2重積分の定義 | 2重積分の性質、累次積分 | ||
第9週 | 2重積分の計算 | 累次積分による計算、積分順序の変更 | ||
第10週 | 一般の変数変換と積分の変換 | 一般の座標変換による2重積分の変換公式、ヤコビアン | ||
第11週 | 極座標と積分の変換 | 極座標変換による積分の変換公式 | ||
第12週 | 2重積分の応用 | 立体の体積 | ||
第13週 | 2重積分の応用 | 広義積分 | ||
第14週 | 2重積分の復習 | ドリル、問題集による復習 | ||
第15週 | (期末試験) | |||
第16週 | まとめと総復習 | |||
学習教育目標 | Aに対応 | 達成項目 | 本科イ)に対応 | JABEE認定基準 | |
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教科書・参考書 | 教科書:高専の数学教材研究会 編著 「高専テキストシリーズ 微分積分1」(森北出版) 高専の数学教材研究会 編著 「高専テキストシリーズ 微分積分2」(森北出版) 問題集:日本数学教育学会 高専・大学部会 TAMS編「微分積分」(電気書院) | ||||
評価方法及び 合格基準 |
成績の評価は、定期試験の成績を80%、全国高等専門学校到達度試験(数学)の成績を10%、課題を10%の割合で行い、合計の成績が60点以上の者を合格とする。 | ||||
学生へのメッセージ、 予習・復習について |
予習、復習を行い、出来るだけ多くの問題演習をすること。分からない点は授業中またはオフィスアワーを積極的に活用して質問するなど、自主性をもって臨んでほしい。 |