【MIPPEプラス】本科生が地域企業の課題解決型インターンシップに挑戦

地域企業が抱える様々な課題の“解決策を提案する”教育プログラム「MIPPEプラス」が、本科3年生以上を対象に、学生の夏季休暇期間を利用して行われました。専攻科生対象のMIPPEプログラムについてはこちら

課題解決型インターンシップ「MIPPEプラス」の概要と活動の様子

当プログラムには、地域企業6社(宿泊業、製造業、情報通信業、スポーツ団体、地元プロサッカーチーム等)にご参加いただき、学生のインターンシップ受け入れにご協力いただきました。参加学生は、6/30に本校で開催された事前企業説明会で、「若者人材確保のための取り組み」や「ペーパーレス化に向けた施策」「耕作放棄地の有効活用方法」など各企業が抱える様々な課題を学びました。

▲当プログラムにご協力いただいた地域企業6社

▲6/30に行われた事前企業説明会の様子

▲質問に応じる(公財)茨城県サッカー協会 鈴木専務理事

学生44名は企業毎のグループに分かれ、夏季休暇期間中に5日間の日程でインターンシップに参加しました。また、本科生の活動をサポートするためにMIPPEプログラムを経験した専攻科生がチューター役を務めました。

参加学生たちは各企業の魅力や強みを分析し、高専生ならではの工学的視点で企業が抱える課題の解決策を提案。各企業の担当者との協働経験を通じて、学生たちは主体的なキャリア意識の醸成や社会性を身につけることができました。また、学生や教員が実際に企業を訪問することで、相互理解を深める機会の創出にもつながりました。

▲(株)ティー・エム・ピー高橋社長へのインタビュー

▲課題解決に取り組む本科生の様子

▲学生とともに教員も企業を訪問

9/14に㈱長寿荘が運営する「ホテルクリスタルパレス」で行われた成果発表会の様子

▲インターン最終日の成果発表会の様子

▲学生による発表の様子

▲学生の発表に対してコメントする海野社長

学生の発表を聞いた㈱長寿荘(茨城県ひたちなか市、代表取締役 海野泰司)の担当者からは「短期間でホテル業界について理解し、課題を的確に捉え解決策を提案してくれた。SNSの活用方法などではZ世代ならではの視点もあり、想像以上の結果を得られた」との評価がありました。

学生からは「ホテルの方々の本気の指導があったおかげで自分も意欲的に取り組めた。ホテルで大事にされている一期一会の精神を肌で感じることができ感動した」、「課題解決の手法や、社会で活躍するために役立つことなど多くのことを学んだ。発表の場もあり貴重な経験になった。社会貢献に対する関心が高まったので、今後も学びを深めたい」といった感想が聞かれ、今後のキャリア形成につながる貴重な体験となったことがうかがえました。

Society5.0時代をリードする人財育成のために地域企業と連携しながら協働教育を一層強化

本校では今後も地域企業との連携を更に深め、専攻科生向け「MIPPEプログラム」、本科生向け「MIPPEプラス」を通じて学生に多様な学びの機会を創出します。また、座学や実験、研究に加えて企業との協働教育をより一層強化することで、自己のキャリア形成と、社会的課題の解決を両立できるSociety5.0型人財の育成・輩出に貢献していきます。

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