共通 | 環境化学概論 | 4年・後期・選択・履修1単位 | |
担当教員 | 石村豊穂 | 連絡先 | |
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講義の概要 | 地球の概要・地球温暖化・オゾン層破壊・大気・水質汚染や各種化学物質の生態系への影響など、「化学」と地球環境の間に横たわる諸問題について学び、技術者としてどのような態度で今後の技術革新と環境への配慮をしていくべきか、その考え方を養う。 | ||
到達目標 | 1.地球環境で生起している問題の現状についてその概要を理解する。 2.それぞれの汚染発生のメカニズムについてその概要を理解する。 3.身の回りで起こっている環境問題の概要を認識する。 |
日程 | 授業項目 | 理解すべき内容 | 理解度 (1~4) | |
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後期 | 第1週 | 21世紀の地球環境の現状 | 人間活動と環境との関係、生態系という考え方、環境悪化をもたらす諸要因 | |
第2週 | 地球環境の位置づけ | 地球の誕生から現在までの変遷 | ||
第3週 | 地球の外観 | 地球の構成要素と環境との関わりについて | ||
第4週 | 大気と海の科学 | 大気・海洋の構造とメカニズムと役割 | ||
第5週 | 大気と海の化学 | 大気、海洋、気象と物質循環 | ||
第6週 | 大気と海の化学2 | 大気、海洋、気象と物質循環2 | ||
第7週 | (中間試験) | |||
第8週 | 地球の変化を探る1 | 地球化学的手法による環境解析,安定同位体比を用いた環境解析 | ||
第9週 | 地球の変化を探る2 | 地球化学的手法による環境解析,海洋科学と最新の調査手法 | ||
第10週 | 地球の変化を探る3 | 近年の地球環境の変化と将来予測へ向けた取り組み | ||
第11週 | 地球規模の環境問題1 | 地球温暖化,オゾン層破壊,そのメカニズム | ||
第12週 | 地球規模の環境問題2 | 酸性雨と森林破壊,そのメカニズム | ||
第13週 | 地域規模の環境問題1 | 大気汚染,水環境汚染,土壌汚染 | ||
第14週 | 地域規模の環境問題2 | 身近な生活用品による深刻な化学物質汚染・化学汚染物質が生態系へ及ぼす影響 | ||
第15週 | (期末試験) | |||
第16週 | 総復習 | |||
学習教育目標 | C科はA,Bに対応 他学科はBに対応 |
達成項目 | C科は本科イ)、ロ)に対応 他学科は本科ロ)、ハ)に対応 |
JABEE 認定基準 |
C科は(A-2),(B-1)、(d)-(1),(d)-(2)-a)に対応 他学科は(B-1,-3),(d)-(1),(d)-(2)-a)に対応 |
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教科書・参考書 | 教科書:特になし(毎回プリントを配布する) 参考書:富田豊編集、須田猛編集協力「環境科学入門」(学術図書出版) ,ほか多岐に渡るため、初回授業にて紹介する | ||||
評価方法及び合格基準 | 成績の評価は、定期試験の成績で行い、平均の成績が60点以上の者を合格とする。 | ||||
学生への メッセージ |
地球システムの概要を理解することに主眼を置く.日常的な生活の中に環境汚染の影響が忍び寄っていることを察知し、その原因やメカニズムを理解し、科学者・技術者の一人として汚染防止の方途を思考できるよう、努めて欲しい。 |