制御 | 工業力学 | 3年・通年・必修・履修2単位 | |
担当教員 | 平澤 順治 | 連絡先 | |
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講義の概要 | 力学の工学応用の基礎となる,物体にはたらく力と運動について学習する. | ||
到達目標 | 1.力学に関する基礎的知識を学習し,物体にはたらく力と運動について正しく理解できる. 2.物理学の基本公式を工学的な問題に応用し,問題解決の道筋が立てられる. 3.単位も含めて,妥当な数値を算出できる. |
日程 | 授業項目 | 理解すべき内容 | 理解度 (1~4) | |
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前期 | 第1週 | 概要,一点に働く力 | 本授業の位置付け,単位系および有効数字を理解する.1点に働く力の扱いについて復習する. | |
第2週 | 剛体に働く力(1) | 剛体に働く力の合成・分解について理解する. | ||
第3週 | 剛体に働く力(2) | モーメントと偶力について理解する. | ||
第4週 | 剛体に働く力(3) | 支点と反力,およびトラスについて理解する. | ||
第5週 | 重心(1) | 重心の意味と位置の求め方について理解する. | ||
第6週 | 重心(2) | 複雑な形状の重心位置の求め方について理解する. | ||
第7週 | (中間試験) | |||
第8週 | 速度と加速度(1) | 直線運動について理解する. | ||
第9週 | 速度と加速度(2) | 曲線運動と放物運動について理解する. | ||
第10週 | 速度と加速度(3) | 円運動について理解する. | ||
第11週 | 力と運動法則(1) | ニュートンの運動法則について理解する. | ||
第12週 | 力と運動法則(2) | ダランベール原理について理解する. | ||
第13週 | 力と運動法則(3) | 求心力と遠心力について理解する. | ||
第14週 | 力と運動法則(4) | 天体の運動について理解する. | ||
第15週 | (期末試験) | |||
第16週 | 総復習 | |||
後期 | 第1週 | 剛体の運動(1) | 剛体の平面運動について理解する. | |
第2週 | 剛体の運動(2) | 慣性モーメントについて理解する. | ||
第3週 | 剛体の運動(3) | 剛体の回転運動について理解する. | ||
第4週 | 摩擦(1) | 静摩擦と摩擦角について理解する. | ||
第5週 | 摩擦(2) | 動摩擦について理解する. | ||
第6週 | 摩擦(3) | ベルトの摩擦について理解する. | ||
第7週 | (中間試験) | |||
第8週 | 仕事とエネルギ(1) | 仕事とエネルギについて理解する. | ||
第9週 | 仕事とエネルギ(2) | 力学エネルギ保存の法則について理解する. | ||
第10週 | 仕事とエネルギ(3) | 動力,効率について理解する. | ||
第11週 | 仕事とエネルギ(4) | 定滑車,動滑車の働きについて理解する. | ||
第12週 | 運動量と力積(1) | 運動量と力積について理解する. | ||
第13週 | 運動量と力積(2) | 角運動量と角力積について理解する. | ||
第14週 | 運動量と力積(3) | 運動量保存の法則について理解する. | ||
第15週 | (期末試験) | |||
第16週 | 総復習 | |||
学習教育目標 | A,Bに対応 | 達成項目 | 本科イ),ロ)に対応 | JABEE認定基準 | |
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教科書・参考書 | 教科書:入江敏博「詳解工業力学」理工学社(1983) 参考書:1,2年時に物理で用いた教科書を参考にせよ. | ||||
評価方法及び合格基準 | 成績の評価は,定期試験の成績を80%,レポートの成績を20%で行い,合計の成績が60点以上の者を合格とする. | ||||
学生への メッセージ |
工業力学は,低学年で習得した物理の知識と,高学年で習得する専門科目の架け橋となる教科です.演習問題へのアプローチと解法を中心に講義を進めますので,疑問に思った所は逐一質問してください. |