共通 | 創造基礎工学実習 | 5年・前期・選択・履修1単位 | |
担当教員 | 谷山 久法 | 連絡先 | |
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講義の概要 | 機械設計製図の基礎を学び、製作する品物を図面として描く。さらに各種の機械加工で使用される工作機械の加工原理および操作法を学ぶ。そして、学生自身が描いた図面の品物を、各種工作機械を使用して、実際に実習工場で製作する。 | ||
到達目標 | 1.第三角法で描かれた図面から、描かれた品物の立体図が理解できるようになる。 2.「ものづくり」の基本を習得し、図面と機械加工の関係が理解できるようになる。 3.数値制御工作機械の操作法が理解できるようになる。 |
日程 | 授業項目 | 理解すべき内容 | 理解度 (1~4) | |
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前期 | 第1週 | 文鎮の設計製図(1) | 投影法および図形の表し方を理解する。 文鎮の製作図を描く。 |
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第2週 | 文鎮の設計製図(2) | 寸法の表し方およびねじの製図を理解する。 文鎮の製作図を描く。 |
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第3週 | 文鎮の設計製図(3) | 材料記号および加工工程を理解する。 文鎮の製作図を描く。 |
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第4週 | 加工工学 | 切削の原理と加工法を理解する。 切削工具と工作機械の関係を理解する。 |
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第5週 | 工学実習(1) | 旋削加工を理解する。 製作図より、旋盤で文鎮の部品を製作する。 |
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第6週 | 工学実習(2) | 製作図より、旋盤で文鎮の部品を製作する。 | ||
第7週 | (中間試験) | 課題提出をもって代える。 | ||
第8週 | 工学実習(3) | 製作図より、旋盤で文鎮の部品を製作する。 | ||
第9週 | 工学実習(4) | 製作図より、旋盤で文鎮の部品を製作する。 | ||
第10週 | 工学実習(5) | フライス加工を理解する。 製作図より、フライス盤で文鎮の部品を製作する。 |
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第11週 | 工学実習(6) | 製作図より、フライス盤で文鎮の部品を製作する。 | ||
第12週 | 工学実習(7) | 製作図より、フライス盤で文鎮の部品を製作する。 | ||
第13週 | 工学実習(8) | 仕上げ加工を理解する。 | ||
第14週 | 工学実習(9) | NCフライス加工を理解する。 | ||
第15週 | (期末試験) | 課題提出をもって代える。 | ||
第16週 | 工学実習(10) | 部品を組み立て、図面と製品の関係を理解する。 | ||
履修上の注意 | 機械システム工学科、電子制御工学科の学生は受講できない。 | ||||
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学習教育目標 | Aに対応 | 達成項目 | 本科イ)に対応 | JABEE 認定基準 |
(A-2)、(d)-(2)-a)に対応 |
教科書・参考書 | 教科書:創造基礎工学実習テキスト(配布プリント) 参考書:和田稲苗他「精説 機械製図 三訂版」(実教出版) | ||||
評価方法及び合格基準 | 成績の評価は、制作した図面の成績20%、および機械加工の原理および操作の修得80%で行い、合計の成績が60点以上の者を合格とする。 | ||||
学生への メッセージ |
図面に基づいて、実習工場で原材料から文鎮を製作する。このため、実習工場では体操服(実習服の代用)を着用し、必ず靴を履く。さらに、機械加工などの作業中、常に安全を心がける。また、設計製図の際には簡単な三角定規、コンパスを持参すること。 講義および工学実習で示した次回の授業予定部分を、配布された「創造基礎工学実習テキスト」で予習すること。 講義および工学実習の授業内容をノートにまとめ、復習をすること。 |