「女子中高生 夏の学校2021」が学会誌で紹介されました!

8月8日、9日にオンラインで開催された「女子中高生 夏の学校2021」の様子が、11月10日発行の「数学通信(発行:日本数学会)」で紹介されました。
※オンライン版はこちら

本校からは、一般教養部の伊藤 昇先生が日本数学会を代表して実験・実習の講師を務め、 2年生の森 雪菜さんと山口 サラさんがTA(ティーチングアシスタント)として参加しました。また、会期中本校内に設置されたバックオフィスでは、1年生の出野 桜子さんが工作・CG体験をしました。

女子中高生 夏の学校2021とは

女子中高生が科学技術に触れ、その世界で活躍する女性たちとつながり、科学や技術に関心のある仲間や先輩とともに将来を考える機会を創出するために開催されたオンラインイベントです。
本プログラムでは、2日間のオンライン研修期間中、女子中高生が理工系の研究者や技術者、大学生・大学院生との交流を通じて、理工系進路の魅力を知る、あるいは再確認し、科学・技術の理解を深めたり、理工系に進んでみようという意思を強めることを目的としています。

 ▼女子中高生 夏の学校 公式サイト
 https://natsugaku.jp/

当日の様子

TAを務める学生が準備した工作予習動画を用いて口頭説明を行い、ザイフェルト曲面(結び目を境界とする曲面)の折り紙工作を行いました。参加者のペースに合わせて動画を繰り返し再生しながら説明をしたり、参加者と一緒に難易度が高い工作にチャレンジしたりと活発な創作活動が行われました。また、CGを使って結び目曲面の観察を行ったり、参加者自らCGアプリを動かすことで専門的な幾何学の理論を分かりやすく、理解できるよう工夫が施されました。

TAを務めた森 雪菜さんは「内容も中高生に対しては少し難しいと思われることも皆飲み込みが早く、モチベーションの高さに感嘆した。工作の授業では明るい雰囲気かつ各々のペースで取り組めていたと思う 」。山口 サラさんは「 オンライン開催ということもあり、最初は緊張感があったが、工作の時間を通して会話ができ、質問タイムには柔らかな雰囲気で色々な質問が出た。不慣れな環境にもみな対応して、充分楽しめたと思う 」とイベントを振り返りました。

▲ 浮き輪に穴が空いたものと同じ曲面を折り紙で工作

▲ Jack van Wijk先生(アイントホーフェン大学) のCGアプリを使って折り紙の曲面をあらゆる角度から観察

授業後の反響

10月9日に催された「第19回 男女共同参画学協会連絡会シンポジウム」(後援:内閣府 男女共同参画局、文部科学省、経済産業省、厚生労働省など)のウェブサイトで、当活動が紹介されました。

 ▼一般社団法人 男女共同参画学協会連絡会
 https://www.djrenrakukai.org/symposium1.html

今後の展開

当活動が茨城高専発となる10高専連携による女子会発足、また12月11日にキックオフとなる「高専女子会(2021冬:数学の巻)」の開催へとつながります。

参加希望の方はこちらのページをご覧ください。

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