物質 | 物質工学基礎演習 | 1年・通年・必修・履修2単位 | |
担当教員 | 須田 猛、砂金 孝志、鈴木 康司、 ルイス グスマン、宮下 美晴 |
連絡先 | |
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講義の概要 | 新入生に対し、実験・演習を通して、理科分野の基礎知識を習得するとともに、学生が志す物質工学分野への興味を喚起させる。さらには、メールやインターネットの利用のための基本的な情報リテラシーを導入し、ワードやエクセルを使った文章の作成や簡単な表計算ができるようにする。 | ||
到達目標 | 1.本校のこれからの学習で必須な理科分野の基礎知識を理解すること 2.学生が志す物質工学分野の基本的事象を、実験を通して、理解すること 3.基本的な情報リテラシーを修得すること 4.パソコンを使った文章の作成、簡単な表計算ができるようになること |
実験テーマ | 理解すべき内容 | 担当者 | |
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前期 | 全体ガイダンス | 演習内容の概要説明、化学への招待 | 全員 |
情報リテラシー(1) 演習室の利用 |
演習室の利用方法および利用マナー | 須田、鈴木 | |
情報リテラシー(2) 電子メールの利用 |
電子メールの仕組みと利用方法 | 須田、鈴木 | |
情報リテラシー(3) コンピュータの基礎 |
情報の考え方とネットワークの役割 | 須田、鈴木 | |
情報リテラシー(4) 利用者モラルとセキュリティー |
情報社会に参加するために必要な考え方 | 須田、鈴木 | |
1.実験ガイダンス | 実験における安全教育 | 宮下 | |
2.気体の製法と性質 | 気体の作り方、集め方、いろいろな気体の確認 | 宮下 | |
3.物質の状態変化 | 液体の沸点、分子量、分子間力、融解凝固、蒸発凝縮、沸騰、昇華 | 宮下 | |
ワード演習(1) | ワードの基本的操作 | 鈴木 | |
ワード演習(2) | ワードを使った文章の作成 | 鈴木 | |
エクセル演習(1) | エクセルの基本的操作 | グスマン | |
エクセル演習(2) | エクセルを使った表計算、グラフの作成 | グスマン | |
4.分析機器 | 化学分析に用いられる分析機器の概要説明と見学 | 宮下 | |
後期 | 5.物質の溶媒への溶解 | 固体や気体の溶解度、溶解度曲線 | 鈴木 |
6.化合物の生成と分解 | いろいろな化学反応、分解反応 | 砂金 | |
7.化学反応と質量保存 | 質量保存則、定比例の法則 | 宮下 | |
8.力の合成と分解 | ベクトルの合成と分解。自由落下 | グスマン | |
9.バネの力、浮力 | フックの法則、アルキメデスの原理 | 宮下 | |
10.電流と電圧 | オームの法則 | 鈴木 | |
11.電流と磁界 | フレミングの法則、電磁誘導 | 砂金 | |
12.イオンと電気分解 | イオン、電解質の確認、電気分解 | 砂金 | |
13.電池 | イオン化傾向、電池の原理 | 鈴木 | |
14.酸と塩基とpH | 酸、塩基、塩、中和反応、酸性、中性、塩基性、指示薬 | グスマン | |
15.コロイドとその性質 | コロイドの調製、チンダル現象、散乱 | 砂金 | |
16.いろいろな繊維 | いろいろな繊維、ナイロンの合成 | 宮下 | |
17.物質の分離 | 混合物、クロマトグラフ | グスマン | |
総まとめ | 全員 |
学習教育目標 | A,B,Dに対応 | 達成項目 | 本科イ)、ロ)、ヘ)に対応 | JABEE認定基準 | |
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教科書・参考書 | 実験テキストは、各担当者が作成したものを使用する。 参考書:各実験内容にあわせ、必要に応じてその都度提示する。 | ||||
評価方法及び合格基準 | 成績の評価は、レポートの成績で行い、平均の成績が60点以上の者を合格とする。 | ||||
学生への メッセージ |
衣類、食物、建物、生物など、みなさんの周りのものは、すべて化学物質から成り立っています。この実験では、身近にあるものには、ちょっと不思議な性質や現象があることを紹介します。化学の不思議に積極的に触れてみてください。また、コンピューターやネットワークを使う上での約束事も忘れないでくださいね。 実施した演習・実験の内容は、十分に理解できるよう、ノートやテキストを参考に復習しましょう。 |