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本科2年生5名が科学技術研究開発を行う企業のインターンシップに参加

 9月10日(火)〜13日(金)の4日間、本校2年生の5名の学生が、加速器や核融合施設等の科学技術研究開発設備の運転保守および研究支援を行う、日本アドバンストテクノロジー株式会社(NAT)のインターンシップに参加しました。(予定では9日(月)からの5日間でしたが、台風15号の影響で日程が短縮となりました。)

 本校では、本科4年生以上でインターンシップの単位化を行っており、毎年、4年生の40〜50%の学生がインターンシップに参加しますが、本科2年生でのインターンシップ参加はあまり例がありません。今回の2年生のインターンシップ参加のきっかけは、去る6月12日に本校で実施したサイエンスセミナーにおいて、NATの常務取締役 加藤崇氏に「核融合ってなんだろう?」と題したご講演をいただいたことでした。そのセミナーに参加し、核融合研究施設をはじめとする世界最先端の技術に感銘を受けた2年生の学生が、NATへのインターンシップ参加を希望したところ、その場でご快諾いただき、本校が夏休みの上記の期間に実施することになりました。

 

サイエンスセミナー「核融合ってなんだろう?」の様子

 インターンシップでは、東海村にある大強度陽子加速施設J-PARCの概要説明、安全教育を受けたのち、J-PARCの施設内で、リレーを用いたスイッチング回路の作製やヘリウムリークディテクターを用いた配管のリーク検出作業の体験などを行いました。また、那珂市の那珂核融合研究所を訪問し、2020年度完成予定の大型プラズマ実験装置JT-60SAの見学を行いました。そこでは、昨年度まで本校で理科教員をされており、今年度からNAT社員として働いておられるディア先生との対面もありました。インターンシップ全体を通して、学生たちは熱心に取り組み、また、和気あいあいとした雰囲気であったとのことです。

 日本アドバンストテクノロジー株式会社様には、若い学生のインターンシップを受け入れてくださり、また大変貴重な体験をさせていただき、ありがとうございました。

電気回路制作

真空リーク試験

 

那珂核融合研究所にて、ディア先生を囲んで

参加した学生の感想

 私は、もとより医療分野に興味があったのですが、6月頃に行われたサイエンスセミナーで、「加速器が医療分野にも貢献している。」との説明を聞き、今回のインターンシップに参加させていただきました。医療技術をはじめとする最先端の研究に「技術者」として携われること、各人の技術を大切にしてもらえることを知り、自分の将来の視野を広げるとても良い機会となりました。
 また、一部の作業を実際に行いながら教わったり、18歳未満である程度制限はあったものの、多くの施設の見学もできたりして、充実した4日間を過ごすことができました。   


 此度参加させて頂きましたインターンシップでは、 最先端の自然科学の研究及びその支援を行う現場で、 施設の見学、現場で扱う自然科学現象についての講義及び実際に働いている方々の話を聞く事ができました。これらから、 自然科学について今まで学んできたことや新しく学んだ最先端の知識について理解を深めること、又それがどのように現場で応用されているか、 そして現場で働くにはどのようなものが必要かを知ることが出来たと思います。 特に現場の見学では、 Gyrotron等の実物や高熱伝導率の人工ダイヤモンドがもたらす現象と云った、 本やポスター等で書いてあるのは見るが、滅多に見られないものを実際に見ることができて、 実際にどうなっているか理解すると云う貴重な体験が出来ました。 又、現場の方の話を伺うと、現場には資格が無いと出来ない作業が沢山あるとの事だったので、 資格取得の重要さを改めて認識しました。


 僕は今回のインターンシップに参加してとてもよかったと思います。僕は機械・制御系に所属しているのですが、インターンシップではその専門授業でも体験できないようなことが体験でき、今まで学んだことのない分野にも興味を持つことができました。
 今回このような機会を与えてくださった企業の方々に感謝して、このインターンシップで学んだことを無駄にせず今後の勉強などに生かしていきたいと思います。


 今回のインターンシップでは、日本アドバンストテクノロジー(NAT)は研究支援業務を行う企業であることを知り、また、核融合技術、加速器技術やレーザー技術について勉強し、大強度陽子加速器施設(J-PARC)で実際に作業を体験しました。さらに、那珂核融合研究所で国際熱核融合実験炉 (ITER)に関する施設も見学しました。NATでのインターンシップは、私の興味のある分野について勉強や体験ができただけでなく、さらにその分野についてもっと興味と好奇心を与えました。そして、これから学びたいことややりたいことについて強く意識するようになり、将来のキャリアを考える上で大変貴重な経験となりました。


 私が今回のインターンシップを通して感じたことは、プロジェクトを進めるには多くの人との連携が何よりも大切だということです。研修の中で「研究施設に研究者だけいても、装置を運転する人がいなければ成り立たない。」という言葉を聞いたときに、研究とは研究者と技術者の連携があって初めてなし得るものなのだと知ることができました。
 また、J-PARCと那珂核融合研究所を見学させていただき、最先端の技術を感じることができたのと同時に、学校のすぐ近くで世界的な研究がなされていることを誇りに思うようになり、これからの学習のモチベーション向上へと繋がりました。

 

一般教養部 原 嘉昭
yohara@gm.ibaraki-ct.ac.jp
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