Q&A

はじめに,茨城高専がどのような学校なのか,Q&A方式でわかりやすく説明します。円滑に学生生活を送るために必要な情報が書かれていますので,よく読んで理解してください。

(1)本校の概要

Q:茨城高専に入学しましたが,茨城高専の学生生活での留意点を教えてください。

A:本校は大学と同じ高等教育機関ですから,学生の主体性を重んじ,細かい規則でみなさんを縛りつけることもなく,自由でのびのびとした雰囲気です。でも,なにをやっても自由という訳ではありません。茨城高専の学生に相応しい勉学習慣と生活態度をお願いします。特に,勉学習慣で言えば,本校は理工系の学校ですから,基礎がわからなければ,その次がわかりません。低学年から毎日勉強する習慣を身につけてください。また,生活習慣では,あまり奇抜な服装等をすると,指導の対象になります。さらに,社会性・人間性を育む場としての部活動も忘れないでください。恵まれた環境の中で,部活動にも積極的に参加し,是非とも生涯の友を見つけてほしいものです。

Q:茨城高専の教職員は,どのような組織になっているのか,教えてください。

A:本校は,教員と職員によって構成されており,それぞれの組織がお互いに連携しあって学校運営を行っています。教員は,共通科目の一般教養部,専門科目の機械・制御系,電気・電子系,情報系,化学・生物・環境系に所属しています。教員は,さらにより深い専門分野を勉強する専攻科も担当します。
事務組織は,総務課と学生課があります。皆さんと直接関係するのは学生課で,そこには教務係と学生支援係(図書館棟1F),寮務・留学係(学寮管理棟),図書・情報係(図書館棟2F)の4つの係があります。中学などに比べると,事務の人も多いですが,それだけ大きい組織として皆さんの学園生活を支援する体制が整っているのです。

Q:高専の卒業後の進路と,専攻科について教えてください。

A:5年間の本科を卒業すると,準学士という称号が得られ,その後就職をする学生,大学3年に編入学する学生がいます。平成13年度から,さらにあと2年間本校で勉強して学士という大学卒業と同じ資格が得られる専攻科ができました。つまり茨城高専は,高校+大学の一貫教育コースもできたと言うことなのです。慣れ親しんだキャンパスで,大学よりも多くの実験ができ,授業料等も国立大学の半額以下と大変恵まれたコースです。平成19年度入学生から専攻科は一つの専攻「産業技術システムデザイン工学」となりました。

 

(2)年間の行事予定

Q:学校行事にはどのようなものが,いつ行われるのか教えてください。

A:本校では,学習の一環として種々の行事が計画されております。勉強以外にも充実した高専生活を過ごすためにも積極的に参加してください。主な行事を次表に示しますが,日程等は変更されることがありますので,別途配布されます行事予定表を参照してください。

 

(3)クラス編成について

Q:茨城高専のクラス編成はどのようになっていますか。

A:茨城高専では,1,2年生は混合学級という制度を取り入れており,1つのクラスに5学科の学生が均等に割り振られ,広い交友関係が生まれています。ただし1年生で6時間,2年生で8時間(平成27年度から9時間)の専門科目の授業があり,その時は学科別に授業を受けます。なお,3年生からは学科別になります。

Q:クラスとクラス担任はどうなるのでしょうか。

A:1,2年生は一般教養部の教員が担任になり,2年間持ち上がりです。原則としてクラス替えもありません。3年生からは各専門学科の教員が担任になり3年間持ち上がるのが原則です。1~3年はホームルーム(特別教育活動)が週1時間あり,これも卒業に必要な単位となります。

Q:茨城高専には転学科制度があると聞きましたが,どのようなときに認められるのですか。

A:自分の興味が変わり学科を変更したいという強い希望がある場合は先生や保護者と相談して,自分の目標が何であるのかを冷静に見つめ直してください。その上でどうしても学科の変更を希望する学生に対しては低学年に限り,転学科しようとする学科の審査を経て転学科を認められる場合があります。

 

(4)国際交流

Q:私は学寮に入りましたが,学寮にいる留学生と友達になりたいと希望しています。留学生と一緒に活動できる機会がありますか。

A:主にアジア諸国から留学生が3年生に編入学して,3年間本校で学んでいきます。寮生に限らず,積極的に声をかけて友達になってください。また,本校には留学生との交流を深める「国際交流クラブ」があります。第Ⅱ教室棟3階の国際交流クラブ室で活動をしていますので興味のある方はぜひ一度お越しください。

 

