情報 人工知能 5年・通年・選択・学修2単位
担当教員 滝沢 陽三 連絡先 
講義の概要 従来,人工知能の分野とされてきた記号処理および知識情報処理を扱うための基礎知識・技術を身に付ける。
到達目標 1.記号処理プログラミングの基本的な考え方を理解する。
2.知識情報処理を扱うための基礎知識およびプログラミング技法を学ぶ。
日程授業項目理解すべき内容 理解度
(1~4)
前期 第1週 人工知能の歴史的背景 人工知能と呼ばれる分野の歴史と現状  
第2週 記号処理のためのデータ構造 S式の考え方とそのデータ構造の表現方法  
第3週 記号処理プログラミングの基礎 プログラミング言語Schemeの基礎  
第4週 リスト処理(1) リストの構成および生成・参照などの操作方法  
第5週 リスト処理(2) リスト処理の応用  
第6週 手続きの定義(1) 手続きの作成方法  
第7週 (中間試験)  
第8週 手続きの定義(2) 再帰処理とリスト構造  
第9週 プログラムの基本構成(1) Schemeにおける連続・選択・反復処理  
第10週 プログラムの基本構成(2) Schemeのその他の機能  
第11週 推論の基礎(1) 推論システムの基本構成  
第12週 推論の基礎(2) 推論システムの実現方法  
第13週 対話プログラム(1) 模擬的な対話を行なうプログラムの仕組み  
第14週 対話プログラム(2) 対話プログラムの実現方法  
第15週 (期末試験)  
第16週 総復習  
後期 第1週 知識情報処理の概要 知識情報処理の考え方と応用分野  
第2週 命題論理 命題論理を用いた推論  
第3週 述語論理 述語論理を用いた推論  
第4週 コンピュータによる論理処理システム(1) プログラミング言語Prologの基礎  
第5週 コンピュータによる論理処理システム(2) 事実,規則,質問  
第6週 コンピュータによる論理処理システム(3) 規則の再帰的定義  
第7週 (中間試験)  
第8週 コンピュータによる論理処理システム(4) 簡単な推論処理例  
第9週 具体的な論理処理(1) 事例に基づいた事実や規則の定義と推論(人間関係など)  
第10週 具体的な論理処理(2) 事例に基づいた事実や規則の定義と推論(グラフ処理など)  
第11週 具体的な論理処理(3) 知識の表現方法と蓄積  
第12週 具体的な論理処理(4) 推論エンジンとしてのPrologインタプリタ  
第13週 自然言語処理(1) 自然言語処理の基礎  
第14週 自然言語処理(2) 構文定義および解析  
第15週 (期末試験)  
第16週 総復習  
学習教育目標 A,Bに対応 達成項目本科イ)、ロ)に対応 JABEE
認定基準
(A-2),(B-1),(d)-(1),(d)-(2)-a)に対応
教科書・参考書 教科書:資料配布
参考書:猪俣俊光・益崎真治「Scheme による記号処理入門」(森北出版)
評価方法及び合格基準 成績の評価は、定期試験の成績で行い、平均の成績が60点以上の者を合格とする。
学生への
メッセージ
記号処理や知識情報処理は,人々に快適なコンピュータの利用環境を提供するため広く利用されている技術である。これらの基礎理論について,具体例を踏まえて身に付けていく。自学自習時間における課題演習(演習室でのプログラミング)が講義内容の理解において重要となるので,自ら問題を考え進めていくことを常に心がけること。また、次回内容の予習も進めておくこと。