電気 | 回路理論 | 5年・前期・選択・学修1単位 | |
担当教員 | 遠藤 勲 | 連絡先 | |
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講義の概要 | 4年次までに修得した電気回路、伝送回路の知識をもとに回路網の解析、合成手法について学び回路理論の体系を概観する。 | ||
到達目標 | 1.ラプラス変換を利用して電気回路の過渡現象を解析できるようになること。 2.回路網関数の概念が理解できること。 3.駆動点関数と正実関数の概念を得て、1端子対回路の合成ができるようになること。 |
日程 | 授業項目 | 理解すべき内容 | 理解度 (1~4) | |
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前期 | 第1週 | ラプラス変換と過渡現象の解析 (1)渡現象解析とラプラス変換 |
電気回路の過渡現象解析の復習とラプラス変換の導入。 | |
第2週 | (2)ラプラス変換と電気回路 | s領域における回路素子の電圧電流の関係を理解する。 | ||
第3週 | (3)ラプラス変換の基本性質 | ラプラス変換のいくつかの性質を理解する。 | ||
第4週 | (4)ラプラス変換による過渡現象の解析 | ラプラス変換を使って電気回路の過渡現象を解析する。 | ||
第5週 | (5)ラプラス変換による過渡現象の解析 | ラプラス変換を使って電気回路の過渡現象を解析する。 | ||
第6週 | (6)インパルス応答と回路網関数 | 回路網関数の概念を理解する。 | ||
第7週 | (中間試験) | 中間試験を実施する。 | ||
第8週 | 1端子対回路 (1)1端子対回路の回路網関数 |
複素周波数sで表された1端子対回路のインピーダンス、アドミタンスは回路網関数(駆動点関数)であることを理解する | ||
第9週 | (2)駆動点関数の性質 | 駆動点関数の持つ性質を理解する。 | ||
第10週 | (3)正実関数 | 正実関数の定義を与える。 | ||
第11週 | (4)正実関数 | 正実関数について理解する。 | ||
第12週 | (5)正実関数の判定定理 | 与えられた有理関数が正実関数であるか否かを判定する定理を与え、これを使えるようにする。 | ||
第13週 | (6)部分分数展開による正実関数の合成法 | リアクタンス関数のフォスターの部分分数展開による合成法について理解する。 | ||
第14週 | (7)連分数展開による正実関数の合成法 | リアクタンス関数のカウエルの連分数展開による合成法について理解する。 | ||
第15週 | (期末試験) | 期末試験を実施する。 | ||
第16週 | 総復習 | |||
履修上の注意 | 演習の結果や学生の理解度に応じて授業の計画を変更することがあります。 | ||||
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学習教育目標 | A,Bに対応 | 達成項目 | 本科イ)、ロ)に対応 | JABEE 認定基準 |
(A-2),(B-1),(d)-(1),(d)-(2)-a)に対応 |
教科書・参考書 | 教科書:遠藤 勲、鈴木 靖「電気回路Ⅱ」(コロナ社) 参考書:配布プリント | ||||
評価方法及び合格基準 | 成績の評価は定期試験の成績を90%、不定期の宿題・小テストを10%として行い、これらの総合平均が60点以上のものを合格とする。 | ||||
学生への メッセージ |
予習について (1)前期第1週~6週ではラプラス変換について予習しておいて下さい。 (2)前期第8週~14週では複素関数論について予習しておいて下さい。 復習について 宿題を中心に講義ノートを見直して下さい。 |