Q:先輩が学校主催の語学研修で海外に行って来たということを聞きました。私も希望したいのですが。

A:原則として夏休みの2週間2年生でオーストラリア語学研修,3年生でニュージーランド語学研修,4年生でイギリス語学研修が,ホームステイをしながら現地の語学学校に通う形式で行われています。また,フランスの国立ルーアン応用科学大学や韓国の朝鮮理工大学と学術協定を結び,両校間で学生と教員の交流を行っています。本校からは専攻科1年生数名を国立ルーアン応用科学大学へ,約10名を朝鮮理工大へ長期休業中に派遣しています。さらに,高専機構主催の海外インターンシップもあります。いずれも募集の案内が出されますので,積極的に応募してください。なお,研修・派遣は独自に募集しますので,2年生,3年生,4年生,5年生,専攻科1年生すべてに行けるチャンスもあります。

 

Q:1年間海外留学をしたいのですが,1年遅れてしまうのですか。

A:外国の学校に留学して勉強したいときは,保護者や担任の教員とよく相談してください。留学先のカリキュラム等が所定の条件を満たす場合,そこで履修した30単位までの科目が茨城高専の単位として認定され,帰国後は原則として1年上の学年に(学年が遅れずに)復学が認められます。また留学先が9月や1月などの入学でも同様に認められる場合がありますので,早めに相談してください。

 

(5)就職・進学

Q:4年生になりました。そろそろ進路を決めなくてはなりませんが,就職・進学状況と,いつごろから活動を始めればよいのか教えてください。

A:本校の就職進学状況は,年度によっても異なりますが,就職が40%程度,進学が60%程度です。就職協定の改正によって,以前に比べて活動期間が短くなっていますので,4年生の早い時期に進路を決め,その対策に十分な時間をとってください。
本校の就職状況は,求人倍率が30倍前後になるという大変恵まれた環境にあります。ただし,会社訪問などの就職活動は5年生の4月から始まりますので,4年生の後半までには担任の先生とよく相談してください。
大学3年生への編入学試験及び専攻科の試験は,5年生の5月から9月にかけて実施するところが多く,その後も場合によっては3月まで試験があります。試験勉強は早ければ早いほど有利であることには違いありません。特に英語や数学はほとんどの大学で実施されますので,日頃の積み重ねが大事です。
いずれにしてもまだ先とは思わずに常日頃から情報を得て,その対応に努力することが必要です。

 

(6)専攻科の概要

Q:先に専攻科について説明がありましたが,もう少し詳しく教えてください。

A:専攻科は単位制をとっており,2年間で特別研究・特別実験等の必修科目を含めて62単位以上修得しなければなりません。他大学等の単位も申請により16単位まで認定されます。
また,専攻科を修了するためには研究成果の学協会等での発表経験が必要です。「学士(工学)」は,大学評価・学位授与機構の審査(学修成果レポート,小論文試験等)に合格すると認定されます。学修成果レポートの提出は2年生の10月です。平成26年度専攻科入学生から,学士(工学)号の取得方法が変更される可能性があります。
専攻科の授業の多くは選択科目ですので,自分の専門にあった授業をより多く受けることができます。また,かなりの時間が特別研究に充てられていますので,密度が濃くレベルの高い研究ができ,大学生以上の実力がつきます。
就職も大学生と同等に取り扱われます。専攻科1年の秋頃からインターネット等を用いて情報を集め,自分で入社試験等の手続きをするのが一般的です。大学院への入学試験は専攻科2年生の夏休みを中心に実施されます。
なお,専攻科の教育課程は,特に後述するJABEEプログラムと関係していますので,ご留意ください。

 

(7)納付金,奨学金,変更手続きなど

Q:授業料等の納付方法等を教えてください。

A:授業料の納付は,入学時に届け出てある銀行預金口座から,口座振替で納付していただきます。口座振替日は,前期分は,4月,後期分は,10月のそれぞれ26日です。また,学生会費,旅行積立金等も,併せて口座振替で納付していただきます。期限までに納入できない場合は担任に相談し,学生課から「授業料徴収猶予願」を受け取り、手続きをしてください。提出期限は,前期:4/10,後期:9/20までです。期限を過ぎても納付されない場合は「除籍」になりますので注意してください。
平成22年度から高等学校等就学支援金制度が導入され,本校の学生1~3年生(在籍期間36ヶ月まで)は,本人の申請に基づき,公立高等学校の授業料と同額相当(1人月額9,900円)の就学支援金の支給を受けることができますので,授業料はこの金額を差し引いた額を納入することになります。なお,平成26年度入学生から、保護者(学生の親権者)の所得に応じて就学支援金の加算または、未支給となることがあります。
なお,4年生以上の学生が,家庭の事情などで授業料の納付が困難になった場合,授業料免除の制度を利用することができます。担任に相談し,学生課から書類を受け取り手続きをしてください。提出期限は,前期:4/10,後期:9/20までです。

