専攻科1年生が学会で奨励賞を受賞!

専攻科1年生が学会で奨励賞を受賞!

2019年12月20日(金)に行われた,第30回日本化学会関東支部茨城地区研究交流会において,本校専攻科応用化学工学コース1年生の清浦正道さんが奨励賞を受賞いたしました。

おめでとうございます。

https://kanto.csj.jp/event/2019/06060959331110/

発表タイトル
脂肪族ポリエステル/セルロースアセテート系ブレンドの相溶性評価

著者
清浦正道、水野広祐、江川泰暢、小林みさと、宮下美晴

研究の概要

 近年、環境にやさしい材料の開発が急務となっており、例えば脂肪族ポリエステル類が生分解性をもつ高分子として注目されている。しかし脂肪族ポリエステル類の多くには熱的・力学的諸物性にいくつかの欠点があり、現状では用途が限られている。このような欠点を改善する方法の一つに“ポリマーブレンド化”がある。脂肪族ポリエステル類のブレンド対成分としては、天然多糖由来で環境適合性があり、熱的・力学的性質にも優れるセルロースエステル類が格好の対象となり得る。
 本研究では、脂肪族ポリエステルとしてポリエチレンサクシネートおよびポリブチレンアジペートを取り上げ、代表的なセルロースエステルであるセルロースアセテートとのポリマーブレンドを作製し、ブレンドの物性を支配する重要因子である異種ポリマーの相溶性について検討した。

清浦さんのコメント

初めての学外での発表で、うまく研究内容が伝えられるか不安でしたが、賞をいただくことができてとてもうれしいです。この結果を励みにして、これからより一層頑張ろうと思います。

清浦さん(右)と同じく奨励賞を受賞した澤井先生(左)

指導教員(宮下)のコメント

専攻科入学以来、計画的・継続的に実験に取り組み、コツコツとデータを蓄積する様子を見てきました。そのような努力が今回の受賞という形であらわれ、指導教員としてたいへん喜ばしく思います。研究の実施にご協力いただいた諸先生方、研究室のOB・OGの皆様にも感謝いたします。

本件に関する連絡先
茨城工業高等専門学校 物質工学科 宮下美晴
ymiya@chem.ibaraki-ct.ac.jp 
(@(アットマーク)を半角に直して送信して下さい。)

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