AIコース | ソフトウエア工学特論 | 2年・後期・選択・学修2単位 | |
担当教員 | 蓬莱 尚幸 | 連絡先 | |
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講義の概要 | ソフトウェア工学はソフトウェア開発を体系的に考察する分野です。基本的な考え方や問題点を理解し,コード行数が数百万以上になる大規模ソフトウェアを実現するために多くのソフトウェア技術者が培ってきた様々な技術を学びます。 | ||
到達目標 | ソフトウェア開発の工程、中間生成物、手法について学びます。 |
日程 | 授業項目 | 理解すべき内容 | 理解度 (1~4) | |
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後期 | 第1週 | ソフトウェア工学の概要 | ソフトウェア技術者の仕事、歴史 | |
第2週 | ソフトウェア開発におけるプロセス | プロセスとプロダクト、ウォーターフォールモデル、アジャイル開発 | ||
第3週 | 分析と設計 | ソフトシステムアプローチ、構造化、データ中心、オブジェクト指向 | ||
第4週 | プロジェクトマネジメント | PMBOK、プロジェクトマネジャー、PERT | ||
第5週 | ソフトウェア産業の課題 | ソフトウェア規模、オープン化、スキル標準 | ||
第6週 | システム提案書 | 目的、構成、費用対効果 | ||
第7週 | (中間試験) | |||
第8週 | デザインレビュー | 目的、種類、進め方、完了のタイミング、レビュー記録表 | ||
第9週 | システム要件定義 | ユーザ要求、システム要件、開発計画書、PERT図、ガントチャート | ||
第10週 | 外部設計工程 | 外部設計と内部設計、作成手順 | ||
第11週 | 内部設計工程 | 目的、重要性、作成手順 | ||
第12週 | プログラミング工程 | ソースコード、ソースコードレビュ、単体テスト | ||
第13週 | テスト工程 | 結合テスト、総合テスト、品質保証、バグ累積曲線、品質見解 | ||
第14週 | 品質管理、セキュリティ | メトリクス、構成管理、実装攻撃、耐タンパ性、開発プロセスのセキュリティ | ||
第15週 | (期末試験) | |||
第16週 | 総復習 | |||
学習教育目標 | Bに対応 | 達成項目 | 専攻科ロ),ハ)に対応 | JABEE 認定基準 |
(B-1,-2),(d)-(1),(d)-(2)-a)に対応 |
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教科書・参考書 | 教科書:PPT資料(配布) 参考書:鶴保征城「ずっと受けたかったソフトウェアエンジニングの授業」(翔泳社) | ||||
評価方法及び合格基準 | 成績の評価は、定期試験の成績で行い、平均の成績が60点以上の者を合格とする。 | ||||
学生への メッセージ |
銀行のATM、通販や宅急便の物流システム、携帯電話、自動車、家電製品、いまやソフトウェアが入っていないものはありません。半導体に取って代わって「産業の米」と言われるほど、重要な基礎技術となっています。ソフトウェア工学は、ソフトウェア開発会社に就職する方のみならず、ソフトウェアを利用するユーザ企業で仕事に従事する多くの方にも必ず役に立つと思います。 予習:授業項目に関する質問を1個以上用意しましょう。 復習:講義資料を見直し、理解不十分なところがあれば教員に聞くなどして解決しましょう。また、授業中に紹介した参考文献や実例を利用して考察を深めましょう。 |