共通 安全工学 5年・前期・選択・学修1単位
担当教員 谷口 昭三 連絡先 
講義の概要 安全確保は最優先課題である。その時代での技術進歩を基にユーザーや労働者にとって安全確保が図られていることはとても重要である。前半は危険物取扱いを中心に消防法令と化学物質の危険性およびその取扱い方を中心に学習する。後半は安全原則および労働安全衛生法と安全の確保について学習する。
到達目標 1.消防法を理解するとともに「危険物取扱者」などの資格取得試験に備える。
2.ISO/IECガイド51に基づいた安全設計の考え方を理解する。
3.労働安全衛生法において安全の確保がいかに図られているか、その理念を理解する。
日程授業項目理解すべき内容 理解度
(1~4)
前期 第1週 消防法と劇毒物取締法 危険物、毒物、劇物、特定化学物質、危険性と取扱い方、保管方法  
第2週 消防法令(1) 製造所、保安要員、火災予防と点検、指定数量  
第3週 消防法令(2) 製造所の構造、貯蔵・取扱いの基準、運搬と移送、事故時の対応  
第4週 基礎的な物理学および化学 危険物の物性、引火点と発火点、燃焼と爆発  
第5週 第四類の性質 特殊引火物、第一、第二、第三、第四石油類、アルコール類、油脂類  
第6週 その他の類の性質 第四類を除いた第一類から第六類までの危険物の概要  
第7週 (中間試験)  
第8週 安全原則、事故例と原因 安全に対する国際規格、日本の状況、過去の産業災害例とその原因・対策  
第9週 リスクアセスメント リスクアセスメント手順と評価方法  
第10週 フェールセーフとインターロック フェールセーフ、インターロック、工学設計の思想  
第11週 労働安全衛生法における安全の確保(1) 安全工学と衛生工学、企業における労働安全衛生管理体制  
第12週 労働安全衛生法における安全の確保(2) 作業環境管理、作業管理、健康管理、安全・衛生教育  
第13週 労働生理(1) 人体の構成と機能、疲労の原因と予防、ストレスとその予防  
第14週 労働生理(2) 有害物質の蓄積と排泄、有害物質摂取ルートと障害の程度  
第15週 (期末試験)  
第16週 まとめと講評  
履修上の注意 危険物取扱者乙類を合格取得により、安全工学の単位として振替が認められる。
学習教育目標 C科はA,Bに対応
他学科はBに対応
達成項目C科は 本科イ)、ロ)に対応
他学科は本科ロ)、ハ)に対応
JABEE
認定基準
C科は(A-2),(B-1),(d)-(1),
(d)-(2)-a)に対応
他学科は(B-1,-3),(d)-(1),
(d)-(2)-a)に対応
教科書・参考書 参考書:実践教育訓練研究協会編「安全基礎工学入門」
    中央労働災害防止協会編「労働衛生のしおり 平成24年度」
    本校安全衛生委員会編「学校安全の心得」
評価方法及び合格基準 成績の評価は、定期試験の成績で行い、平均の成績が60点以上の者を合格とする。
学生への
メッセージ
この授業は危険物取扱者、衛生管理者、技術士、作業環境測定士、計量士の資格取得にもつながる入門編である。リスクアセスメントの考え方、OSHMSやISO12100、14001シリーズの理解にも配慮している。物質工学科の学生は甲種危険物取扱者資格取得も視野に入れて励んでいただきたい。
講義ノートの内容を見直し、理解不十分なところがあれば教員に聞くなどして解決しておくようにする。図書館の危険物・JISハンドブックなども参考に理解を深めてください。