共通 | 保健 | 1年・通年・必修・履修1単位 | |
担当教員 | 荒井 信成 | 連絡先 | |
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講義の概要 | 健康と安全に関する基礎的・体系的な知識を学ぶことにより,現代社会における諸問題を認識し,これらを科学的に思考し,正しく判断し,個人および集団生活の中で適切に対処できる態度を養う。 | ||
到達目標 | 1.現代社会のなかで,心身ともに健康的な生活を送るために,私たちは何をすべきか。 2.自然環境を保全するために,私たちがすべきことは何か。 3.生涯を見通した健康生活の設計には,何が大切か。 |
日程 | 授業項目 | 理解すべき内容 | 理解度 (1~4) | |
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前期 | 第1週 | 1.現代社会と健康 (1)健康の考え方と成り立ち |
WHO憲章、生きがい、生活の質、主体要因、環境要因 | |
第2週 | (2)私たちの健康のすがた | 健康水準、平均寿命、乳児死亡率、健康指標、感染症、生活習慣病、健康寿命 | ||
第3週 | (3)健康に関する意志決定・行動選択と環境づくり | 意志決定・行動選択、個人的な要因、社会的な要因、自然環境、社会環境、ヘルスプロモーション | ||
第4週 | (4)生活習慣病とその予防 | 生活習慣病、がん、心臓病、脳卒中、脂質異常症、糖尿病、歯周病、健康診断 | ||
第5週 | (5)食事と健康 | 栄養素、成長期、肥満、やせ、貧血、ダイエット、生活習慣病、骨粗しょう症、サプリメント | ||
第6週 | (6)運動・休養と健康 | 有酸素運動、筋肉に強い負荷をかける運動、ストレス、心の健康、運動不足、休養、疲労、睡眠 | ||
第7週 | (中間試験) | |||
第8週 | (7)喫煙・飲酒と健康 | ニコチン、タール、一酸化炭素、がん、心臓病、受動喫煙、アルコール、イッキ飲み、依存症 | ||
第9週 | (8)薬物乱用と健康 | 脳に直接働きかける性質、人格破壊、依存症、個人への対策、社会環境への対策 | ||
第10週 | (9)感染症とその予防 | 病原体、感染、感染症、感染経路、免疫、再興感染症、新興感染症、感染源、検疫 | ||
第11週 | (10)性感染症・エイズとその予防 | 性感染症、エイズ、HIV、HIV抗体検査 | ||
第12週 | (11)欲求と適応機制 | 欲求、生理的欲求、心理的欲求、欲求不満、葛藤、適応機制 | ||
第13週 | (12)ストレスとその対処法 | 心身相関、ストレス、心身症、原因への対処、気分転換、リラクセーション、自己実現 | ||
第14週 | (13)交通事故 | 主体要因、環境要因、車両要因、刑事上の責任、民事上の責任、行政上の責任 | ||
第15週 | (期末試験) | |||
第16週 | (14)応急手当の意義とその基本、心肺蘇生法 | 応急手当の意義、AED、心肺蘇生法、安全の確認、反応の確認、呼吸の確認、回復体位、 | ||
後期 | 第1週 | (15)日常的な応急手当 | 止血、固定、安静・冷却・圧迫・挙上、熱中症、体を冷やす | |
第2週 | 2.生涯を通じる健康 (1)思春期と健康 |
思春期、性ホルモン、性周期、基礎体温、 | ||
第3週 | (2)性への関心・欲求と性行動 | 性意識の男女差、セクシャルハラスメント、性情報、性行動、望まない妊娠、性感染症 | ||
第4週 | (3)妊娠・出産と健康 | 受精、妊娠、出産、マタニティーブルー、母子健康手帳 | ||
第5週 | (4)避妊法と人工妊娠中絶 | 家族計画、コンドーム、ピル、人工妊娠中絶 | ||
第6週 | (5)結婚生活と健康 | 結婚、性機能の成熟、精神面での発達、健康状態の把握、良好な人間関係、家族の健康への責任 | ||
第7週 | (中間試験) | |||
第8週 | (6)中高年期と健康 | 老化、骨粗しょう症、健康診断、生きがい、リハビリテーション、ノーマライゼーション | ||
第9週 | (7)医薬品とその活用 | 医療用医薬品、一般用医薬品、副作用、薬害、自然治癒力、お薬手帳、医薬分業 | ||
第10週 | (8)医療サービス・保健サービスとその活用 | 医療機関、医療保険、かかりつけ医、インフォームドコンセント、保健行政、保健サービス、健康相談 | ||
第11週 | 3.社会生活と健康 (1)大気汚染と健康 |
大気汚染物質、浮遊粒子状物質、ダイオキシン、光化学オキシダント、温室効果ガス、地球温暖化、酸性雨 | ||
第12週 | (2)水質汚濁、土壌汚染と健康 | 重金属、有機物、富栄養化 | ||
第13週 | (3)環境汚染を防ぐ取り組み | 排出基準、環境基本法、予防原則、産業廃棄物 | ||
第14週 | (4)食品の安全を守る活動 | 食中毒、食品添加物、輸入食品、食品衛生監視員、検疫所、食中毒予防の三原則 | ||
第15週 | (期末試験) | |||
第16週 | (5)働くことと健康 | ストレス、疲労、労働災害、職業病、作業形態、作業環境 | ||
学習教育目標 | 人間性の涵養に対応 | 達成項目 | 本科 ヌ)に対応 | JABEE認定基準 | |
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教科書・参考書 | 教科書:「最新高等保健体育」(大修館書店) 参考書:「図説最新高等保健」(大修館書店) | ||||
評価方法及び合格基準 | 成績の評価は、定期試験の成績で行い、平均の成績が60点以上のものを合格とする。 | ||||
学生への メッセージ |
若い年代の生活習慣は,その後の健康や安全に大きく影響します。保健の知識を生かし,規律ある生活習慣の実践を望みます。 |