AE・AIコース | オートマトン | 1年・後期・選択・学修2単位 | |
担当教員 | 吉成 偉久 | 連絡先 | |
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講義の概要 | 「複雑系」と呼ぶ,今まで既存の科学が避けてきた相互作用のある複雑な対象について,入門から始め,その具体的な解析手法についてまで学習していく。 | ||
到達目標 | 1.相互作用のある複雑な対象について,理解できること。 2.Microsoft Excelのマクロを習得し,複雑系の現象をシミュレーションできること。 |
日程 | 授業項目 | 理解すべき内容 | 理解度 (1~4) | |
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後期 | 第1週 | 「複雑系」とは何か? | 複雑系の概念を理解する。 | |
第2週 | 固有名詞としての「複雑系」 | 言葉の面からみた複雑系を理解する。 | ||
第3週 | 「複雑系」科学の位置 | 複雑系の科学は従来の科学に対してどんな位置にあるか理解する。 | ||
第4週 | 「複雑系」科学の方法論 | 複雑系にアプローチする手法の構成的手法を理解する。 | ||
第5週 | アナロジー | アナロジーを理解する。 | ||
第6週 | フラクタル | フラクタルに持つ自己相似性やフラクタル図形を理解する。 | ||
第7週 | (中間試験) | |||
第8週 | 砂山の雪崩に隠された規則 | 相互作用と自己組織的臨界状態との関係を理解する。 | ||
第9週 | 自然・社会に見られるべき乗法則 | 自然界に見られるべき乗則と自己組織的臨界状態との関係を理解する。 | ||
第10週 | カオス | カオスの基本を理解する。 | ||
第11週 | セル・オートマトン | セル・オートマトンの概要を理解する。 | ||
第12週 | セル・オートマトンの演習(1) | Excelのマクロ言語の利用方法を習得する。 | ||
第13週 | セル・オートマトンの演習(2) | マクロ言語によるプログラミングを理解する。 | ||
第14週 | セル・オートマトンの演習(3) | マクロ言語による1次元セル・オートマトンの実現方法を習得する。 | ||
第15週 | (期末試験) | |||
第16週 | 総復習 | |||
学習教育目標 | Bに対応 | 達成項目 | 専攻科ロ),ハ)に対応 | JABEE 認定基準 |
(B-1,-2),(d)-(1),(d)-(2)-a)に対応 |
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教科書・参考書 | 教科書:井庭 崇,福原 義久「複雑系入門」(NTT出版) 参考書:今野 紀雄「図解雑学 複雑系」(ナツメ社) | ||||
評価方法及び合格基準 | 成績の評価は,定期試験の成績60%とレポート課題の成績(40点満点)の合計点で行い,この成績が60点以上の者を合格とする。 | ||||
学生への メッセージ |
課題レポートには、Excelマクロを用いて具体的に解析した結果を求めるのでExcelの操作方法を復習しておくこと。 復習については、講義ノートの内容を見直し、重要な用語についてまとめておくこと。また、講義で示した次回予定の部分を予習しておくこと。 |