電気 | 情報処理Ⅰ | 3年・通年・必修・履修2単位 | |
担当教員 | 安細 勉 | 連絡先 | |
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講義の概要 | UNIXシステムを利用したC言語のプログラム作成演習を通して、C言語の基礎やフローチャートを理解する。更に、C言語のプログラムを自作できるようにする。 | ||
到達目標 | 1.C言語の概要を理解でき、基本的なプログラミングができるようになること。 2.プログラムの流れやフローチャートについて理解すること。 3.UNIXの基本的なコマンドに慣れること。 |
日程 | 授業項目 | 理解すべき内容 | 理解度 (1~4) | |
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前期 | 第1週 | C言語概論 | C言語の特徴について理解する | |
第2週 | UNIXシステムの使用方法(1) | システムの起動,終了,ブラウザなどアプリケーションの使用法を理解する | ||
第3週 | UNIXシステムの使用方法(2) | エディタ,ファイル関係など各種のコマンド,データ保存用メディアの使用法を理解する | ||
第4週 | プログラムの作り方 | 処理の流れとフローチャートについて理解する | ||
第5週 | 変数、定数のデータ型(1) | 変数や定数の種類を理解する | ||
第6週 | 変数、定数のデータ型(2) | 基本的なデータ型,変数を理解する | ||
第7週 | (中間試験) | |||
第8週 | 入出力関数の書式 | printf(),scanf()などの関数の使い方を理解する | ||
第9週 | 演算子の書式 | 各種演算子と演算の順序について理解する | ||
第10週 | 処理の分岐(1) | if else 文による処理の分岐を理解する | ||
第11週 | 処理の分岐(2) | 複雑な if else 文や,論理演算子との組み合わせを理解する | ||
第12週 | 処理の繰り返し(1) | while,do whileによる繰り返しを理解する | ||
第13週 | 処理の繰り返し(2) | for文による繰り返しを理解する | ||
第14週 | 処理の繰り返し(3) | continue文,break文を理解する | ||
第15週 | (期末試験) | |||
第16週 | 総復習 | 前期のまとめ | ||
後期 | 第1週 | 関数(1) | 関数の作り方,呼び出し方を理解する | |
第2週 | 関数(2) | 他モジュールにある関数,変数の扱いを理解する | ||
第3週 | 記憶クラスと適用範囲 | 変数の適用範囲と関数への変数の渡し方を理解する | ||
第4週 | 配列(1) | 1次元配列と文字列について理解する | ||
第5週 | 配列(2) | 2次元以上の配列,文字列の配列について理解する | ||
第6週 | 配列と関数の演習 | |||
第7週 | (中間試験) | |||
第8週 | ポインタ(1) | ポインタの使い方を理解する | ||
第9週 | ポインタ(2) | ポインタと配列との関係,相違点を理解する | ||
第10週 | ポインタと関数 | ポインタによる関数との値の受け渡しについて理解する | ||
第11週 | ポインタと関数の演習 | |||
第12週 | 構造体と共用体 | 構造体,共用体の作り方と使い方を理解する | ||
第13週 | ファイルの扱い | ファイル操作関係の関数の使い方を理解する | ||
第14週 | 演習 | |||
第15週 | (期末試験) | |||
第16週 | 総復習 | |||
学習教育目標 | Aに対応 | 達成項目 | 本科イ)に対応 | JABEE認定基準 | |
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教科書・参考書 | 教科書:石田晴久「入門ANSI-C」(実教出版) 参考書:B.W.カーニハン,D.M.リッチー共著,石田晴久訳「プログラミング言語C第2版」(共立出版) (株)アンク「Cの絵本」(翔泳社) 村山公保「Cプログラミング入門以前」(毎日コミュニケーションズ) | ||||
評価方法及び合格基準 | 成績の評価は、定期試験の成績60%,およびレポートの成績40%で行い,合計の成績が60点以上の者を合格とする。 | ||||
学生への メッセージ |
演習はUNIXを使用して行なう。積極的に利用してUNIXの操作に慣れること。特に,UNIXシステムの記述言語としてのC言語の役割を理解すること。なお,本教科は,卒業後,電気主任技術者の免状交付申請を行うために開設されている科目である。 |