 

Q:後援会費と学生会費を納付することになっていますが,どのような使われ方をしているのですか。

A:後援会費は,学生の福利厚生,学生の勉学と研究の助成などの事業に使われています。例えば課外活動への補助,海外語学研修の補助,芸術鑑賞会などに役立てています。入会金は,兄や姉が在籍している場合は免除になります。
学生会費は,学生の自発的な活動を支援するために使われています。たとえば学園祭(茨香祭)の開催,課外活動の支援,クラス会費などに使われています。

 

Q:奨学金を受けたいのですが,どのようなものがあるのか教えてください。

A:本校が窓口となる奨学金として,独立行政法人日本学生支援機構,茨城県奨学金等があります。
独立行政法人日本学生支援機構は,自宅通学生と自宅外通学生でその額は異なり,4年生で増額されます。4月に案内が掲示されますので,担任に相談して手続きをしてください。なお、大学等に進学した場合は,そちらを卒業した後に返済することも可能です。
(参考)独立行政法人日本学生支援機構のホームページ http://www.jasso.go.jp/
茨城県奨学金は,県の教育委員会が茨城県在住の学生に対して貸与しております。
その他,市町村,民間団体による奨学金制度もあります。応募にはそれぞれ条件があるので各自で確認してください。学校の推薦を必要とするときは,学生課に申し出てください。

 

Q:旅行積立金は何に使われるのですか。

A:旅行積立金は,主に4年生の研修旅行の費用として使います。4年生の研修旅行は学科単位で研修先が異なり,かかる費用も違ってきます。積立金は半期10,000円で入学から3年後期まで積立てますが,各個人単位で管理されていますので,余剰金が出た場合はその分をお返しします。

 

Q:住所などが変わったのですが,どのような手続きをすればよいのですか。

A:学生本人・家庭・保護者の住所が変わったときや,保証人・授業料納付者に変更が生じたときは,直ちに担任に連絡し,学生課で変更手続きをしてください。最新で正確な住所・氏名が届けられていないと,学校からの連絡に支障をきたします。また,学生本人に改姓(改名)や本籍地の変更が生じた場合は,戸籍抄本を持参して学生課で手続きをしてください。

 

(8)オフィスアワー制度について

Q:オフィスアワー制度がありますが、どのような制度ですか。

A:「オフィスアワー制度」とは,ある決められた時間帯に教員が教員室に待機し,みなさんからの質問や相談に応える制度です。平成26年度は各教員が定めた曜日の各時限目がその時間帯です。レポートの提出,授業内容についての質問はもちろん,授業履修や学校生活に関する相談なども自由にできます。是非,この制度を活用して,より充実した学校生活に役立ててください。

 

(9)ティーチングアシスタント(TA)制度について

Q:ティーチングアシスタント制度がありますが、どのような制度ですか。

A:ティーチングアシスタントとは,実験などにおいて先生の補助をする学生のことです。本校では,専攻科2年生が本科の実験の補助業務を行う場合,その学生をTAと呼んでいます。TAについて詳しく知りたい方は学生課に問い合わせてください。

 

(10)資格取得と単位認定及び受験料補助について

Q:資格取得のための受験料補助と資格の単位認定制度がありますが、詳しく教えてください。

A:本校では,学校が認めた資格を取得した場合,申請により単位が認定されます。単位の認定は,教育課程表の科目に振替ができる場合と卒業に必要な単位として認定される場合とがあります。詳しくは「特別学修の単位の認定及び茨城工業高等専門学校で修得すべき科目とみなす単位の認定に関する規則」をご覧ください。また,単位認定を希望しない場合は,資格取得後2ヶ月以内(最終学年者は,卒業(修了)1ヶ月前まで)の申請により受験料の半額が補助されます。「特別学修の単位の認定及び茨城工業高等専門学校で修得すべき科目とみなす単位の認定に関する規則別表1~別表4」の資格だけでなく,高校生以上の学力等が要求されるもので,かつ本校の教育に関連するものであれば補助の対象となります。詳細については学生課窓口でご相談ください。
資格の取得に積極的に挑戦することは,自ら目標を定めて学習する契機となるとともに,本校の教育理念,学習・教育目標の実践にもつながり,かつ自らの学力を客観的に確認できる点で有意義です。又,取得した資格が,社会へ出てから大いに役立つこともあります。是非,資格の取得に挑戦してみてください。

 

(11)その他

Q:学生生活で戸惑うことがあったら,どこに相談に行けばよいのですか。

A:どのような些細なことでも構いませんので,まず担任や学生課の窓口で相談してください。もし相談しにくい内容であれば,学生健康センター(学生相談室)を訪ねてみましょう。きっと皆さんの力になれるはずです。

 

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