物質 | 文献検索 | 5年・前期・選択・学修1単位 | |
担当教員 | ルイス グスマン | 連絡先 | |
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講義の概要 | 研究を進める上で関連する分野の文献を収集調査することは必要不可欠なことである。膨大な量の文献の中から目的の文献を調査する方法について解説するとともに、自ら文献を調査・入手・読解するまでを体験して、文献検索のノウハウを養うとともに文献内容の発表を通してプレゼンテーション力の養成を目標とする。 | ||
到達目標 | 1.文献(学術論文)を検索する方法に習熟し、インターネットを使って目的の文献を検索できるようにすること。 2.検索によって入手した文献について、英文の文献要旨(アブストラクト)を短時間で読解できるようにすること。 3.オリジナルの論文を読み、それを要約して、その内容を一定時間内で発表できること。 |
日程 | 授業項目 | 理解すべき内容 | 理解度 (1~4) | |
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前期 | 第1週 | 化学文献の情報検索について | 文献検索の必要性と情報源には何があるかについて。 | |
第2週 | 1次文献情報について(1) | 原著情報と電子ジャーナルについて、その概要と活用方法について学ぶ。 | ||
第3週 | 電子ジャーナルオンライン検索実習(1) | 電子ジャーナルの利用法と膨大なデータから目的の文献を検索する方法について学ぶ。 | ||
第4週 | 1次文献情報 について(2) | 特許情報についてその意味と情報の入手について学ぶ。 | ||
第5週 | 電子ジャーナルオンライン検索実習(2) | 特許情報の利用法と膨大なデータから目的の特許情報を検索する方法について学ぶ。 | ||
第6週 | 2次文献情報 について | Chemical Abstractについて、概要とその内容と検索 方法の概要について学ぶ。 |
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第7週 | Chemical Abstract Service (CAS)の 検索方法(1) |
Chemical Abstractのオンラインサービス版であるCAS について利用方法、効果的な検索方法について学ぶ。 |
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第8週 | (中間試験) | |||
第9週 | Chemical Abstract Service (CAS)の 検索方法(2) |
CASに含まれるいくつかの書誌情報以外のデータベースの利用方法について学ぶ。 | ||
第10週 | 日本における学術情報データベースについて | 国内で作成されている学術情報データベースの概要とその活用法について学ぶ。 | ||
第11週 | 学術情報データベース検索実習 | 本校で利用可能な学術情報データベースを利用して目的の文献情報を検索する。 | ||
第12週 | プレゼンテーション(1) | 目的の文献を検索し、それを読解した学修成果を各自が所定の時間内で発表する。 | ||
第13週 | プレゼンテーション(2) | 同上。 | ||
第14週 | プレゼンテーション(3) | 同上。 | ||
第15週 | (期末試験) | |||
第16週 | データベースの進化とセキュリティについて | 年々進化する学術データベースの状況と獲得した情報と著作権との関連ついて学ぶ。 | ||
学習教育目標 | Aに対応 | 達成項目 | 本科イ)に対応 | JABEE 認定基準 |
(A-3), (c)に対応 |
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教科書・参考書 | 教科書:配布プリント 参考書:時実象一著「化学文献とデータベースの活用法」(化学同人)、泉美治 他「化学文献の調べ方」(化学同人) | ||||
評価方法及び合格基準 | 成績の評価は、検索実習における課題レポートの成績を60%、プレゼンテーションにおける成績を40%として行い、合計の成績が60点以上の者を合格とする。 | ||||
学生への メッセージ |
各種の情報・文献を調べることは重要なことであるので、この授業では各自の卒業研究に関連した文献あるいは興味を持つ研究の文献を自分の手で探し出し、文献を読んで内容を要約できるように努力してもらいたい。要旨の英訳がありますが、英語文献の内容を正しく理解するために専門用語票を予習しておくことが望ましい。 |