学生の活動紹介

電気電子工学コース 小飼尚輝さん

 

 ボンジュール!専攻科2年電気電子工学コースを
休学し、フランスのルーアンへ留学をしております、
小飼尚輝(KOGAI NAOKI)です。留学内容は「自動
運転から始まる世界平和」をテーマに、自動運転の
研究をしております。今回は留学への道筋、専攻科
生だから出来た留学、留学資金の調達方法、外国語
を学ぶということ、今後の計画についての5点を皆様
にシェアしたいと思います。

 

 まずは下のビデオに簡単な留学の概要をまとめてありますので御覧ください。

留学への道筋
 車の世界に憧れた幼少期、高専に入学し自作電気自動車の製作、そして夢に向かってフランスへ
 

 私は幼少期から車が大好きです。そして夢は完全自動運転の車を開発し、交通事故の無い世の中に
する事です。世の中の交通事故は、ほぼ100%運転者の運転ミスによって起こるため、完全自動運転
が実現すれば交通事故は無くなります。

 完全自動運転の開発を志すきっかけとなったのは、私が中学生の時、祖父が交通事故の被害者とな
ったことです。この事故がきっかけとなり、完全自動運転の車を開発して交通事故の無い世の中にし
たいと思うようになりました。

  高専に入学後、車の基礎知識を身につけるために、有志達と0から電気自動車を製作し、車の機構・動力
の伝達の仕方・センサー類(ハードウェア)の取り扱い方を学んできました。

 そして今、完成した電気自動車を用いて夢である完全自動運転に向けた研究を行っております。しかし、
自動運転にはカメラデータの画像処理、ディープラーニングといった情報的な知識(ソフトウェア)が必
要となってきます。しかし、私は電気系の学生のため情報系に関する技術が足りませんでした。そこで、
この情報の技術を補うためにフランスに来ました。

 私の留学先の大学INSA de Rouenは自動運転に関する情報系の分野、特にディープラーニングに強く、
多くの企業と連携しながら研究を行っております。

 0から情報系の分野を学んでいるため、四苦八苦している状態ですが夢の実現のために日々努力してい
きます!

専攻科で学んだ経験が生かされているフランス留学

 今回の留学は専攻科生だからこそ出来た留学だと私は考えています。私のフランス留学は留学の中でも
「研究留学」に分類される留学です。つまり皆さんが留学と聞いてイメージされるであろう「語学留学」
とは異なります。研究留学を行うにあたっては、その分野のある程度の知識と経験、そもそもの研究の
進め方と検証の仕方を予め知っておく、また経験しておく必要があります。もし、専門分野について全く
知識が無く、研究も今まで全く経験したことが無い、さらに海外へ一度も行ったことがない、という学生
にとって研究留学は相当ハードなものになると思います。まず、研究をするどころか生活をするので精一
杯になってしまうと思います。私の場合はフランスへ来る前、本科4年から6カ国を訪問した経験がり、英
語でのコミュニケーションも出来ますが、それでもフランスの生活に慣れるまで1ヶ月半ほどかかりました。
そして今は、どこのスーパーの野菜が安いのか、どこの陳列棚で安い商品が売られているのか、まで把握
出来るようになり、生活も安定して研究の方も順調に進んでいます。

 こうした順調な生活を送ることが出来るのも、本科・専攻科での経験があったからです。海外において
は、本科4年生の時に初めてISTSというイベントで海外に行き、それからは毎年1年のうちに最低でも三カ
国以上は行くようになりました。専攻科では、海外インターンシップや交換留学、学会などで海外へ行き、
多くの人々や文化に触れてきました。研究においては、本科5年、専攻科1年で経験を積んできていたため、
フランスでも特に不自由なく研究を続けられています。こうした本科・専攻科での経験が今の自分を作り
上げ、フランスという異国の地でも活動出来ています。

 そのため、私からのアドバイスとしては、「茨城高専をたくさん使って下さい!」という事です。茨城
高専には本科一年生から海外へ行ける研修があり、年々増えています。そして専攻科まで進学することが
出来き、やる気に満ち溢れ、研究にもモチベーションが持てるのであれば、年に何度も海外へ行くことも
可能ですし、私のように留学することも出来ます。ぜひ茨城高専をたくさん活用して下さい。

留学の資金調達方法
  トビタテ留学JAPANという文部科学省の留学キャンペーンで留学の資金を賄っております。

 これは返済不要の奨学金で、毎月10万円ほど(留学地域・親の年収による)の資金援助が受けられます。
さらに、留学先・期間(最長2年)・留学内容を自分の好きなように決める事が出来ます。しかし、語学留
学のみは不可能となっており、必ず研究やインターンシップなどの実践活動を行う必要があります。詳し
くはトビタテのホームページにてご確認下さい。
トビタテ留学JAPANホームページ

 また、トビタテについて詳しく知りたい方はac17205@gm.ibaraki-ct.ac.jpまでご連絡下さい。
 (迷惑メール防止のため、@(アットマーク)を全角で表示しています。半角に直して使用してください。) 

留学で学んだ“外国語を学ぶということ”

 留学をすれば必ず外国語を話さなければなりません。では、外国語が話せるようになると何のメリットが
あるのでしょうか。例えば、英語が話せるようになればアメリカ人やオーストラリア人と会話が出来る、就
職試験で有利になる、何かカッコイイ、など色々あるかと思います。しかし、外国語が話せることによる最
大のメリットは「相手の考え方が見えてくる」という事だと思います。

 私たち日本人は母国語を日本語とし、日本の文化・歴史の中で育ちました。そのため、日本人的な思考に
基づき日本語で会話をしています。当然、アメリカ人はアメリカ的な思考に基づいて物事を考え、英語で発
言をしています。日本語、英語というどちらも言語ですが、その言語の背景には各々違った歴史・文化があ
ります。お互いの言葉のみを理解するのであれば、翻訳をすれば良いでしょう。しかし、外国の映画を見る
際に、日本語の吹き替え版を観る機会があるかと思いますが、吹き替え版は翻訳者の感じ方に依存するため、
またその国の人しか分からない様なネタがあるため、オリジナル作品とは少し違った印象を受けます。

 しかし、外国語を学べば吹替版とは違うオリジナルの良さが見えてきます。さらにその国の歴史や文化も
見えてくるでしょう。

 つまり、外国語を学ぶということは単なるコミュニケーションツールに留まらず、相手がどのような意図
でそのような発言をしているのか、という考え方まで見えてきます。これがあってこそ、本当に相手の国を
理解出来るようになると思います。(あえて意味深な感じで終わりにしておきます)

今後の私

 

 オーストラリアに留学します!

 フランス留学を終えた私は、車のハードウェア・ソフトウェアの技術を習得したエンジニアの卵となっていると思います。しかし、これらの技術を実際の車に適用し、公道を走らせる実践的な研究はまだ行っていません。そこで専攻科修了後は半自動運転の電気自動車を導入し、また最新の自動運転の研究機材を実装し、走行試験を予定しているオーストラリアの大学に入学する予定です。

 そして将来、オーストラリアの地で完全自動運転の車を開発する会社を起業し、私の開発した車で世の中から交通事故が無くなるようにします。そして、お爺ちゃんへ私の作った完全自動運転の車をプレゼントしたいです!

 そこでオーストラリア留学への準備金として、クラウドファンディングを実施しております。もし応援して下さる方がいらっしゃいましたら、温かいご支援のほど、よろしくお願い致します。

 交通事故の無い世の中を目指して!